ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

歩幅によく効く股関節ストレッチ

2021-01-29 06:38:36 | 雑感
 予め目標歩数を決めて実践中の歩行リハビリ。その歩行リハビリ中、私はひたすら指折り数えて歩測しています。

 これは万歩計を持っていないので当たり前のこと、その代わりコースの所々に目印を決めて歩測することにしています。

 目印にするのは、切れのいい歩数のところにある物だったり、交差点の角やマンホールの蓋、建物の入口など目立つ物だったり色々です。

 その日達成すべき目標歩数は、これら目印間の大凡の歩数を合算して決めるわけです。

 最近、それら目印間の歩数がまちまちになり、日によってその違いが大きくなり始めました。とは言っても、以前なら400歩かかっていた距離が15歩ほど少なくて済む程度の違いです。

 歩測中、数字が飛んでしまうことはよくあり、今に始まったことではありません。それとはちょっと話が違うようなのです。

 思うに原因のひとつは、目標にしていた歩数に達したら気が抜けて、その後の歩測がいいかげんになること。二つ目は、目印間の歩数が実際減少傾向にあることです。

 前者が起こるのは、決まってスーパーの入口付近なので、どうやらこれは、頭がお買物モードに切り換わってしまうからでしょう。

 後者の方は単純明快、どうやら歩幅が着実に広くなりつつあるようです。座骨神経痛やら、腰の手術やらがあって、徐々に狭まっていた歩幅が元の状態に戻って来ているのでしょうか。

 心当たりはただ一つ、最近始めた股関節ストレッチです。歩行リハビリの途中、ストレッチ用器具が置いてある公園で、試しにやってみたのが発端です。

 その公園には、高さ90 cmばかりの S 字状の平行棒があり、片脚を上げて股関節ストレッチをやっている同年配の女性もいます。

 彼女らを見て、私もやってみようかと思ったのですが、なかなか踏ん切りが付きませんでした。

 股関節が硬くて、こんな高さでは足が上がらないだろうし、たとえ上がったとしても下ろせなくなるのが見え見えだったのです。

 そんなとき、ふと目についたのが公園の周りにある植え込みでした。植え込みの盛り土は高さが50 cmばかり。ほぼ垂直な法面はタイル様ブロックで出来ています。この程度の高さなら、私にも無理なく足が上げられそうでした。

 試しに、股を開いてこのブロックの上に片足を乗せ、上げた脚を20回ほど曲げ伸ばししてみました。そして、これと同じことをもう一方の脚でも繰り返してみたのです。

 するとどうでしょう、たったこの程度のことでも私には大層きつく、股関節を広げるのに結構効いたようなのです。これが私の股関節ストレッチの始まり、歩幅改善の始まりでもありました。

 さて、以前も報告したことですが、十日戎のお参りではすっかりへたってしまった私です。一日5000歩までに制限していたときですから、さすがに7000歩超はやり過ぎ。当たり前と言えば当たり前のことでした。

 そんなことにもめげず、今も歩行リハビリを続けています。今では一日8000歩まで歩数を伸ばせています。

 何かにつけ直ぐハマリやすいのが依存症気質。へたりもせず、めげもせず継続できているのは、この依存症気質が健全なお陰かも。読者の皆さん、どうぞご安心ください。



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久々の市役所ではロビーが・・・

2021-01-26 06:22:05 | 世相
 年寄りの健康維持に必須と言われている “キョウイクとキョウヨウ“ (今日、用があって行くところがあるの意)

 その恰好な案件があったので、久々に歩いて市役所に行ってきました。もちろん、歩行リハビリを兼ねてのことです。

 久々に行ってビックリさせられたのは、北玄関直ぐにあったロビーがなくなっていたことです。

 ロビー跡は今、殺風景なパーティションで仕切られ、ドア付きの事務室にすっかり姿を変えていました。ドアには、何やら馴染みのない部署の名称も貼り付けられていました。

 昨年4月に初めて緊急事態宣言が出されて以来、新聞架は撤去され、ソファーや丸テーブル・椅子にも利用制限の紙が貼られており、見る度に利用者が激減していました。それがまさか閉鎖とは!?

 ヒマの潰しに悩む我々引退後の年寄りには、特にこのロビーは恰好の居場所でした。

 ロビーは開庁前から開いていました。早ければ早いほど新聞にありつけるので、朝早くから我先勝ちに新聞架に急行したものです。ときには目当ての新聞を巡って諍いもありましたが、それほどの人気スポットだったのです。

 行き場を亡くした彼らは今一体どこへ? そう思って先日の日曜日、図書館にも行ってみました。

 結果は想像していた通り、日曜日にもかかわらず図書館も閑散としていました。ここでも新聞架に新聞はなく、雑誌や本を閲覧中の人も数えるほどでした。

 皆さん、家にじっと閉じ籠もっているのでしょうか。これでは、“コロナフレイル”(フレイル:介護一歩手前の状態)になりかねません。

 人混みを避け、人と密に接触せずに、こまめに手指を洗ってさえいれば、感染は防げると私は信じています。ですから、一人で外を出歩くことは以前と同じ、単に歩行リハビリのためだけではありません。

 要は、群れなきゃいいのです。行き場所を失ったご同輩の皆さんにも是非、一人で外を出歩くことをお勧めします。願わくば、“コロナフレイル” などにならないよう、唯々祈るばかりです。
         *     *     *

 市役所に行ったその日は、8000歩強の往復歩数になりました。往きは抑え気味に3000歩強、帰りは遠回りの寄り道で買物をした結果、5000歩弱でした。
 “キョウイクとキョウヨウ“ の恰好な案件については、また別の機会に。


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“当たり前” の有り難さ

2021-01-22 06:18:36 | 世相
 先日、神戸方面行きの電車に乗っていたときのことです。

 途中の駅で電車が停車したと同時に、ホームで “ドスン” と物の落ちたような音が聞こえました。

 ホームが見えるドアの対面に座っていた男性客が、サッと立ち上がって電車から飛び出るや、しばらくして老女を抱きかかえるように車内に戻り、自分の元いた座席に座らせました。

 “ドスン” と落ちた音はどうやら、この老女が急いで電車に乗ろうとして転んだ音だったようです。彼女、逸る気持ちに身体が追い付けず足がもつれてしまったことが、よほどショックだったのでしょう、すっかり息が上がって返事もできない状態でした。

 件の男性はしばらくの間、「大丈夫ですか?」と、しきりに老女に声を掛けていました。ひとまず異常のないことを確認した後、彼自身は他の席には着かず、直ぐ傍らのドア側に立つことに。

 この頃になってやっと車掌が駆けつけ、運転手もドアの外まで様子を見に来ていました。無事を確認すると、彼らはそれぞれの持ち場に戻って行きました。

 一方、他の乗客の方はというと、騒々しさからチラッと老女を見やっただけで後はスマフォとニラメッコ。何事もなかったかのように静かなものでした。

 間もなく、電車が再び走り始めました。この事故での遅れは、4分ぐらいだったようです。

 この路線の各停電車は、本数が少ないとはいえ10分毎の運転です。

「年甲斐もなくあの婆さん、あと10分待てないなんて、・・・
 10分も待てば後続の電車に乗れたのに、・・・
 電車が来たと見たらつい走り出すのは条件反射。
 若い頃からの刷り込みじゃぁ、あれも仕方ないか!」私の方は、頻りにこんなことを考えていました。

 件の男性、降りた駅は私と一緒でした。少しは労いになるだろうと、思い切って声を掛けてみました。

「さっきはお見事でした! 人に触れるのさえ嫌がる今どき、
 なかなか出来ることではありませんよ」。

「ただ、“当たり前” のことをしただけですよ。何もなくて
 何よりでした」と、件の男性。サラリと、こんな言葉を口にして立ち去りました。

 普段は屁とも思わない“当たり前”。最近、“当たり前” に感謝という言葉を頻繁に目にします。

 この “当たり前” がどんなに有り難く幸せなことか! これが、今回のコロナ禍が気づかせてくれた唯一の功績なのかもしれません。件の男性、あっぱれでした。



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AAのミーティングが再び休止に

2021-01-19 07:26:29 | 世相
 またまた、自助グループAAの三宮・中山手ミーティングが休止となりました。

 緊急事態宣言が兵庫県にも発出されたのを受け、会場の貸主のカトリック教会系ボランティアー協会が2月一杯の活動休止を決めたからです。

 去年4月の緊急事態宣言のときは、確か6月に再開だったとか、今回も4月ぐらいまで休止が続くのかもしれません。

 私が再び、中山手ミーティングに出席し始めたのは去年の9月末からです。3月から出席を見合わせていたので、常連仲間とは半年ぶりの再会でした。

 久しく会っていないと、人の姿形がビックリするほど変わっていることがあります。AAの常連仲間は、ほとんどが高齢者なのでなおさらです。

 その去年の9月末、仲間と久々にミーティングで再会した際は、71歳になるT さんの老けようにビックリさせられました。

 頬がゲッソリこけ、目がくぼみ、顔全体も萎んでシワシワだらけ。どうやら持病の糖尿病が相当堪えているようです。

 その上何と、私のお株を奪うかのように口髭・顎髭を生やしていたのです。もっとも、無精髭をただ伸ばしていただけとのことですが。

 これも去年の年の瀬のこと。術後1ヵ月間の休み明けに再会した67歳の H さん、彼の歩き姿にもまたまたビックリさせられました。

 何と、腰がすっかり曲がっていたのです。歩くのにも杖が必要なほどで、痛みもそこそこあるそうです。医者は、病気ではなく単に、運動不足と老化のせいと言っているそうな。

 現役時代は大型トラックの運転手をやっていたH さん、かつては筋骨隆々だった体格も今では広い肩幅に面影をとどめるだけ。曲がった腰のせいで見る影もありません。

 自分のことは棚に上げ、かく言う私ですが、さて傍からはどう見られているのでしょう。

 69歳の今でも、気持ちだけは15歳のままと自負している私です。 が、きっと歳相応に、老いた姿を晒していることでしょう。

 仲間に「お互い元気で!」と言って別れたものの、明日どうなるかもわからないのが今のこのご時世。元気な仲間と会える日が、再び来るのかさえもわかりません。

 “今日一日を大切に” という言葉の重みを、このときほど感じたことがありませんでした。



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快食・快眠・快便は、やはり歩きが一番

2021-01-15 06:53:26 | 雑感
 7年前に酒を一切断って以来、便秘がちの体質に変わってしまいました。今回は、こんな尾籠な話です。

 コロナ禍で活動が制限され、行動範囲も狭まってからはこの傾向が強くなったようです。それでも3日以上出ないのはまれで、最低でも2日に1回はお通じがありました。

 ところが、腰の手術を受けてからというもの、この便秘が一層ひどくなりました。

 腹部への内視鏡手術でも、術後に便秘がちになるのは医者も心得ていて、術後1日目には2種類の緩下剤を出してくれました。

 それでもなかなか効果が出ず、手術前日も含めて計5日間もお通じナシの状態。ガスさえまったく出なかったので、さすがに不安で堪りませんでした。

 思い余って浣腸を希望したのですが即却下。急激な血圧低下を起こすことがあるそうなのです。トイレで失神なんて、想像するだけでゾッとします。

 緩下剤の効果がやっと現われたのは入院中の術後4日目、心底ホッとしました。

 退院しても便秘はなかなか改善しませんでした。同じ緩下剤を服用し続けていたので、辛うじてガスだけは頻繁に出ていたのですが、下腹の張った不快感で気分はモヤモヤしてばかり。術後だから少しでも安静にと、家でゴロゴロしていたのがいけなかったようです。

 ところが最近、お通じが以前の状態に戻りました。思い当たることはただ一つ、歩行リハビリを本格的に始めたことです。

 歩行リハビリは、年末から4000歩、今はさらに5000~6000歩まで伸ばしています。5000歩まで伸ばした頃から効果がハッキリ現われだしました。

 思えば以前は、座骨神経痛に悩まされながらも1日4000歩以上歩くのが普通。週に2回自助グループAAに通っていた頃には1万歩超でも平気で歩いていました。

 これぐらいの歩数を歩いていた頃は、便意もはっきり自覚できていました。恐らく、腸の蠕動運動が、歩きのお陰で活発だったのでしょう。

 それが最近は、便意がうすらぼんやりしていて気づけなくなっていたようです。この感覚の鈍さも原因の一つなのでしょう。

 快食・快眠・快便は、いずれも健康のバロメーターです。中でも快便が、私にとっては肝心要。後の二つは快便に同調してくれています。その快便には、やはり5000歩ぐらいの歩数が私には一番とわかった次第です。

 因みに、私に処方されている緩下剤は、大建中湯(漢方薬)とマグミット錠(酸化マグネシウム)の組み合わせ、食前と食後にそれぞれ1剤服用です。ご参考までに。



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十日戎と歩行リハビリ

2021-01-12 06:57:07 | 世相
 関西では新春恒例の風物詩、十日戎に行ってきました。お参り先は、戎総本社の西宮神社です。

 例年なら10日の早朝、7時過ぎにお参りすることにしていたのですが、今年は1日早い9日の朝に。

 恒例の福男選びの競走が中止になったとは言え、本戎の日は混雑するのが目に見えています。それに加えて、初詣をパスしていたので、少しでも早くと思ってのことでした。

 自宅から西宮神社まで歩いて行ったら、最短でも片道およそ4500歩、何やかやで往復なら1万歩弱ぐらいでしょうか。術後リハビリ中の身には荷が勝ちすぎると思い、行きはバス・電車を利用しました。

 さて、神社で目を見張ったのは、徹底した “3密” 対策でした。

 例年なら、阪神西宮駅から神社の表大門(赤門)までの通りという通りは全て、様々な露店がビッシリ並んで大層賑わっているのですが、今年は露店が全くありません。

 これは、神社境内の参道も同じで露店は全くなし。いつもは参拝客が群がる手水舎も、周りを幔幕で囲って使用禁止でした。

 拝殿前の中庭でも参拝客は疎らで、二拝・二拍手・一拝が余裕で出来ました。奉納マグロにも、大して人だかりはありませんでした。

 例年なら、押すな押すなの押しくら饅頭状態なのに、拍子抜けするほど静かな参拝風景だったのです。

 それでも縁起物だけは例年通り。拝殿の南向かいの外側一画に、福熊手や福箕(ふくみ)などを売っている露店が辛うじてあり、福笹は例年通り、社務所のスタッフがもの静かに売っていました。

 威勢のいい “商売繁盛” のかけ声が飛び交う、例年の賑わいを知っている私としては、場違いとも思える寂しい “えびすさん” でした。

 参拝を終えた後、行きつけの理髪店にも寄りました。実は、これも目的の一つでした。

 11月末の手術直前に散髪して以来のボウボウ状態の髪、伸ばし放題の無精髭を、そろそろプロの手で整えてもらう時期でした。久々の散髪のお陰で、少しは見栄えがよくなったような・・・。

 家に帰ってみると、妙に身体がキツかったので、すぐさま横になりました。疲れは、歩きを止めてからドォーッと来ます。

 で、この日の歩数を計算してみたら、何やかやで合計7000歩強にもなっていました。

 主なものは、阪神西宮駅から西宮神社赤門までが800歩、神社境内で600歩、神社赤門から散髪屋までが1400歩、散髪屋から阪神西宮駅までが1200歩、最寄りの駅から自宅までの帰り道が2400歩。これらが大きく貢献したようです。

 極力、歩数を抑えたつもりでしたが、さすがに7000歩強は堪えました。かつては1万歩超でも平気だったのに、手術後、家でゴロゴロしていたせいで身体が完全になまっていました。

 5000歩までに制限していた歩行リハビリですが、今週から6000歩まで伸ばすつもりでした。 が、無理は禁物。しばらくは5000~6000歩の範囲内で留めておくつもりです。



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全身麻酔で知った死の正体?

2021-01-08 06:38:08 | 世相
 コロナ禍に見舞われている現在、生に恋々とし、死に怯えてビクビクしている年寄りが結構多いと思います。

 政府の、後手後手に回る泥縄式の対応に文句ばかり。すっかり受け身の “くれない族” になりきっている年寄りもいます。自粛、自粛で外を出歩かなくなり、家で巣ごもり状態なのですから無理もありません。

 ブログにも、そんな年配者の記事が散見され、大概が大病の経験者のようです。

 しかし、こんなことを続けていたら、筋肉が廃用性萎縮を来たして一層足腰が弱くなってしまうのが必定。運動不足で便秘がちな体調も閉塞感に拍車をかけ、気分が鬱屈するばかりです。

 こんな現状では、歩けなくなって寝たきりのボケ老人が増えることでしょう。何ともったいなく、情けない限りです。

 ところで、生まれて初めて全身麻酔を経験して気づかされたことがあります。「死とはとどのつまり、こんなものかもしれない」と。

 全身麻酔で意識がなくなったら、完全に何もない無の世界に放り込まれてしまいます。

 術中の痛みに苦しんだ記憶は全くありません。そして術後、麻酔が覚めた後でも術中の悪夢に襲われたこともありません。本当に、麻酔中の記憶が何もないのです。

 以前の私は、どんなふうに死を迎えるのか、死に対して漠然とした恐怖感がありました。死の瞬間ってどんなものかにも不安がありました。大方の人が同じ思いだと思います。

 得体の知れない何かに囚われ、大層もがき苦しんだ挙げ句に意識がなくなって、それでもその苦しみを引き摺ったまま死を迎えるのではないのか? 正直なところ、死の瀬戸際にあったアル症末期のときのイメージが強かったのです。

 ところがどっこい、全身麻酔がもたらしてくれたのは、死に対するイメージの一新でした。

 全身麻酔は人工的に意識をなくすこと、意識がないとは即ち脳死状態であること、脳死状態とは何もかもが一切無になること。・・・ 死の正体がわかったら、死への恐怖感がすっかりなくなってしまいました。

 さて、生きていて意識があるということは、それだけ記憶が増えることです。その諸々の記憶こそが経験となって人生の糧になるはずです。

 意味のある記憶は、日々の行動に伴って増えるもの。一日々々の行動を振り返り、その中から少しでも明るい意味を見出して、さて明日は何をしてやろうかと前向きに考えたらいいのでは? それが誰かのためにもなるのなら、なおいいと思います。

 “人生は、きっちり帳尻が合うようにできている”。何かに付けて消極的だった私でも、そんなふうに前向きに考えられるようになりました。

 ウイルス感染は、ある意味、物理化学の世界です。“3密” を避けるとは、物理的に距離を置き、接触による化学反応を防ぐという話。人混みを避け、手指のマメな洗浄とマスク着用とを励行しさえすれば、過度に怯えなくてもいいのでは?

 私は、寝たきりのボケ老人になるなど御免です。極力、“3密” を避け、後は運に任せて一人でどんどん外を歩きまくり、意味ある記憶を精一杯増やしていくつもりです。

 もちろん、医療機関には負担をかけないように心して、です。さぁ、一緒にがんばってみませんか、ご同輩!



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術後1ヵ月が過ぎました

2021-01-05 05:45:48 | 雑感
 昨年11月末に受けた腰の手術から39日経ちました。記録を兼ねて近況をご報告しておきます。

 術後、重苦しい痛み・違和感が腰の左側に残っていたのですが、ほぼ気にならなくなりました。左脚を上げるときに決まって感じていた、股関節や内腿のスジの痛みも大分薄らいでいます。腰に巻いているコルセットも腹巻き代わり、暖かくて重宝しています。

 本格的歩行リハビリの方も術後3週目から始めたのですが、当初の2000歩コースから週に1000歩ずつ増やして、今では4000歩コースまで順調に伸ばしています。

 元旦には、往復5000歩超の初詣も無難にこなせました。これに気をよくして今日から予定通り5000歩コースに挑みます。

 ところで、主治医に胡座をかく生活スタイルは避けるべきと言われて以来、相方と静かな陣取りバトルを始めました。リビング(居間)にあるテーブルがその主戦場です。

 我が家には、居間を含め5部屋ありますが、6畳一間の自分の部屋以外は全て相方の占有状態です。別居を解消しても、息子たちが独立して以来どういうわけかそうなっています。

 そんなわけで手術前までは、6畳一間の自分の部屋に小さな座卓を置き、その上にPC、さらにその前に胡座をかいて物書きをしていたのですが、それが出来なくなりました。そこで目を付けたのが居間にあるテーブルです。

 相方は、内心憎々し忌々しく思っているでしょうが、今のところ黙認しています。 が、やはり居心地はよくありません。

 それでも黙認をいいことに、着々と実効支配を進めようと思います。これってどこかの姑息な国が、日本を相手に尖閣や竹島でやっていることのような?!



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ヒゲジイの年賀状

2021-01-01 04:49:55 | 雑感
   謹賀新年
    
    丑

  新型コロナで不自由を強いられた年が明けました。
  根比べはまだまだ続きます。
  ここ数年悩まされてきた座骨神経痛が酷くなり、
  昨年暮れに腰の手術を受けました。
  脊柱管狭窄症だそうです。
  酒を断って丸七年経ち、
  ガタのきた身体の補修も済んだので、気分一新、
  満七十歳の年を明るく生きようと思います。
          
          令和 三年 元旦
                ヒゲジイ


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