何年か前に、富山市科学博物館のNさんから、「ウスバカマキリの情報があったら教えて欲しい」と頼まれていました(「薄馬鹿マキリ」ではありません)。
ウスバカマキリは、「生息が大河川の河川敷や海岸の草地などに限られ、産地・個体数とも少なく、最近では生息の確認がない」として、『レッドデータブックとやま2012』では〈情報不足〉とされています。
前回この河川敷で消波ブロックから見つけたのはウスバカマキリのものでしたが、今回見つけた3個の卵鞘は、消波ブロックのそばの転石の裏側に付いていたもので、今度こそウスバカマキリのものではないかと思いました。しかし、よく見るとコカマキリの卵鞘にも似ています。今回も、Nさんにこの写真を見てもらうと、ウスバカマキリの卵鞘と思うとの返事。夏には、この辺りを重点的に調べて、しっかりウスバカマキリの成虫を確認したいと思います。
《神通川左岸の河川敷 2016/03/04》
《転石の裏側に付着したウスバカマキリ?の卵鞘 2016/03/04》
《同上の拡大写真 2016/03/04》
《転石の裏側の窪みに付着したウスバカマキリ?の卵鞘 2016/03/04》
《同上の拡大写真 2016/03/04》