昨日は啓蟄。穏やかな日和だったので、ブログの話題を探しに出かけました。でも、越冬中のものを除くと、活動している小動物は見当たりませんでした。
ケヤキの大木にまとわりついている蔓に枯葉がへばりついているので、近づいてみると、クスサンの繭でした(下の写真は、枯葉を取り除いて写したもの)。
クスサンは「年1回の発生。卵で越冬し、幼虫は4-7月に出現…7月前半頃に楕円形の固い網目の繭を作って蛹になり、9月から10月にかけて羽化する。繭は…壁面は網目状に穴が開いているので、スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる。」(『ウィキペディア/クスサン』)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%B3
クスサンは卵で越冬するようなので、この繭は、何かの理由で羽化に失敗したもののようです。繭の糸はとても丈夫で、中を確認するため手で破ろうとしましたが、破れませんでした。
《ケヤキの幹に付いたクスサンの繭(透かし俵) 2016/03/05》
《ケヤキの幹に付いたクスサンの繭(透かし俵) 2016/03/05》