園路沿いのエノキの若葉に、ヒオドシチョウの黒っぽい幼虫の集団がついているのに気づきました。今まで何度もこのエノキの前を通り過ぎているのに、気づきませんでした。
ヒオドシチョウの「孵化した幼虫は卵殻の大部分を残し、集団で新芽に移動し、互いに糸を吐きながら網状の足場をつくり、枝の先端のほうから根もとのほうに向かって新芽を食べていく。幼虫の集合性は終齢まで持続されるが、幼虫の集団は4齢になると分散してやや小さくなり、5齢(終齢)になると、数頭から十数頭ぐらいの小さな群れとなってかなり広いに分散することが多い」(『原色日本蝶類幼虫生態図鑑(Ⅱ)』)とのことです。ヒオドシチョウの幼虫は、エノキのほかハルニレ、アキニレ、ヤナギ類などを食べます。
この幼虫の集団はいくつかの小集団に分散しているので、4齢でしょうか。
《エノキの若葉を集団で食べるヒオドシチョウの幼虫 2019/05/12》
《エノキの若葉を集団で食べるヒオドシチョウの幼虫 2019/05/12》
《エノキの若葉を集団で食べるヒオドシチョウの幼虫 2019/05/12》
《エノキの若葉を集団で食べるヒオドシチョウの幼虫 2019/05/12》