先日、放射線治療7ヵ月後の食道がん検診に行った県立病院でのこと。
再診自動受付機のところで妙なお婆ちゃんを見かけました。
私より少し年上の80代? コザッパリした身なりで顔立ちもごく普通、品のいいお婆ちゃんでした。
そのお婆ちゃん、すぐ隣の再診自動受付機にいたのですが、診察券を機械に差し込んだままジッと案内画面を見つめたままでした。どうやら、次に何をすべきかわからないようです。
その再診自動受付機の画面をチラっと見てみたのですが、
彼女のその日の予約内容(診療科、医師名、予約時間)が表示され、
後は確認ボタンに触れさえすれば即受付票が発券される状態にありました。
「(後は、確認ボタンに触れればいいだけですよ)」と、
声を掛けて上げればいいものを、私も急いでいたのでサッサと自分自身の
再診受付を済ませに掛かりました。
そしたらそのお婆ちゃん、どうやら私のやり方を見倣ったらしく、
確認ボタンに触れた後シッカリ受付票を手にしていました。
ところがです。受付はそれで済んだはずなのに、どういうわけか彼女、再び診察券を機械に差し込んでは受付票の発券を繰り返し始めました。
思い余って私が
「受付、もう終わっているでしょう?」と、彼女に指摘すると
「掛かっている科が多くてねぇ、・・・」と、もっともらしい言い訳が返ってきました。
「(えっ、複数の科を受診するため? この人、再診は初めて?
経験者なら、一回通すだけで済むと知っているハズなのに、
ひょっとして、このお婆ちゃん、認知症? ・・・)」と、
割り切れない気持ちのまま私はその場を離れました。
次に同じお婆ちゃんを見かけたのは検査用採血室で、でした。
ここでも彼女、一悶着を起こしていました。
何と、採血順を決める整理券を複数枚もっていたらしいのです。この整理券も機械が発行するもの。
自分の得意技を、またまた繰り返していたお婆ちゃんでした。
「やはりあの婆ちゃん、認知症では・・・?」やっと、そう確信するに至りました。 続きは、また次回・・・
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