穏やかな日差しの早春の里山を歩いていると、ヤナギの花やショウジョウバカマなど常連の花々に出会います。はるか昔の中学生になった頃、都会の下町から郊外に引越し、一人で出かけた歩いて30分ほどの里山で初めてショウジョウバカマの花に出会い、非常に珍しい花に出会ったと感激した思い出が蘇ります。
ウバタマコメツキも、立ち枯れしたアカマツの樹皮下の常連です。いつごろ羽化するのかよくわかりませんが、見つけるときは蛹室の中で羽化した状態の成虫で、蛹を見かけたことはありません。成虫は、6~7月に現れるようです。
よく似た種に、前胸背板に明瞭な黒色円形の紋のあるフタモンウバタマコメツキ(オオフタモンウバタマコメツキ)がいます(「明瞭」とあっても、下の写真のコメツキにも黒色紋があるように見え、比較しないとよくわかりません)。
《ヤナギの仲間の雄花 2016/03/26》
《路傍の斜面に咲くショウジョウバカマ 2016/03/26》
《樹皮の残る立ち枯れしたアカマツ 2016/03/26》
《立ち枯れしたアカマツ樹皮下の蛹室で羽化、越冬するウバタマコメツキ 2016/03/26》
《立ち枯れしたアカマツ樹皮下の蛹室で羽化、越冬するウバタマコメツキ 2016/03/26》