公園のトイレの壁(天井?)に、ハラビロカマキリがとまっていました。せっかく片道30分ほどかけて通っても、最近はほとんど収穫(といっても、原則、標本作成のための採集はせず)がありません。
見つかったのはハラビロカマキリをはじめ、アマガエル、ヤモリなど虫たち捕食者ばかり。でも捕食者が集まっているということは、被捕食者が集まってきているということ。もう少し早い時間に来ればいいのでしょうか…。
最近、ハラビロカマキリを見つけると、外来種のムネアカハラビロカマキリかどうか確認するようにしています。このカマキリは、在来種でした。(見分け方:①カマのつけ根のイボが在来種は大きいものが3つあるのに対してムネアカは小さなイボが8〜10個並んでいる②在来種の胸部が縞模様であるのに対しムネアカはその名のとおり一面に赤くなっている)
我が家の庭で産卵させようとビニル袋に入れて持ち帰ったハラビロカマキリですが、帰宅して放そうと袋を破ると、ハリガネムシが出てきていました。ハラビロカマキリは、カマキリの中でもハリガネムシの寄生が多いことで知られているようです。
《トイレの壁にとまっていたハラビロカマキリ 2022/09/25》
《トイレの壁にとまっていたハラビロカマキリ 2022/09/25》
《ハラビロカマキリ(擬死)と出てきていたハリガネムシ 2022/09/25》
《ハラビロカマキリから出てきていたハリガネムシ 2022/09/25》
ハラビロカマキリを見つけると、(迷惑なことですが)威嚇のポーズをとらせたくなります。このポーズは、オオカマキリのポーズより迫力があるように思います。それに、逃げださずにいつまでも挑発に付き合ってくれます。
《ハラビロカマキリの威嚇ポーズ(見分けポイントが一目瞭然) 2022/09/25》