ゴミ拾い休止から2週間強経ちました

　家族の強い諫めがあってゴミ拾いを休止してから、やっと2週間以上経ってくれました。たとえゴミを触っていたことが原因で新型コロナに感染していたとしても、これで発病することなく潜伏期間を無事やり過ごせたことになります。

　実は、先週月曜日の夕方、ヒヤッとしたことがありました。顔が熱っぽく感じたので検温してみたら、何と36 . 9 度になっていたのです。

　現役だった50歳代までは36 度台が平温でしたが、今の私の平温は35 度台です。37度近くになるなんて滅多にありません。なぜ、顔が熱っぽかったのか納得できました。

「いよいよ来るものが来たか！　めんどうなことになるなぁ！」

　てっきり新型コロナに感染したものと思ったのです。そうは思ったものの頭は休止状態、何をどうしたらいいのか全く浮かんで来ませんでした。

　平気でゴミ拾いをやっていた頃は、
「たとえ新型コロナに罹ったとしてもやむを得ない。その時はその時だ！」と、腹を括っていたはずですが、
いざ現実味を帯びて来たら何の足しにもなっていないのです。

　それからしばらくしてからです。隔離されたとき何を持参して行く？　ラジオは欠かせないけど預金通帳は？　着替えは何組？　など、やっと頭が働き始めた次第。

　やはり、具体的な対策を予め立てていない限り、危機が身近に迫って来たところで、心の準備など気休めでしかないこと思い知らされました。

　翌朝の起きがけ、早速検温してみたら全くの平温に戻っていました。件の日は、散歩ぐらいでも汗をかく陽気でしたので、汗で濡れた下着のまま着替えていなかったことが悪かったようです。

　ところで今回、ゴミ拾いを止めて気づかされたことがあります。人は、手で物に触らないと何もできない、という至極当たり前のことをです。

　ゴミ拾いをやっていたときは、トングを使って手で直接ゴミに触らないよう十分用心していたはずですが、それでも隙々だらけだったのです。

　マスクの着用は、世間の空気に恭順の意を示す印ぐらいにしか考えていない私ですが、感染防止には小まめな手洗いが一番頼りになること、よぉ～くわかりました。


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