食道がんの経過観察として、3か月に1回診察を受けています。
先週のこと、診察室に入るとCT検査画像を見ていたK 先生がおもむろに
こう告げてきました。
「今回、右肺に転移が1か所見られます。原発巣近くで肥大していたリンパ節も
反回神経麻痺を起こすぐらい大きくなっています。
まぁ大体、余命6か月ってところですネ」と。
覚悟はしていたけれど、いざ実際にそのように言われてみると、
「こんなピンピンしているのにウソだろう!」とか、
「このところ声が少しかすれたり、喉元に少し違和感があったり
よくむせたりするのはやはりそのせいか?! 」とか、
告知を素直に受け入れられない気持ちと、ありのままに現実を受け入れようとする
気持ちがごっちゃの奇妙な心境になりました。
心に重苦しいものを持っていて、それを胸の内に抱え込んだままでいると益々、
重苦しさが大きくなるばかり。そんなときには声に出して誰かにしゃべるしか他に
方法はありません。
そう考えた私は、余命宣告されたことを思い切って、AAのミーティングで告白
することにしました。(AA:アルコール依存症者の自助グループ)
その結果は上々でした。勇気を褒めたたえ励ましてくれた仲間もいました。
そのミーティングの場で強く思ったことは、
“心に籠った重いものを手放すには、
やはり声に出して誰かにしゃべること。
そして、それを黙って聞いてもらうこと。”
お陰様で、心が大分軽くなりました。
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