桜ケ池のそば、大きな窓越しに桜ケ池が見えるレストランで家族と食事をしていました。こんなときでも、窓の外に何かいないかと、外ばかり見ています。子育ての最中なのか、ヒヨドリが何度も窓を横切って往復しています。
「あっ、亀が歩いている‼」妻が指さす方を見ましたが、よくわかりません(生きものに関しては、いつも私の方が先に見つけるのですが…)。「そんな馬鹿な」と思いながら外へ出て探してみると、5㎝ほどのカメが枯れた芝生の上をゆっくりと歩いていました。甲羅などに土がいっぱいついているので、どこか土の中で冬眠していたに違いありません(ここは、池の水際から100m以上は離れています)。
はじめはクサガメの幼体かとも思いましたが、念のため裏返してみました。腹甲が黄色く甲板ごとに黒緑色の模様があるので、クサガメではないようです。食事中で、ほかの人の眼もあるので、急いで写真だけ採って席に戻りました。
帰宅してウェブサイトなどで調べると、どうやら外来種、ミシシッピアカミミガメの幼体のようです(『ウィキペディア(Wikipedia)/アカミミガメ』2019/05/09参照)。アカミミガメはいくつかの亜種に分けられており、日本ではそのうちのミシシッピアカミミガメがほとんどで、腹甲には甲板ごとに大型の暗色斑が入り、その斑紋が繋がる個体もいるとのことです。
《枯れた芝生の上を歩くミシシッピアカミミガメ? 2019/04/28》
《枯れた芝生の上を歩くミシシッピアカミミガメ? 2019/04/28》
《ミシシッピアカミミガメ?(腹甲の甲板ごとに大型の暗色斑) 2019/04/28》