ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

断酒して丸7年経ちました

2020-10-30 06:13:40 | 雑感
 本日を以て、断酒歴が丸7年となりました。飲まない生活が今では当たり前、我ながら喜ばしい限りです。

 今年はコロナ禍のせいで、アルコール専門クリニックには一月以来一度も行っていません。

 例年ならば来週、専門クリニックで継続断酒7年の表彰を受けるはずでした。コロナ禍のせいで断酒表彰例会も一時休止していたようですが、今は再開していると聞いています。それでも、表彰などもうどうでもよくなりました。

 思えば、断酒10ヵ月の頃からですが、受診しても主治医の S 先生からたまに適切な助言がボソッとあったぐらいで、いつもは血圧を測って貰って近況を報告するだけ。

 その S 先生も引退して息子さんの代になっています。教わるところ大だった教育プログラムにしても、いつからか足が遠退いてしまっています。

 どうやら、このまま専門クリニックを卒業することになりそうです。もちろん、私が再飲酒して再び抗酒剤のお世話にならない限りの話ですが・・・。

 断酒丸6年の頃のブログ記事を読み返してみたら、こんなことが書いてありました。

「自分はアル症ではないのでは?」という “大きな妄想” がたまに浮かぶことと、“空白の時間” が苦手だという二つです。これら二つは今でも同じ、相も変わらずです。

 ところで、最近やっと気がついたことは “思い込み” の強さです。

 何かにつけ決めつけてかかるなど、ものの見方・考え方が偏りがちな “認知のゆがみ” も、この “思い込み” が誘因ではないか? 今頃になって、そう思えてきました。

 何かにつけ嵌まりやすい依存気質は、この “思い込み” の強さとは直接関係ないかもしれません。 が、両者は同根で、二つが相まって協調的に働いているようなのです。

 断酒歴丸7年、70歳を前にして、またまた少しずつ課題が見えて来ました。力尽くで直せるような問題ではないので、再開したAAのミーティングを通じて少しずつ解きほぐして行こうと思っています。

 AAのルール “言いっぱなし・聞きっぱなし”は、こんなときにこそ有効なのです。



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続、“エール” でキラリと光る言葉たち

2020-10-27 06:19:56 | 雑感
 NHK朝の連ドラ『エール』、第19週の先週金曜日に再びこんな名言に巡り会えました。

  “どん底まで落ちて大地を踏みしめ
    共に頑張れる仲間がいて
      初めて希望が生まれる”

 いい言葉は、それだけで心に通じるものです。下手な説明など要らないと思うのですが、その出て来た経緯(いきさつ)を少しだけ述べておきます。

 戦時中、戦地に赴く人々への応援歌のつもりで作曲した自分の歌が、結果、彼らを死なせてしまったというに自責の念に苛まれていた裕一。しばらくは、仕事が手に全くつかない状態でした。

 その彼が、再生と鎮魂の思いで取り組もうとしたのが『長崎の鐘』です。原作者に教えを請うべく長崎の “如己堂” を訪れたのですが、原作者の永田武は自分で見つけるしかないと突き放します。

 途方に暮れていた裕一に助け船を出したのが永田の妹ユリカ。彼女の案内で巡り会えたのが、板に書かれた “どん底に 大地あり” という言葉、それと丸太4本だけで組み立てられた鐘楼の大きな鐘でした。

 板書きの言葉は、原爆被災直後に永田が奮闘した臨時救護所跡に残されていたもので、瀕死の負傷者たちに囲まれた中で生まれた言葉。大きな鐘は、被災した教会の瓦礫の中、奇蹟的に無傷で埋まっていたもので、仲間と共に力を合わせ頑張って掘り起こした鐘です。

 これら二つが裕一に啓示を与えてくれました。“希望” という言葉です。それを報告しに “如己堂” に行ったとき、永田の語ったのが上の言葉でした。そして、

「希望を持って頑張る人に、“エール” を送ってもらえんとですか?」と餞(はなむけ)の言葉もくれたのです。

 私が心を打たれたのは、“どん底まで落ちる”、“共に頑張れる仲間”、“希望” という三つの言葉のハーモニーでした。

  “どん底まで落ちる” はアルコール依存症者の “底着き” と同義ですし、後の二つもAAの “仲間と共に”、“希望” という回復に必須なプロセスに共通していると思ったからです。

 肉体的にも精神的にも “どん底まで落ち” なければ “アルコールに無力” などはわかりませんし、“共に頑張れる仲間” がいてこそ飲まないでいられるのです。そこに初めて生きる “希望” も湧いてきます。

 励ましの言葉には、やはり共通項があります。名言というのは、いつでも人生の応援歌なのですね。



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愈々、耳にも老化現象が・・・

2020-10-23 09:21:05 | 老化現象
 老化は歯、目、○○の順に進むようですが、その次に来るのは耳でしょうか。今回は、その耳の話です。

 いつぞやの我が家の食卓であったひとコマ。TVのニュースで、大阪では何かが無料化されると報道されていました。それがよく聞き取れなかったので相方に尋ねたのですが・・・。

「何が無料化されるんだって?」と、私。
「大阪では、・・・クレンが無料だって!!」と、相方。
「クレンって何?」と、私。
「ワクチンよ、インフルエンザの予防接種の。随分、耳が遠くなったねぇ?!」と、相方。

 何のことはない、ワクチンがクレンとしか聞き取れなかったのです。これはマズイことになったと思い、その後は聞き間違いがないかニュースなどを注意して聞くことにしました。

 するとあるはあるは、聞き間違いが結構あったのでメモしておきました。ほんの一部を下に挙げておきます。

 タキノトイレ ・・・・・・・・・・多機能トイレ
 キタムラ ・・・・・・・・・・・・・・三田村
 ツヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉄也(武田鉄矢)
 ショウジョ ・・・・・・・・・・・・長女
 ドウサイ ・・・・・・・・・・・・・・防災
 サツジンワザ ・・・・・・・・・・達人業
 アンメリック ・・・・・・・・・・パンデミック
 エアドネーション ・・・・・・ヘアドネーション

 この他、抗生物質のセフェム系をセキム系としか聞こえていなかったこともありました。これなど、薬学の知識がなかったら聞き間違いとはわからないままだったと思います。


 これらの多くは、話の冒頭、つまり話の文脈がよくわからない段階でのこと。最初の発声時の発音がよく聞き取れていないようなのです。愈々、私にも老人性難聴が始まったのでしょう。

 老人性難聴といったら、AAでチェアをしていた76歳の Y 氏です。50代で右耳が突発性難聴になって全く聞こえなくなり、4,5年前から左耳も補聴器なしでは会話が聞き取れなくなったそうな。

 よく知られているようにやはり子音が聞き取りにくく、聞き間違えがよくあるそうです。普通の耳鳴りなら蝉の鳴き声に似た音がするものですが、Y 氏によると、普段聞こえる音はエアコンの音に似ているそうな。

 補聴器を使っても、最初は音としてしか聞こえてこないらしく、声として聞こえだすのは一瞬後のことだとか。が、その時間差は微妙で、説明できないそうです。

 Y 氏の補聴器は、耳に合わせたオーダーメイド式の耳あな型補聴器。左耳だけで価格は35万、補聴器一つとってもこれです。老化が一層進む今後、一体いくらお金が掛かるのか見通せないと言っていました。

 “お墓の中までお金は持って行けない” とは言うけれど、お金なしでは自分で自分の始末も付けられないのが現実。

 吝嗇(けち、しみったれ)ジジイとは言われたくない私ですが、生きている内にお金を使い切るなんて以ての外。できるだけ蓄えには手を付けず、普段は年金の範囲内でやりくりするしかありません。

 人口の28 . 7%を占める高齢者、年寄りがこうなのですから、世間の需要と景気が上向かないのも “むべなるかな”、と思うわけです。



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通い慣れた病院をめでたく卒業

2020-10-20 06:52:56 | 雑感

 40代で発病した2型糖尿病ですが、62歳で断酒を始めて以来、劇的に改善しています。

 もっとも、断酒して3~6ヵ月ほどは異常に甘い物の嗜好が強く、一時
HbA1cが8 %以上まで悪化したのですが、それも経口血糖降下薬2剤のお陰で何とか改善しました。ここ4,5年は、DPP-4阻害薬1剤だけでHbA1cが6.2~6.4 %と安定しています。

 発病以来通院しているのが隣町の県立病院。その通院も今では3ヵ月に1回で済んでいます。主治医は女医のT 先生、彼女で8代目です。今回は、つい最近定期受診したときの話です。

 さて、その T 先生、HbA1cが6.2 %という検査結果を示しながら、こう切り出してきました。

「いい状態で安定しています。この状態ならご近所のクリニックでも大丈夫です。次回まででも結構ですから一度、ご近所のクリニックへの転院を考えてもらえませんか? この病院は、もっとひどい状態の患者さん向けなので、・・・」

「いつかはそう言われると覚悟していました。その場合は、近所の O 医院を考えてもいました」と、私。

「そうですか?! 先方への紹介状を書いておきますし、いざとなったらこの病院に戻って来られるようにもしておきます。勿論返事は、今ここで、でなくてもいいんですよ」と、T 先生。

 頭では十分納得しているつもりでも人の心っておもしろいもので、私は未練がましくこんな場違いなことを口走っていました。

「実は、ここの病院までは毎回歩いて来ているんですが、片道5400歩、往復で1万歩以上は歩くんです。1万歩なんて、当てもない散歩ではとても歩けませんよ。それがなくなるのがちょっと残念ですが・・・・」。

「それなら、この病院近くのクリニックでも紹介しましょうか?」と、T 先生。半ば唖然としていました。

 コロナ禍のせいで行動範囲が狭くなった上、つい最近も週1回やっていた夙川行きもなくなりました。 “キョウイクとキョウヨウ“ 先が次々なくなって愈々、閉塞感に苛まれている私です。そんな思いが、こんな場違いな発言をさせたのだと思います。

 そんな珍事があったにもかかわらず、転院話はトントン拍子で進み、めでたく県立病院通いが卒業となりました。

 いつものことですが、私のトンチンカンにはほとほと呆れ返ってしまいます。思い込みの強いせいか、はたまた老化のせいなのか? 多分、言わずと知れたウマレツキ?!



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生活習慣の中でも一番の曲者、食習慣

2020-10-16 05:57:20 | 自助会
 生活習慣、中でも食の習慣はなかなか変えられないもののようです。生活習慣病は食習慣が原因と言いますが、さもありなんと思います。

 先日、7ヵ月ぶりに神戸・三宮のAAミーティングに復帰しました。久々に再会した仲間たち、一見元気そうではありましたが、よくよく見ると随分変わっていました。

 長い外出自粛のせいで運動不足が祟ったのでしょうか、男性陣は、顔が一気に老け込んで見えました。顔全体が萎んで細かいシワばっかり目立ち、もちろん肌に艶などありません。

 皆が皆60歳以上なので、加齢が顔に現われるのは仕方ないのかもしれません。

 一方の女性陣、こちらは元々人数が少ないのですが、見るからに体型が丸々としていました。中でも H 子さん、体重が67 kgとか。一時70 kg超だったそうで、これでも5 kgほど減量できた結果だそうです。

 私の体重は 64 kg 、身長は173 cm ですから標準体重です。H 子さんは、160 cmもない身長ですから明らかに体重オーバーです。 

「夜、お腹が空いたままでは眠れなくて・・・。長い間、ミーティングに来られなかったし、ジャンカラにも行けなかったからストレスが溜りに溜まって・・・」と、H 子さん。

 同じ体型をしたチェアのY 氏が、「そうだそうだ、そりゃ辛いよね!」と、嬉しそうに相槌を打っていました。

 私にも、彼らの気持ちは痛いほどよくわかりました。

 恐らく体重増加は、大酒飲みだった頃の食習慣が戻ったからではないかと思ったからです。夜食はその一部に過ぎません。多分昼間も、口寂しさから間食していたのでしょう。

 ご存じのように、酒飲みの夕食はダラダラ続きます。それが完全に生活リズムの一部になってしまうから厄介なのです。

 この悪しき習慣は、たとえ酒を飲まなくなっても、強いストレスがかかるなどのきっかけさえあれば、たちどころに戻ってしまう曲者です。SLIP(再飲酒)しなかっただけでもまだマシで、よくぞ堪えてくれたと褒めてやりたいぐらいです。

 私が精々お勧めできることは、朝から昼間にかけての活動期にお腹いっぱい食べることです。

 特に、朝食と昼食を目一杯しっかり摂り、昼食と夕食の中間に300 Cal未満の間食なら憚らずに摂って、夕食を一汁一菜ぐらいの軽めに済ますことをお勧めします。

 そして、夜8時前に夕食を終えて10時ぐらいに寝る生活習慣がつけば、空腹で夜眠れないことも太ることもありません。

 ヒトの身体は不思議なもので、どんな環境にもよく順応してくれるからです。



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医者の下手な説明は罪作り

2020-10-13 06:58:47 | 雑感
 先月、大腸内視鏡による3回目のポリープ摘除術を受けたことは既にご報告済みですが、そのときの組織検査結果を先日、施術医 F 先生から直接聞く機会がありました。

「ポリープは全部取っておきましたよ。悪性のものは見つかりませんでした。何か他に質問ありますか?」と、F 先生。

 このときふと、長年気になっていたことを聞いてみようと思いつきました。

 6年前、初めて大腸内視鏡検査を受けたときの担当医から、「こんなの初めて見た!」と言われたことがありました。とても気になる言い方でした。

 小腸と大腸の境目にある虫垂付近に、ポリープとは違う病変が見つかったらしいのです。が、詳しい説明はありませんでした。

 2回目の大腸内視鏡検査の後、初めて “カタル” という言葉が出て来ました。それでも単に「盲腸になりかけ」という説明しかありませんでした。

 そして、しきりに右下腹が痛まないかを聞かれ、虫垂炎特有の痛みの出方も教わりました。さらに、もし痛みが出て来たら、直ぐにでも病院に来るようにも言われました。

 私としては納得できなかったので、ネットで調べてみたら、“カタル” とは粘膜に限局した炎症の初期段階のことと知りました。

 以来、この“カタル” の件がずっと頭から離れずにいました。せっかくの機会ですから、F 先生にそのことを尋ねてみようと思ったのです。

「あぁ、カタル性虫垂炎ね。今回はキレイでしたよ。全く心配ありません。
 ・・・ポリープについてはまた来年、内視鏡検査を受けていただくことに
 なります。今からでも来年の予約できますよ!」
と、F 先生。屈託のない言い方でした。

 このF 先生の言葉で、長年に渡る私のモヤモヤがやっと雲散霧消しました。

 つくづく思い知ったのは、医者の説明は正確でわかりやすいのが当たり前。患者が納得できてないようなら落第で、むしろそんな医者の説明は罪作りにもなり得るということです。

 医者の信用・信頼というのは、診断・治療の技量ばかりでなく、説明の仕方如何にもよると思いました。



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神戸行きの勘が鈍った

2020-10-09 06:01:35 | 老化現象
 しばらく電車を使っていなかったので、どうやら神戸行きの勘が鈍ってしまったようです。

 現役時代の名残からか、電車に乗るときは駅の売店で新聞を買うことが習慣になっています。連休中の祝日に、電車で神戸・元町に行く用事があり、いつものように新聞を買おうとしたら生憎、駅の売店も休みでした。

 つい、慌ててしまいました。いつもなら特急や快速電車に乗るのですが、偶々やって来た各駅停車(各停電車)に飛び乗ってしまいました。

 途中の駅で、各停電車から速い電車に乗り換えれば神戸三宮まで10分ほど早く着きます。どうせ途中の駅で乗り換えるのですから、その待ち合わせ時間に新聞を買えると踏んでのことでした。

 神戸三宮までの間、各停電車から後続の速い電車に乗り換えできる駅は順に U 駅、M 駅の2つだけ。その1つ M 駅なら、後続電車の通過待ち駅でもあるので停車時間は十分あります。が、そのホームに売店はありません。

 その一方で、1つ手前のU 駅には構内2階にコンビニがあったはずという記憶があり、その駅でも乗り換えが可能なので1つ手前の U 駅で降りることにしました。

 U駅では、後続の速い電車が着くまでの待ち合わせ時間は約5分。改札のある2階までエスカレーターを駆け上がったのですが、改札まで行ってみたらコンビニは改札外。当たり前のことなのに、記憶からすっかり抜け落ちていました。

 これが最初のヤレヤレです。こんな日は失敗が続くものです。

 神戸からの帰りは、各停電車しか停まらない駅で降りることに決めていました。

 神戸三宮駅のホームには、先発の奈良行き快速電車が発車間際にあり、走ればまだ間に合いそうでした。走り出したそのときです。
「(待てよ! 確か快速電車は、M 駅は通過で停まらなかったのでは?)」という考えがよぎりました。

 咄嗟のところで走るのを止めたのですが、快速電車はゆっくりホームを出て行きました。仕方なしに、後発の各停電車にのんびり乗ることに。またも、くたびれ損でした。

 このときの記憶は半面正しく、半面片手落ちでもありました。少し経って、大事な記憶がすっぽり抜け落ちていたことに気づきました。

 何のことはない、神戸への往路の逆ですから、乗り換え可能な駅は他に2つあるのです。M 駅の1つ先のU 駅と、さらにその先にある私の住まいの最寄り駅の2つで、どちらも快速電車が停車しますし、ホームで少し待ちさえすれば各停電車に乗り換え出来るのです。

 この三月にコロナ禍が本格化するまでの6年間、散々通い慣れた神戸行きですが、こんなドジなこともあるのですネ。トホホな一日でした。

 思い込みが強かったのか、どこか抜けていたのか、それとも単なる老化現象のせいか、いずれにしても勘が鈍っていたとしか考えられません。ヤレヤレ!



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司会へとドライドランクが誘う?(下)

2020-10-06 06:17:28 | PAWS
 今回は、前回記事の続きです。
 私は、AAのミーティングの司会など強いストレスのかかる仕事を、酒断歴の浅い人に任すべきではないと考えています。ドライドランクとして知られている情緒不安定な時期が、酒断歴の浅い人にはよく見られるからです。
 休止中のAAのミーティングの穴埋めに始めた “三人会” で、私はこの問題を話題に取り上げたのですが、・・・。


 酒断歴の浅い人が司会をしたがるのは、単に承認欲求が強い資質のせいじゃないかと主張するU 氏に対し、私はこう持論をぶつけてみました。

「ドライドランクって、実はアルコールの後遺症だろうと、
 私は思っているんですよ。」 

「アルコールの後遺症というのはおもしろいね!」と、 U 氏。

 彼の反応を受け、私はこう続けました。
「ドライドランクは、PAWS(急性離脱後症候群)に含まれる症状で、
 酔っ払いが、自分は酔っていないと言い張るように、
 実に微妙で、自覚しにくいのが特徴のようです。

 典型的な症状として、“自信過剰”、“自己憐憫”、“自己万能感”、
 “自我の肥大” などが上げられていますが、
  “自我の肥大”とか言われても、ちょっとピンと来ませんよねぇ。
 単純に、人にお節介を焼きたがること、
 それを “自我の肥大” と言うらしいんですが・・・。
 共通しているのは、精神的に非常に不安定だということ」と、私。

 私は、さらに続けて
「私が、ここのミーティングに参加し始めて半年も経っていないとき、
 Uさん、しきりに司会をやってみないかと勧めてくれましたよね?

 実はあのとき、ドライドランクの真っ只中にあって、
 精神的に不安定だと自分でも自覚していたんです。
 強いストレスのかかる司会なんて、後が怖くて、
 とても引き受ける気持ちになれませんでした。」

「へぇ、そうだったの?!」と、 U 氏。

 私は、なおもこう続けました。
「言葉の意味が頭では理解できるのに、実際はよくわかっていない、
 そんな奇妙な時期でもあったんです。
 “心の落ち着き” や “楽になった” などという言葉は、
 体感的にはチットモわかっていませんでした。

 それでもその場の空気に流され、
 すぐに人の尻馬に乗ってしまうんですね。
 今になって思うと、私と同じような経験をした人って
 結構多いと思いますよ。」

 実際私は、司会を務めた後で姿を見せなくなった人や、スリップした人を複数人知っています。

 U 氏は、これに対しこう応じてきました。
「反論するわけじゃないけど、人それぞれじゃないかな。
 ストレスに耐えられない人もあれば、
 却ってそれが自信に繋がる人もいるだろうし、・・・
 人生って、賭け(が付きもの)だよ!」

 年齢で7年、AA歴で13年先輩であるY 氏。氏のこの言葉に年の功を感じてしまいました。決めつけて掛かる私は、まだまだ青臭いのでしょう。

  “人はそれぞれ・・・”、“人生は賭け” いい言葉です。
もう一人のメンバー M 氏は結局、何も言いませんでした。

 こんな話が出来た “三人会” も先月限りで終わりになりました。卒業というのは、いつでも寂しいものです。



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司会へとドライドランクが誘う?(上)

2020-10-02 06:22:43 | PAWS
 私は、AAのミーティングの司会など強いストレスのかかる仕事を、断酒歴の浅い人に任すべきではないと考えています。

 休止中のAAのミーティングの穴埋めにと、有志の仲間3人が集まって開いている “三人会” で、私はこの話題を取り上げてみました。

「司会って、任せるのにいい時期があるんじゃないですかねぇ?」と、まず私が話を切り出しました。

 私の問いかけに即座に応えてくれたのは、もちろんチェアのU 氏でした。

「そうとも言えるし、そうでないとも言える。
 司会をやらせてくれって言ってくる人、
 断酒歴の浅い人に結構いるのよ。
 そんな人にはやらせることにしている。
 アル中って元々、オレがオレがって
 目立ちたがりのタイプが多いからねぇ~」と、 U 氏。

「目立ちたがり? それって、ドライドランクそのもの
 じゃないですか!」と、私。 

「実際のところ、ドライドランクってよくわからないっていうのが本音。
 だけど、人に認めてもらいたいっていう欲求、つまり承認欲求ね、
 アル中って、元々それが強い人種だからじゃないの?
 そんなふうに私は思っている」と、 U 氏。

 これはいい機会だと思って、私の持論を述べてみようと思いました。もちろん、断酒後に散々悩まされて来た急性離脱後症候群(PAWS)についてです。

 ですが、いきなりPAWS ではU 氏には馴染まないと思い、馴染みのあるドライドランクに絞って話すことにしました。
 この続きは次の機会に。


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