朝の5時半ころ、水遣りに庭に出ると朝焼けの雲がきれいだったので、水遣りは後まわし。自転車でいつものコースに散歩に出かけました。地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスの壁に、薄茶色の大きな蛾がとまっていました。
クスサン♀で、右後翅が少し欠けています(ビークマークbeak markでしょうか?)。触角が両櫛歯状のようなので(♂の触角は羽毛状)、♀だと思います。
ビークマークについて知ろうとウエブサイトで検索すると、Togetter(Twitterまとめメディア)の「ビークマーク備忘録」に高校時代の友だちの名前が出ていたので、メールで尋ねてみました。
返事のメールです。「ビークマークは鳥、爬虫類、コウモリなどに襲われて一部が食いちぎられている羽根のことをそう呼んでいます。本体を食われてしまうと生き延びることができないので、捕食者に襲われて生き延びた個体であることを示すマークと考えています。でも、あくまで推測にすぎません。襲われる場面を目撃し、生き延びた個体を捕獲できれば確認できるのですが、まだ、そういう機会に恵まれていません。…」(下線は、「やまぼうし」による)
《アンダーパスの壁にとまっていたクスサン♀ 2022/09/19》
《アンダーパスの壁にとまっていたクスサン♀ 2022/09/19》
《クスサン♀(ビークマークなのか?右後翅が少し欠けている) 2022/09/19》
《クスサン♀( 触角が両櫛歯状)2022/09/19》
《クスサン♀(少し刺激して後翅を開かせた) 2022/09/19》
《クスサン♀(少し刺激して後翅を開かせた) 2022/09/19》
※ 北陸自動車道のフェンスの至る所に絡んでいるノブドウの実が色づいてきました。今度は、自転車から降りて、ゆっくり歩きながらブドウトリバ(幼虫の食草はノブドウなどブドウ科植物)などの生きものを探してみようと思います。
《色づいてきたノブドウの実(富山市石田) 2022/09/18》