運動のため自転車で散歩していると、北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に大きなカマキリがとまっていました。私は、ふつうに見ただけではオオカマキリかチョウセンカマキリか、見分けることができません。
見分けるために、少し刺激して「威嚇のポーズ」をとってもらおうとしましたが、逃げて反抗してきません。仕方がないので、捕まえて別の場所で前脚の基部と後翅を確かめました。前脚の基部が橙黄色(オオカマキリは淡い黄色)、後翅の付け根が透き通った薄い褐色(オオカマキリは濃い紫褐色)なので、チョウセンカマキリでした。腹端部に産卵器がないので、♂だと思います。
《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》
《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》
《チョウセンカマキリ(後翅の付け根が透き通った薄い褐色)♂ 2022/09/17》
《チョウセンカマキリ(前脚の基部が橙黄色)♂ 2022/09/17》
《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》
参考までに、同じアンダーパスの壁で先日見かけたオオカマキリの写真です。
《オオカマキリの「威嚇のポーズ」(後翅が紫褐色、前脚基部が淡黄色 2022/09/08》
※ このブログ、カテゴリーに「植物」を設けたものの、これまでに(タイトルとして)紹介したのは「ギンリョウソウ(芽生え?)」「ヒメリュウキンカ?」「ドクダミ」の3件にすぎません。これは、動物以上に植物を見分ける自信がないのが原因の一つです。
(『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、生きものとは、動物・菌類・植物・藻類などの原生生物・古細菌・細菌などを総称した呼び方です。)
しばらく、散歩の途中で見かけた秋の植物も紹介しようと思います。
北陸自動車道のフェンスにはいろいろな蔓植物がからまっています。カラスウリもありますがキカラスウリもあります。キカラスウリは、『富山県植物誌』(1983)には「上市町以東、県東部に多」いとありますが、このあたり(富山市南部)でも増えてきているような気がします。
《キカラスウリの若い実(富山市布市) 2022/09/15》
《キカラスウリの若い実(富山市布市) 2022/09/15》