10月も半ば、雲にばかり気を取られていることなどもあって、紹介する「生きもの」の写真がなくなってきました。今回は、9月初旬の観察記録です。
自転車でいつものコースを散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスの壁に何か小さなものがとまっていました。
前翅が緑色、翅の外縁に太い褐色の帯があり、ずんぐりした体形のヒロヘリアオイラガです。
よく似たクロシタアオイラガは、前翅外縁の淡褐色帯が一ヶ所突き出ることで見分けられるようです。
ちょっと前までは、公園の植木などの幹にびっしりと羽化した後の繭がついていましたが、最近はずいぶん少なくなったような気がします。外来昆虫のヒロヘリアオイラガが、一時的に爆発的に増えたもののの、生息数が安定してきたもののようです。
(ヒロヘリアオイラガは、もともとは中国南部、インド、ジャワ島などに分布する南方系の種類。1960年代以降に帰化して日本中に分布を広げているそうです。)
《アンダーパスの壁にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2022/09/04》
《アンダーパスの壁にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2022/09/04》
《アンダーパスの壁にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2022/09/04》
秋の空には、ひつじ雲(高積雲)がよく似合います。いつ見ても、いつまで見ても見飽きません。何度も写真に撮ってしまいます。
《秋の朝のひつじ雲(高積雲) 2022/09/04》