8/15(月) お盆で街は静か。昨日の日曜朝、久し振りに一時間半ほど歩いた。呑川緑道沿いに駒沢公園をひと回りしてきた。住宅街も人の気配がしない・・・ただ、夏の花だけが咲き誇り、朝陽に輝いて美しい。
お盆のこの季節、電力不足や放射線と東京を離れる理由には事欠かない。が、こちとらは遠出する資金も無く会社に出て夏休み。忙中の閑ならぬ、閑・閑・閑と鐘が鳴る。例年のことながら・・・。
土曜日は完全休養で一日篭っていたようなものだが、昼はソーメンと野菜天ぷらを作る。夕食には、安田川の天然鰻の蒲焼・鮎焼、イカ刺しと準備。鰻は目茶旨、炊き立てのご飯と相俟ってモリモリと喰ってしまった。それにイカ刺しもモッチリと旨味十分、ビールが進んだ。
昨日は、午後になってから会社へ。トイレの掃除と下旬にある「渡邊さんを囲む夕べ」の案内などの雑用を済ませ、お盆前最後の営業だらと誘いを受けていた、渋谷・宇田川町「奈加野」にてビール・焼酎等を・・・。何と云う清々しくも金の掛からぬ休日、庶民の鏡と云うべきか。
そんな休日明けの弁当だが、メインは家人が昨夜煮こんだチャーシューと鶏肉である。脇を固めるには何が善いかと思案するが・・・結局「野菜のオリーブ炒め・小松菜のお浸し・卵焼」となった。野菜は、ズッキーニ・セロリ・ピーマン・パプリカとなった、これにベーコンを少し加えた。
今日は、長女が休みとかで弁当は二人分でいいのだが・・・。お盆で会社の近所のお店も休みが多い(それやそうだ、魚も青物も市場は水曜日まで休みなのだ)。と思い、自分の弁当も持参することとした。
何時ものように三人前の弁当を作った。それにしても、炊き立ての飯の旨そうなこと!ホカホカに一粒一粒がふっくらと薫りなおよし、一膳食したくなる気持ちを抑えるに一苦労であった。(白水鉱泉の微炭酸水が良いようだ、勿論お米も)
夏場の食欲増進にと、自家製「梅干」を一つ載せる。これがまた鮮やかに白飯に映えて、一際食味をそそるのであった・・・。
「古賀武夫氏}
「認定NPO法人地球市民の会」の会報誌、『NETWORK TERRA』が週末に届いた。巻頭に”古賀先生の言葉を辿る”と云うコーナがある。
今号では、1993年に開催した日本・韓国・タイの中学生が参加した「第二回地球子供シンポジウム」で中学生に話しをされた言葉紹介されていた。
「・・・皆さんにお願いしたいことがあります。皆さんはこれから、いろんな仕事についていくことでしょう。どんな仕事をするにしても、その仕事を通じて、人を幸せにするということを忘れないで欲しいのです。人を幸せにしようとする中で、自分も感動し、心が震え、幸せになるのだと思います。世の中で最も偉い仕事は、人を幸せにすることです」
古賀さんが終生、青少年に伝えてきた言葉である。
「地球市民の会」創立者・会長であった古賀さんは、三年前の春に逝去された。余にも早すぎる別れとなった。こうして今、古賀さんが語ってきたこと、書かれていたものに触れると、人間「古賀武夫」の偉さ、慧眼に刮目するばかりである。