ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“仲間と共に” こんな意味も

2020-03-31 06:31:36 | 自助会
 前回も述べたことですが、AAのミーティングが休止となっても夙川の教会には毎週通っています。
 休止を知らずにやって来る人に備えての “立ち番” 役というのは実は口実で、
 生活リズムを保つためというのが正直なところです。
 今回の記事は、前回投稿した記事の “つづき” みたいなものです。

 私と同じように、3月第2週から3回連続で教会に通って来た人がいました。断酒歴4年のM 氏です。先週も、私に少し遅れてやって来ました。

 その M 氏、最初は夙川の桜がどんな開き具合か見に来たなどと言っていたのですが、そのうちこう胸の内を明かしてくれました。

「いや実はね、ミーティングでいつも会っていた人の顔を見ると、なぜかホッとするんですよ。
 それで今日も、誰か来ているんじゃないかと思って・・・」。

 仲間の顔を見るだけで安心するというのは私も同じ、これは事実です。

 AAには、“仲間と共に” という言葉があります。“言いっぱなし 聞きっぱなし” のルールの下、“仲間と共に” ミーティングを続けていれば酒が止まるという経験則を表わした言葉のようです。

 元々見ず知らずの赤の他人同士が集まるミーティング。そのミーティングで語る体験談というのは何のことはない、身の上話です。

 断片的な身の上話でも、何度か聞いているうちに知らずしらず親近感が湧いて来るもの、これは自然の成り行きです。そんな中で互いに仲間意識が醸成され、そのうち顔を見るだけでも安心できるというのは尤もなのです。

「私なんかは、定年退職した人が退職後も未練がましく会社の周りをうろつくみたいなものですよ。
 身に染みついた習慣は、なかなか変えられるものじゃない。
 現役時代は、そんなバカなと笑っていたんですがね。今はその気持、よくわかりますよ。」

 私がこんなしょうもないことを言っていたら、そこにチェアの Y 氏もやって来ました。自然に、ミーティングの再開時期をいつにするかという話題に移りました。

 “密閉・密集・密接” の3密を守ってミーティングを開くなどとても無理、感染者が出たら教会にも迷惑をかける。今の新型コロナの状況からみても、4月中の再開は、まず無理だろうということで意見が一致しました。

 後は教会側の判断次第、3月一杯のつもりが4月一杯? それとも5月一杯? やれやれ先は長いようです。



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強面の仲間にゴミ拾いを勧めてみた

2020-03-27 05:58:19 | 自助会
 既報のごとく、3月一杯AAのミーティングを休むと宣言した私ですが、以来、三宮には一度も行っていません。幸い夙川の教会の方も催し物の一切が休止となっています。

 それでも夙川には毎週通い続けています。公共交通機関を使わずに歩きだけで行け、せっかく身につけた生活リズムを保つのが目的の一つですが、会場が閉鎖中とは知らずにやって来る仲間に備えて “立ち番” 役をするためでもあります。

 その3月第1週のこと、休会になったことを知らずにやって来た仲間が1人いました。50代と思われる S 氏です。今回は、その S 氏の話です。

 彼は断酒歴が1年に満たないらしく、今まで発言を求める司会者の指名にパスを繰り返すばかり、ミーティング終了まで留まったためしもありません。会の半ばにいつも献金箱が回ってくるのですが、献金をし終えると即座に退出するのも彼の流儀です。

 何と言ってもこの S 氏、黒サングラスのシュワルツネッカー似というのが第一印象です。

 つまり、エラの張った顎、薄い唇、黒いサングラス、血管が浮き出た広い額、これらが揃って凄味のある強面(こわもて)なのです。この顔に、白いTシャツ、濃紺のジャケット、デニムのズボンときますから、もはや言うことありません。

 一度チェアの Y 氏に彼のニックネームを尋ねたことがありました。「シュワさんだったかなぁ?」と間違えたぐらいで、Y 氏もシュワルツネッカー似と思っていたようでした。

 さて、やって来るなりその S 氏、薄い唇に笑みを浮かべこう切り出して来ました。
「休み? よわったなぁ! その間、開いている所どこかありますかねぇ?・・・ここ(の会場)、2週間したら再開しますか?」

 一緒にいたチェアのY 氏が、同じ教区の教会はどこも閉鎖となったのでほとんどのミーティング会場が開いていないこと、会場の再開はこれからの成り行き次第でわからないことを説明しました。私の方も、それに付け加えてこう言ってみました。

「家に一人でいたらろくなことがない。行く当てがないならどうです、私みたいに道のゴミ拾いでもやってみたら? 人には喜ばれるし、暇つぶしにはもってこい。それに、慣れてくると無心にもなれていいですよ!」

 私のこの提案に、残念ながら彼気乗りしなかったようで、「さすがにそれは・・・」と苦笑いしていました。

 無理もありません、黒いサングラスをかけた強面が道でゴミ拾いなどやっていたら、道行く人に何事かと怪しまれるのがオチです。彼はちゃんと、自分の “見てくれ” を相当意識しているようでした。

 あれからもう3週間経ちます。S 氏は日々、どう過ごしているのでしょうか? ミーティングが再開され、私が司会となったらまた彼を指名しようと思います。

 チェアのY 氏によると、サングラスを外した S 氏の目はショボかったとか。今度はきっと、彼もパスせず発言してくれるでしょう。私は今そう確信しています。



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“空白の時間” 最近の凌ぎ方

2020-03-24 06:10:14 | 病状
 今回の新型コロナウイルス騒動、喧しいのはマスコミばかり。感染拡大抑止のため催し物・集会の自粛を呼びかける政府の要請が利いたのでしょうか、世の中微妙に静かです。

 私の住む市では、急遽休校となった小・中・高生の通学姿が見えなくなった以外、道を行き交う人にさして変化は見られません。毎日通う市役所でも、訪れる人の数はさほど変わってないようです。

 ただ、市内に感染者が出て以来、市役所ロビーで新聞を読む人がめっきり減りました。通行人もやはり減っているのでしょうか、道のポイ捨てゴミが目に見えて減っています。
(ゴミ拾いする人が急に増えたとは考えにくいのです。)

 ところで、さすがに今回はヤバイと私が感じたきっかけは、北海道で感染者が急増し始め、しかもその感染者が道内の互いに離れた地域で発生していたことでした。これでは身近に起こってもおかしくない、そう考えたのです。

 それで既報のごとく、週2回火曜・木曜の午後参加していたAAのミーティングを3月一杯欠席することに決めました。このことで苦手な “空白の時間” が発生しますが、それをどう凌ぐかが新たな課題となりました。

 午前中はいつも通りに行動することにしました。ゴミ拾いをしがてら毎朝市役所通いを続けていますし、その後市役所ロビーで新聞をじっくり読むことも相変わらずです。

 問題は昼過ぎにありました。濃厚接触の場となり得る市役所食堂を避け、昼食は自宅で、が習慣となりました。そして昼食後には、あまりTVを見ない私なのにそのままTVを見ることに。最近は「午後のサスペンス」にはまっています。

 ドラマでは、並べて中折れの携帯電話が頻繁に映るので10数年前の作品でしょうか、配役陣に懐かしい顔ぶれが並びます。さすがに主役級の女優名はまだわかるのですが、準主役級の女優名が思い出せなくて、もどかしいやらじれったいやら。

 かくて、“空白の時間” はどうにか凌いでいますが、“失われし女優の名を求めて” 悶々とした日々を送っています。
(オソマツ!

 今、地元兵庫県ではクラスターが3つも発生しています。皆様もどうぞご用心ください。



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“形から心へ” でもいい “ありがとう!”

2020-03-20 08:00:51 | 雑感
「いつもいつもキレイにしていただいて、ありがとうございます!」。

 道でゴミ拾いをしていると、見知らぬ方からよくこう声が掛かってきます。ただ “ありがとう!” 、とだけ言って通り過ぎていく人もいます。

 この一声だけで、たとえ歩き疲れて足が重くなっていても、もうひと頑張りしてみようという気になるから不思議です。
「いやいや、大したことはしていませんよ」。
大抵、私はこう応えることにしています。

 “ありがとう!”  世のため人のため、自分自身のためにしてくれる善意に、本来、誰もが口にすべき感謝の言葉のはずです。

 こんなに短い言葉だから、たとえ感謝の気持ちがさほどなくても気楽に声掛けできますし、受取った方も悪い気はしません。

 見知らぬ者同士、朝~夕に交す挨拶と同じようでチョット違う “ありがとう!”。言う方も言われた方も思わず笑顔になってしまいます。

“ありがとう!” こう声を掛けてもらえる機会が多くなった私は、ギスギスした世の中、トゲトゲしくなった人の心を和ませてくれる潤滑油だと実感しています。

 “形から心へ” でもいい、あなたももっと気楽に声掛けしてみたらいかがでしょうか?



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“正しく恐れよう” 病院のパンク

2020-03-17 06:03:43 | 世相

 連日のニュースは新型コロナウイルス関連ばかり。これまでの政府発表が、下手に不安を煽らないよう奥歯に物が挟まった言い方だったため、その方針と説明に却って不安を募らせていたのではないでしょうか?

 なぜ、ドライブスルー(ワンストップ)方式のPCR検査を可能にして受診機会を拡大させないのか?
 なぜ、感染者のピークの時期を遅らせ、ピーク時の人数も低く抑えようとしているのか?
 なぜ、軽症者には自宅待機を勧めているのか? これらの疑問が湧くのは自然ですし、その説明がわかりにくかったのも事実でした。

 NHKによれば3月17日現在、国内(クルーズ船乗船者とチャーター便帰国者を含む)で判明している感染者数、退院者数、死亡者数の累計は、それぞれ1547名、622名(40 . 2%)、35名(2 . 3%)だそうです。


 これだけのデータが集積されて来たので、8割は軽症者であること、8割は他に感染させていないこと、退院(陰転確定)まで6日以上かかり長引くこと、という特性も明らかになって来ています。

 どうやら、医療機関側の受け入れ体制(隔離用病室・ベッド数や人工呼吸器など)についても、大方調整できる目途がついたようです。

 そして、待ちにまった『緊急事態宣言』を出せる改正特別措置法が可決・成立(14日施行)しました。最悪の場合、たとえ大都市でも都市ごと封鎖・隔離することが可能になったわけです。

 これで少し肩の荷が下りたのでしょうか、政府も少し本音を明らかにし始めたように思います。

 政府が最も恐れていることは何か? ずばり、それは病院のパンク(医療崩壊)だと思います。

 つまり、検査体制を拡充してウイルス陽性者を炙り出せたとしても、無症状者や軽症者までが病院に殺到し、その結果、患者で溢れた病院が機能不全に陥ってしまう最悪の事態のことです。

 医療崩壊ともなれば、他の病気で助かるはずの病人も助けられなくなってしまいます。政府は、当初からこれを最も恐れていたようなのです。

 新型コロナウイルス肺炎は新興感染症ですから、予防薬(ワクチン)も治療薬もありません。感染拡大を防ぐにも、感染者を隔離するしか他に手段がないのです。

 しかも、隔離用病室・ベッド数には限りがあり、重症者を収容するだけで手一杯、正直、症状のないウイルス陽性者まで収容できる余裕などないはずです。

 溢れかえった患者で混乱した医療現場、応急で建てたプレハブの隔離病棟、これらを映し出した武漢の映像はまさに医療崩壊そのものでしたし、感染が拡大したイタリアでも医療崩壊が現実のものになっているようです。

 日本が、いつ医療崩壊になるとも限りません。今こそ、

 ○ 密閉空間を避ける
 ○ 人の密集を避ける
 ○ 近距離での会話・発声を避ける
 ☆ 事あるごとに手指の洗浄・消毒を励行する

これらを、私たち一人ひとりが精一杯守って感染の拡大阻止に協力しなければ! 以上、ボーッとしていて迂闊なヒゲジイの “気づき” でした。



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読んでいて眠くなるようならさっさと別の本に

2020-03-13 06:16:05 | 世相
 春先によくある冷たい小雨が降っていた日のことです。
 フルーツサンドの新たな調達先として最近通い始めたスーパーからの帰り道、ゴミ拾いをしながら歩いていた私の先を、傘を差した少年が一人で歩いていました。

 背丈からすると歳の頃は小学5、6年生でしょうか。サンダルを突っかけ、ジャージパンツの裾をたくし上げて太い脹ら脛を覗かせ、その後ろ姿はいかにも活発そうな少年に見えました。

 信号待ちで少年と横並びになったとき、坊主頭の彼が小声でこう呟いたようでした。

「・・・新型コロナ・ウイルスのせいで、暇で暇で・・・」。
「あぁ、学校が急に休みになったんだよね?
 ウイルスって目に見えない厄介モノだから、しょうがないよね。
 こんなときこそいい機会だから、じっくり本を読むのもいいよ」と、私。
「・・・家には本が一杯あるから、
 ・・・今、『白鯨』を読んでいるんです」と、少年。
「ほぉ、それは感心、感心!
 ゲームなんかするよりよっぽどいいよ!」
とは言いながら、確か『白鯨』って、分厚い文庫本の長編小説だったような? そんな程度しか思い出せなかった私はこう続けました。
「まぁ、読んでいて眠くなるようなら(それを止め)、
 さっさと別の本に変えて読んだらいいよ。・・・」。

 間もなく少年の自宅マンションの前に着き、別れ際に彼はこう言ってくれました。
「ゴミ拾い、頑張ってください!」

 少年に言ったことは私の読書の流儀であり、私の本音です。

 私が若かった頃、知識人と言われた人々には難解な書物をありがたがる風潮がありました。彼らに感化され、私も難解な書物に何度か挑戦したこともありましたが、悉く討ち死にしたという苦い経験があります。

 こんな苦い経験をした後、私はこう結論を下しました。読んでいて眠くなる書物の多くは、書き手が十分咀嚼してないことを書くからであって、決して読み手の読解力不足のせいだけではない、と。

 ところで、家に帰って調べてみたら『白鯨』は結構難解な長編小説らしいと知りました。

 私が小学校高学年の頃に読んだ本で、今でも記憶に残っているのは『フランダースの犬』、『十五少年漂流記』、その後に読んだシャーロック・ホームズの大方全シリーズぐらいでしょうか。

 そんなわけで当時の私は、冒険小説とは言え、『白鯨』のような本格的長編小説を読んだことがなかったのです。が、少年に場違いなことを言ったわけでもなかったので、正直ホッとしています。



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おばさんに難題を課せられた?

2020-03-10 06:15:43 | 雑感
「い~ぃ? 歳を取らないようにネ!」

 このところずっと心に引っかかっている言葉です。東屋のある公園で、ある一人のおばさん(お婆さん?)から別れ際にこう命令されました。

 このおばさん、歳のころは90近くでしょうか? シルバーカーを押していましたが、こざっぱりした身なりで髪も後ろできちんと結っていました。

 中でも婦人物の黒い中折れ帽がなかなかオシャレでした。自分が置き忘れたその帽子を無事、東屋のベンチで見つけられたので、いかにもホッとした様子でした。

 帽子を置き忘れた人が一体どんな人物か興味津々だったので、私の方から声をかけました。

「やぁ、おばさんのでしたか?! よかったですね」。
「あぁ、どうも! いつもいつもゴミ拾いをしていただいて、ありがとうございます」と、おばさん。

 近くの市営住宅に住んでいるという彼女は、自宅前の歩道でゴミ拾いをしている私をよく見かけていたらしく、こう言葉を継ぎました。 

「わたしもね、娘からよく言われてるんですよ。
 家にジッとしていないで何かしなさいよ、とね。
 でも足腰が弱くなって、こうしてシルバーカーを押しながら出歩くぐらいが精一杯。ご覧のように物忘れもヒドくてネ(笑い」。
「それでいいと思いますよ。外を出歩ける内はまだまだ大丈夫ですよ!」と、私。

 その後の別れ際に言われたのが上の言葉でした。いくら “歳を取らないように” と命じられても、言われた方の私にしてみれば、自然の摂理に刃向かうことになるのでむずかしいのです。

 “歳を取ると、足腰が立たなくなるから?” “物忘れがヒドくなるから?” “いっそのこと早く死んだ方がマシだから?” 

 単なる言い間違えとは思うのですが、ありのままに受取ってみれば結構おもしろい言葉です。話し好きで老いの暗さが微塵もないおばさんでしたので、今だに彼女の真意を計りかねている私です。

 ひょっとしたら、 “今が一番なんだから変に歳を取らないように” だったのかもしれません。


  **************************************************************
 ここ阪神地域の春の風物詩、イカナゴの新子漁が先週の6日で今季の漁を終えました。休漁日を除いて実質5日間で幕を閉じたことになり、漁期は過去最短だったそうです。

 近くのコープで警備員をやっている兄(あん)ちゃんによると、今年の新子はキロ4000円超。それでも買い求める人は多く、漁最終日となった6日も10人ほどの人々が店内で列を作って昼網の入荷を待っていました。

 もちろん我が家には、こんな高額なものに手を出す余裕などありません。以上、ご参考まで。



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ゴミ拾いに住民からクレイムが?

2020-03-06 06:07:17 | 世相
 先日、東屋のある公園でゴミ拾いをしていたときのこと。いつものように吸い殻や空き缶などを拾っていたら、公園に面した緑道を南の方から二人連れのご婦人が歩いて来るのが見えました。

 ご婦人たちは、私よりやや年下と思われ、新興宗教の勧誘でもしているような雰囲気がありました。一人が建て替えたばかりの公園のトイレに入ったとき、残ったもう一人の方が私にこう話しかけて来ました。

「いつもありがとうございます。
 道のゴミ拾いって結構むずかしいですよね?」

 何でも、阪神淡路大震災のあった時、彼女は一時期大阪に移り住んだことがあったそうです。

「移った直ぐ近くにマナーの悪い町内がありましてね。
 ガラス瓶の欠片が道に落ちていても放ったらかし。
 そんな道で子ども達が遊んでいたんですよ。
 これじゃアブナイと思って、ゴミ拾いをやったんです。
 そしたら、『よそ者は余計なことをするな!』と、
 そこの住民からクレイムがついて・・・。それで止めることに・・・。」と、彼女。

「それは災難でしたね!
 まぁ、あり得る話で、結構、住民には気を遣いますよね!」
私はそう相づちを打ち、さらに続けて、
「私は原則、歩道のある公道だけ(ゴミ拾いを)やっています。
 路地のような町内の道ではやりません。
 町内のことは町内でやるべき、というのが私の考えなんです。」

「あぁ、やっぱりネ?!」と、彼女。
「ベンチに腰掛けている人の足もとにゴミがあっても、決して小言など言わないことです。
 精々挨拶ぐらいにして、黙ってやることにしています。」

 私の話に十分納得したようで、彼女はこうも言っていました。
「今は、こっちでマンション住まいなんですが、
 住民同士がグループでご近所のゴミ拾いをやっています。」
「それじゃ、おしゃべりに夢中になりませんか?」
「それは多少は・・・、
 だけど住民同士の親睦にもなりますから、いいですよ!」

 そこにトイレに行っていた連れの方が戻って来たので、お二人は再び緑道を歩いて行きました。

 ゴミ拾いに住民からクレイムがつく? 滅多にないことですが、恐らく作業中、腹立ちまぎれに何か呟いていたのかもしれません。私もこの点だけは十分心しています。

  ****************************************************************
 ついでですが、この公園の建て替えとなった新築トイレについてご紹介しておきます。

 工事計画を見たときは、建坪10数平米と狭かったので一体どんな作りになるのか興味津々でした。が、完成してみたら画期的な構造を持つトイレとなっていました。

 小用便器は廃止して男女それぞれの個室を多機能とし、床下には貯留槽を設けてあって、水道が止まった災害時でもトイレが使用できるよう工夫されています。

 つまり、貯留槽のマンホールの蓋を開けたら災害時の臨時トイレに早変わりするのです。貯留槽には3500人分を溜めることができるそうです。以上、ご参考までに!

この公園とトイレについてはこちら



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AAのミーティングを3月一杯欠席することに

2020-03-03 07:14:25 | 世相
 ほぼ丸6年火曜と木曜の週2回、アルコール依存症者(アル症者)の自助会AAのミーティングにほとんど欠かさず出席してきた私です。が、先週から3月一杯出席を見合わせることにしました。

 もちろん、新型コロナウイルス感染拡大を懸念してのことです。ただし、無断欠席では時節柄マズイと思い、三宮、夙川それぞれの会場に出向いて直接チェアパースン(チェア)にその旨を伝えて了解を得ました。

 AAのルールでは、本名ばかりか連絡先も互いに明かさないのが原則です。だから、直接出向くしか他に手段がなかったのですが、あわよくばミーティング自体をしばらく休会にするよう提案するつもりでもありました。

 AAは少人数グループの集合体です。たとえグループに属していなくても、アル症者でありさえすれば誰であっても、どこのミーティング会場であっても出席は自由です。しかもミーティングは、所謂 “濃厚接触” の場でもあります。この辺りが私の懸念材料でした。

 結果、どちらの会場でもチェアは、私の欠席理由については理解してくれましたが、ミーティング自体の休会については決めかねて普段通りとなりました。チェアが共通して躊躇していたわけは次の5点でした。

 ● 他グループとの兼ね合い
 ● ミーティングを自分の居場所としている人への配慮
 ● 再開に備えて休会中の会場で誰が “立ち番” をするのか
 ● 献金なしの休会中、会場の賃貸料をどう工面するか
 ● 会場を貸している教会が閉鎖となったら休会できるのに・・・

 上の項目で “立ち番” については、少々説明が要ると思います。

 出席者の中には生活保護を受けている人もいて、ミーティング会場までの交通費も支給されているようです。出席した場合、その申請書にチェアの認印を押してもらうのですが、休会中の押印当番を “立ち番” と呼んだようです。

 また、上述したようにAAにはメンバーの個人情報はなく、急に決まった休会を連絡しようにもその連絡網がありません。

 各グループの閉鎖・休会などの情報は、関西地方なら関西セントラル・オフィス(KCO)から月1回(?)出される会報で周知させるか、各グループのメンバーが他グループのミーティングへ直接赴いて伝えるかのどちらかです。どうやらチェアの悩みは表面上こんな柵(しがらみ)にあったようです。

 ところが、チェアが決断を躊躇していた最も大きな理由は、やはり “正常性バイアス” ではなかったかと私はにらんでいます。

 明らかに危機が迫っていても身近にそれが見えない限り、“自分はまだ大丈夫” と思い込んでしまう厄介な心理状態のことです。

 5番目の項目にあるように、上からの措置・命令がない限り、これはどうにもなりません。幸いなことに夙川の教会は、政府から出された要請を受けて3月14日まで閉鎖としたようです。

 ところで今回、ミーティングへの欠席を決めたことは、回復へのプロセス上、私にとって正念場だとも考えています。

 ミーティングを欠席することは “空白の時間” を意味し、ここ1ヵ月間その苦手な “空白の時間” をどうやって埋めるかが大問題なのです。それを救うのは “ゴミ拾い”、これしかないだろうと覚悟を決めています。

 最後に、出席するのも欠席するのも自己責任という意見も中にはありました。こんな見当違いをする人もいるから、世の中ややこしいのです。



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