尾根道を歩いていると、「ピョッ、ピョッ、ピョッ」という猛禽類の鳴き声が聞こえてきました。近くで営巣しているのかと、まだ新葉が開かず見通しのよい樹冠のあたりを注目しながら見回すと、立ち枯れしたアカマツの梢に大きな黒いものが乗っかっていました。ミサゴの巣です。ミサゴは毎年同じ巣に新しい巣材を継ぎ足して使うため、巣は巨大なものになります。
巣を間近に見ることのできる場所に移動し、しばらく様子を窺がいましたが、親鳥は巣には戻りませんでした、この日着用していたオレンジ色のヤッケが目立った所為ではないかと思います。
ミサゴは、「水界生態系の頂点に位置する特徴的な猛禽類…生息個体数の回復状況を見極める必要がある」として環境省カテゴリー、富山県カテゴリーともに『準絶滅危惧』種とされています。
《立ち枯れたアカマツの梢にあるミサゴの巣 2016/03/17》
《立ち枯れたアカマツの梢にあるミサゴの巣とミサゴ 2016/03/17》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます