6月に愛犬を亡くしてから久しく利用していなかった運動公園に、天気がいいのでおにぎり弁当を持って出かけました。散歩の相棒がいないのは寂しいのですが、紅葉には少し早い公園を妻とゆっくり一周しました。
ケヤキの幹に付けられた樹名板の後ろを覗こうとして、幹を降っている大きなイモムシに気づきました。この公園でいちど見たことのあるウンモンスズメの終齢幼虫です。これから土の中もぐって蛹になり、越冬します(成虫の出現は5~9月)。
ウンモンスズメの終齢幼虫は地色が黄緑~緑色、暗赤褐色の尾角がほとんど曲がらず、全体に細かな顆粒があります。斑紋に変異があり、1・3・5・7本目の斜条に赤紫色の斑紋のあることがあります。ケヤキやハルニレ、アキニレなどニレ科樹木の葉を食べます。(『イモムシ ハンドブック』参照)
《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》
《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》
《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》
《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》
《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》
基本的に「蛾」は苦手な生きものですが、ウンモンスズメ(の成虫)はシックな抹茶色できれいだと思います。
《ショウブの葉にとまるウンモンスズメ(富山市営農サポートセンター) 2017/05/05》