ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

私の胸痛って、こんなもの(上)

2022-03-30 07:24:59 | 老化現象

 先週に続き、今回も胸痛について少し整理してみようと思います。

 狭心症に共通して特徴的な胸痛は放散痛です。放散痛とは、心臓から離れた左肩・腕に抜けてゆく痛みというのが典型的ですが、具体的にどんな痛みかと問われれば人それぞれのようでもあります。

 私は労作狭心症を2回も患っており、1回目が19年前、2回目が10年前です。

 かつて、私が経験した労作狭心症による痛みをまとめると、次のようになります。

 ● どの程度の労作で胸痛が出始めるのか?
   出勤時の急ぎ足で普通に200歩ぐらい歩いたとき

 ● 胸痛って、どんな感じ?
   最初、ジワーッとした胸やけのような感じで始まり、
   やがて胸が圧迫される/締め付けられるような痛みとなる

 さらに痛みが進んだ場合は、心臓を鷲づかみされたような痛みと表現する人もいるようです。このレベルの痛みとなったら、冷や汗をかいて一歩も動けなくなるでしょうし、恐らく、心筋梗塞に近いのではないでしょうか。

 労作狭心症に患ってから既に10年以上も経っているので、厳密に言えばこの辺の記憶には少し自信がありません。

 さて、10年ぶりとなった今回の胸痛。ジワーッとした胸やけのような感じで始まることも、やがて胸が圧迫される/締め付けられるような感じの痛みになることも当時と同様、と考えています。

 次に、どれぐらいの労作で痛みが出始めるかについてですが、
今回も、痛みが出るときなら普通の速さで400歩ぐらい歩いたとき、
または緩い坂道なら200歩ぐらい登ったときでしょうか。

 なぜ、「痛みが出るときなら・・・」と、さもさも含みを持たせた言い方をしたのか? それには訳があります。

 正直言って今回は、同じ条件でも痛みが出ないときもあり、出たり出なかったりする奇妙な痛みなのです。出るか出ないかはどうやら、その時々の体調如何にもよるようです。

 そうそう、典型的な労作狭心症だった以前と違うところは他にもあります。それについては、次回のお楽しみということで・・・。

 

 

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またまた、過去の柵(しがらみ)が・・・

2022-03-23 07:36:01 | 老化現象

 これは狭心症の再発かもと、ずっと気になっていた胸痛ですが、ここに来て妙なことになっています。

 掛かった先は尼崎にある県立病院、心臓カテーテル(心カテ)・PCIでは定評のある循環器内科です。かつて2回も不安定狭心症に罹ったとき、2回ともPCIによるステント留置をしてもらった信頼できる所です。

 “妙な” と言ったのはこうです。胸痛の原因を調べるため、定番の検査をいろいろ受けたのですが、明らかに冠動脈狭窄が原因という結果が得られなかったのです。

 コロナ禍にある現在、診断の決め手となる運動負荷心電図検査は、新型コロナ感染拡大の懸念から実施を控えているとのこと。そのため当初受けた検査は、安静心電図、心エコー、薬剤負荷心筋シンチという、運動負荷の不要な3つの検査でした。

 これら3つの検査でも結局異常ナシだったので、ついには禁じ手にしていた運動負荷心電図検査もやることに。冠動脈に狭窄があって運動負荷中に胸痛が出た場合は、虚血によるST偏位が心電図上に必ず見られるという検査です。

 さて、運動負荷としてマスター2階段昇降をやらされていた最中、件の胸痛が出ました。このため、今度こそST偏位陽性間違いなしと期待したのですが残念、これも空振りでした。

 検査で異常が見つかってない以上、経過観察を続ける以外他に手段はありません。再び、2ヵ月後に運動負荷心電図検査を受けることになりました。

 また、これも保険を掛ける意味ででしょうか、胸痛が出たときの頓用としてニトロ舌下錠も処方されました。胸痛にニトロ舌下が効いたら、それが即ち虚血がある証拠となるからです。

「そんなまどろっこしいことをしてないで、さっさと心カテでもして
 直接血管造影して見たら、冠動脈の狭窄なんて一発でわかるのに!」と、お思いの方もいると思います。

 実は私、2回目の心カテ・ステント留置をしてもらって以来、それまでなかった造影剤アレルギーになってしまいました。今では前処置をしてもらっても、造影剤を使うと即全身が痒くなってしまうのです。

 医師らの共通した見解では、アナフィラキシーショックの恐れが非常に強くなっていて、余程の確証とメリットがない限り、心カテにはなかなか踏み切れないそうなのです。

 過去の柵(しがらみ)が何かと行く手を妨げる、とはこんなことを言うのでしょうか? 服用中のバイアスピリンが食道がん手術の実施を妨げたように、今度は造影剤アレルギーがその役割を果たそうとしています。

 歳を取るとは、それだけ “しがらみ” も多くなること。今回も、“人間万事塞翁が馬” と、再び相成ってくれたらよいのですが・・・。

 

 

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“がん” は消えても放免してくれナイ?

2022-03-16 08:03:46 | 食道がん

 迂闊とは、こんな私を言うのでしょう。食道がんが消えたのはいいのですが、予後がどうなるかを聞いていなかったのです。

 化学療法後3ヵ月の経過観察での診察時、こう言われました。
「CT画像を見ると、転移先のリンパ節がやや大きくなっているかな?
 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、SCC抗原)は正常範囲内で
 変化ナシですがネ。・・・
 次回は3ヵ月後、またCT検査を受けてもらいます」と。

 この言葉のお陰で
「そうか、消えてもやはり再増悪アリなんだ!」と、やっと悟りました。

 食道がんと診断された昨年秋、原発巣近くのリンパ節に既に転移していると聞いていました。転移アリなら、完治など到底ナイものと考えていました。

 昨年の暮れ、化学療法2クール終了後「がんが消えた!」と言われ、予期せぬことにすっかり舞い上がってしまい、頭がポーッと浮かれていたようです。

 ですから、「じゃぁ、予後はどうなるの?」などと聞いてみようとは思わなかったのでしょう。

 そこで丁度良い機会と思い、“食道がん”、“化学療法”、“CR”、“予後” をキーワードに、ネットで検索を掛けてみました。

 その結果、食道がんのCR例についてまとまった疫学的調査研究などはなかったのですが、化学療法と放射線療法とを組み合わせた化学放射線療法(CRT)についての報告が2、3ありました。

 そんな報告の一部にあった次の一節が印象的でした。

「CRTは臓器を温存しつつ根治を目指せる治療法ではあるが、・・・
 CR(完全寛緩)率は62.2 %であり,さらに約半数は再増悪する
 と報告されている・・・」(太線は筆者)

 この報告は恐らく、放射線ナシの化学療法だけの場合にも当てはまるでしょう。次回の診察時は是非、この報告について質問してみようと思います。

 食道内腔の1/4~1/3を塞いでいた私の食道がん。治療前であっても食事には何の不都合もありませんでした。もちろん今もそうですし、これからも不都合がなければそれだけで十分です。

 そうであってもさすがに “がん” です、一筋縄ではいきません。一旦取り憑いたら、なかなかおいそれとは放免してくれないようです。

 ヤレヤレ、がんが消えたからと言って浮かれていてはダメ。マダマダ、先は長いぞ、シッカリせい・・・ですかネ?!

 

 

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病院通いの際は先手、先手がいい

2022-03-09 08:07:19 | 雑感

 今どきの病院通いは予約のあるのが普通。たとえ検査だけの通院でも、なおさら時間指定アリが当たり前です。

 検査が複数ある場合、本来なら検査同士がうまく繋がるような予約時間となるべきです。が、各科の都合でなかなかそうもいかないのも実情のようです。

 がん化学療法3ヵ月後の経過観察として先週受けた検査がまさにそんな予約でした。

 検査としてはX線CTと血液検査の2つでしたが、X線CTのみ13時30分の時間指定で、血液検査の方は絶食でありさえすればいつでも可というものでした。

 病院通いの長い私の経験からすれば、こんな経験則があります。
診察なら予約時間より遅くなるのが普通、他方、検査の場合なら空きが出ることがあるので固定的に考えないでよい。

 ですから予め、次のように決めて臨みました。
絶食下でなければならない血液検査の採血を早めに済ませ、その後に朝食を取った後でX線CTの検査に空きがあるのか聞いてみようと。

 そんなわけで、9時前には早くも採血が済んでいました。一先ずほっとしたのですが、そのときふと不安に囚われてしまいました。

「(果たして、X線CT前に食事を取ってよかったのか?
 検査前の注意事項に食事について注意があったような、
 なかったような?)」

 急遽、検査を指示した消化器外科の受付に行って、X線CT前の食事について尋ねてみたのですが、その結果は・・・

「普通、X線CT前の3時間は、画像に影響するため食事不可!」
見事、私の思惑はまんまと外れてしまいました。

 それでも朝食前のX線CT検査を諦めきれず、ひょっとして予約に空きがないかを聞きに放射線科の受付へ行ってみることに。

 そしたら、これも運の良いことに空きがあり、直ぐに検査してもらえることになりました。味を占めた私は、担当看護師にこう口を滑らしてしまいました。

「たとえ予約時間前でも、当たってみれば案外うまくいくものですね!」
「今日は偶々で、いつもうまくいくとは限りませんヨ!!!
 これからは絶対、予約時間を守ってくださいネ?!」と、担当看護師から釘を刺されました。

 それでもどっこい、私の経験則はしっかり生きていたのです。
“診察なら予約時間より遅れることが普通、その一方で検査の場合は、
予約の時間前でも検査可能なことが多い”。

 病院通いの際は是非、先手、先手で行動を!

 

 

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SWIFTから排除でロシアを “村九分”?!

2022-03-02 08:15:33 | 世相

 ロシア大統領プーチンによる主権国家ウクライナ蹂躙。今まさに、一人の狂人が世界秩序を破壊しつつあります。

 自国は核兵器を持つ軍事超大国なのに、NATO加盟国と国境を接するのは脅威だなどと “とち狂い”、隣国の主権を蹂躙してでも自国との間に緩衝地帯を設けようする時代錯誤な魂胆。

 しかも最近は、思い通りに侵攻作戦が進まないので痺れを切らし、核の使用をも仄めかして西側国際社会を恫喝しています。

 ただ単に、時代錯誤が甚だしいだけなのか、それとも精神に異常を来たしているのか?

 こんな身勝手な暴挙をしでかすのは、被害妄想による狂気以外の何ものでもありません。被害妄想は精神異常の典型的な症状なのです。

 こんな狂人プーチンのロシアには、ジョージア(旧グルジア)やクリミヤ半島のときのような生ぬるい経済制裁は効きません。因果応報を実感させる制裁でなければ無意味です。

 こう考えていた先週末、急遽決まったのが国際的決済ネットワーク
SWIFTからロシアの銀行を閉め出す(遮断・排除)という金融制裁。お金(金融)が “全能の神” である現代社会、その国際金融からロシアを排除するという、取って置きの奥の手です。

 ロシアにエネルギー源を依存しているドイツなど西欧諸国にとっても、返り血を浴びるのが必至の厳しい措置です。それだけに実現が危ぶまれていたのですが、よくぞ一致団結して決断してくれました。

 お金の行き来を断たれたら、関係の一切も断たれるのが必定。大規模な自然災害時の人道支援以外は、ロシアとの関係を一切断つという “村九分” までいくかもしれません。
(その昔、火事と葬式以外は一切の関係を断ったという “村八分” にあやかってみました。)

 やっとポストコロナへの出口戦略が語られ始めたというのに、かくして世界経済は厳しい冬の時代がしばらく続きそうです。

 その結果がどうなるかは、同様に国際秩序の変更を狙っている中国の出方にも大きく影響するでしょう。

 さて、核戦争なら間違いなく人類絶滅の危機となりますが、経済断絶でロシア産ズワイガニが食べられないぐらい(?)ならまだ大丈夫。

 ヤレヤレ、この程度の知識しか持ち合わせていない私ですが、・・・。

 以上、ちょっと感情的になりすぎて、頭の中を整理できないまま書いてしまいました。悪しからず・・・。

 

 

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