やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ウンモンスズメ(終齢幼虫)(富山県総合運動公園/富山市南中田)

2022-10-28 05:29:49 | 昆虫類

6月に愛犬を亡くしてから久しく利用していなかった運動公園に、天気がいいのでおにぎり弁当を持って出かけました。散歩の相棒がいないのは寂しいのですが、紅葉には少し早い公園を妻とゆっくり一周しました。

ケヤキの幹に付けられた樹名板の後ろを覗こうとして、幹を降っている大きなイモムシに気づきました。この公園でいちど見たことのあるウンモンスズメの終齢幼虫です。これから土の中もぐって蛹になり、越冬します(成虫の出現は5~9月)。

ウンモンスズメの終齢幼虫は地色が黄緑~緑色、暗赤褐色の尾角がほとんど曲がらず、全体に細かな顆粒があります。斑紋に変異があり、1・3・5・7本目の斜条に赤紫色の斑紋のあることがあります。ケヤキやハルニレ、アキニレなどニレ科樹木の葉を食べます。(『イモムシ ハンドブック』参照)


《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》


《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》


《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》


《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》


《ケヤキの幹を降っていたウンモンスズメの終齢幼虫 2022/10/26》 

基本的に「蛾」は苦手な生きものですが、ウンモンスズメ(の成虫)はシックな抹茶色できれいだと思います。


《ショウブの葉にとまるウンモンスズメ(富山市営農サポートセンター) 2017/05/05》 

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