ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

再び、e-Taxについて

2023-02-22 07:09:13 | 雑感

 私にとって “遊ばれる” と言った方がピッタリのe-Tax。悪戦苦闘した結果、私が学ばせられたことをもう2つだけ追加します。

 ● 申告が受理されたことの確認はメッセージボックス
 ● 申告は何度してもOK、先のものに上書きされるだけです

 先ずひとつ目は、メッセージボックスの役割について。

 初めて、e-Taxで確定申告したとき、必要事項をすべて入力し終わって [申告する] をポチッとクリックしても一切反応ナシ。申告が受理されたか否かサッパリわかりませんでした。

 そのとき税務署から教わったのはメッセージボックスの役割です。もし受理されたか否かわからないときは、このメッセージボックスを開けば確認できることを知りました。

 ふたつ目は、e-Taxでの確定申告は何度繰り返しやってもOK、と言うことです。

 前回の記事で、医療費控除の申告に高額療養費給付金(以下、給付金)を組み入れる方法について述べました。

 その際に白状してなかったのですが、実はその前に一度、給付金ナシの確定申告をイタズラ心でやっていたのです。

 さすがに良心が咎め、給付金を正規に組み入れた医療費控除を再度申告してみました。すんなりいったので、まさかと思いメッセージボックスで確認したら受理されていました。

 これはマズイことになったと思い、先に申請した確定申告を削除できないか税務署に相談してみたのです。

 そしたら何と、 “ノープロブレム” の返事だったのでビックリしました。

 何でもe-Taxでなら、後から申告した内容は、先に申告したものの上に上書きされるのだそうで、まさしくケガの功名だったのです。

 ところで、自己負担した医療費から給付金分11万円余を差し引いても、控除対象の医療費としてはまだ19万円ほどの金額が残っていました。

 そして、肝腎の還付金の方は、1万円ぐらい少なくなって戻って来るようです。以上、ご参考までに。

 

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また一つ学ばせられた、e-Tax

2023-02-15 07:54:03 | 雑感

 今年も確定申告の時期になりました。私も、ここ2、3年はe-Taxで申告しています。
申告する度に一悶着あるのがe-Tax。今年もまたトラブルに見舞われました。

 今回トラブったのは、高額療養費給付金(以下、給付金)を医療費控除の申告にどう組み込むかです。

 市役所から受け取っていた給付金は総額で11万円ほど。結構な金額なので、自己負担した医療費から給付された金額を差し引かねばならなかったのです。

 たったこれしきのことですが、領収書ベースで入力しようとしてたちまち立ち往生してしまいました。

 なぜ、立ち往生? データ入力画面には、次の3つの欄(実質4項目)が表示されています。

 ○ 診療・治療を受けた方の氏名欄
 ○ 病院・薬局など支払先の名称欄
 ○ 金額入力欄
   A:支払った医療費の額

   B:支払った医療費のうち生命保険や社会保険などで
    補填される金額

 上記項目は、いずれも一見してわかりやすく、間違いようがなく見えます。

 ここでお復習いですが、給付金というのは市役所から月毎に給付されるお金であって、複数の医療機関に支払った金額の合計から自己負担限度額超過分を月毎に算出して支給されるものです。

 つまり、給付金は特定の医療機関に振り分けできない性格のお金ですから、医療機関毎の入力画面には給付金を入力できる場所はどこにもないわけです。

 困った私は早速、税務署に電話してどうすべきか相談したのですが、・・・。

「入力画面の一番下のB項に、補填というところがありますから、
 そこに給付された金額を入れてください」と、応対してくれた税務署の係官。

「給付金は個々の医療機関の限度額超過分ではありません。
 かかった医療機関全部の限度額超過分を合算したものですから
 特定の医療機関分として入力するのは無理ですヨ」と、私が抗弁してみたところでその係官

「残念ですが、補填のところしかないんです。
 テキトーに案分して入れてください。」にべもなく、
この一点張りでした。

 私の方も、入力画面を見ながら電話したわけでもないので、今一、抗弁も理解も納得もできないまま電話を終えることになりました。

 考えに窮した挙げ句に、ヤケクソで私の採った方法は「結果良ければ・・・」の類い。

 給付金の総額をいくつかに小分けして支払額以下の金額にし、それらを補填金として支払額の多い医療機関にそれぞれ配分するという方法でした。

 やってみたら大当たり、給付金を差し引いた医療費をメデタク申告できました。まさに、“結果良ければすべて良し” を地でいけたのです。

 それにしてもe-Tax、まだまだ工夫・改良の余地がありそうです、ネ。

 

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72回目の誕生日

2023-02-08 09:10:27 | 雑感

 今年も立春を迎え、私は72歳になりました。私の誕生日は「鬼は外~」の節分の翌日なのです。

 一昨年の九月、ステージⅢの “食道がん” が見つかったときには正直、72歳の誕生日を迎えられるなんて考えられませんでした。

 思えば、ここ2年は体力的にも今一な状態で迎えていた誕生日。

 70歳時の一昨年は腰の外科手術直後だったし、71歳時の去年は抗がん剤治療直後だったので、両年とも体力回復の途上にはあったものの不調そのものでした。

 それが一転して今年は体調が頗る良好。すっきりした気分で誕生日を迎えられました。

 どうやら、体調と運動量の正の好循環がうまいこと出来つつあるようなのです。

 さほど、股関節ストレッチをしていないにもかかわらず、なぜか歩幅が広くなって、1000歩要していた距離が今は40~50歩ほど少なくて済んでいます。

 大股での歩き方は想像以上に身体を目一杯使うらしく、勢い運動量も格段に増えたと実感。これぞ正統派のウォーキングと呼べるぐらい、少し汗ばむぐらいの “歩き” を楽しめています。

 節分の翌日という年が圧倒的に多い私の誕生日。「鬼は外~」のかけ声で人の世に放り出された “鬼っ子” では(?)と、子どもの頃は秘かに恐れていたものでした。

 世に憚られることを一切してこなかったと言えばウソになりますが、私の最終評価は周りにいる人々にお任せすることにして・・・。

 “がん” がいつ再発するかもわからない残りの人生。私は精一杯、今を楽しんで生きていくつもりです。

 

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酪農業が今、大変なことに

2023-02-01 07:08:43 | 世相

 NHK クローズアップ現代『“牛乳ショック” 値上げの舞台裏で何が』(一月23日放送)で、国内の酪農業が大変なことになっていると知りました。(是非々々、こちら記事もご参照ください。
   “牛乳ショック”値上げの舞台裏で何が - NHK クローズアップ現代 全記録

 問題となっているのはズバリ、エサ代の高騰です。

 生乳生産量を増やすため、牧草の他に与えている飼料穀物、特に輸入トウモロコシがこの2年で1 . 5倍以上に高騰しているそうなのです。

 そのため、乳牛を約3900頭も抱える大規模牧場では、月4億円の生乳の売り上げがエサ代だけで消え、他の支払いができない危機的状況にあるとか。まさに、廃業の瀬戸際まで追い詰められているそうです。

 トウモロコシ高騰の背景にあるのは世界的需給状況の激変と言います。

 トウモロコシ需要拡大の背景には、食肉需要が増加している中国によるトウモロコシの輸入拡大に加え、バイオエタノールの原料としての需要拡大も影響しているようです。

 トウモロコシ需要拡大に追い打ちを掛けたのが供給サイドの縮小、即ち主要輪出国ウクライナでの戦争による生産縮小です。これが決定的だったようです。

 一方、国内での新型コロナ感染拡大も大きく影響しているようです。

 学校給食用の牛乳需要が減ったほか、外食や観光需要が減った影響で生乳の供給が過剰となっているそうなのです。

 そのため酪農家の中には、生乳の自主的廃棄を泣く泣く始めている所も既にあるとか。また、緊急のアンケート調査を行ったところ、107戸の酪農家のうち、98 %が赤字に陥っているそうなのです。

 国内の酪農は、2014年のバター不足が契機となって設備投資に国の補助金がつくなどして生産増加に舵を切ったと言いますが、皮肉なことに今や反転して生産抑制に舵を切り直すハメに。

 農水省が、この事態に対して打ち出した対策は、実に場当たり的です。

 緊急支援事業と銘打ったその中身は、乳牛を減らした場合、1頭あたり15万円交付(令和5年三月~九月)というもの。これじゃ謂わば、稲作における “減反政策” ならぬ酪農における “減牛政策” では?

 生き物を増やすには何年もかかります。多くの乳牛を、こんな二束三文の金で減らすことは容易いでしょうが、再び生乳を増産しようとしたらその何倍もの投資が必要でしょうに!?

 農水省は、“減反政策” で耕作放棄地が拡大した愚を再び繰り返すのでしょうか?

 私的には、国がエサ代の高騰分を一定期間補填するのもアリと思いますが、ここは食の安全保障の面からもっと大胆な支援策を打ち出すべきではないでしょうか。

 番組の終わりは、こんな言葉で締めくくられていました。

 “子どもの成長に不可欠な牛乳を供給する産業が、丸ごと赤字になっている。これは社会的にも許容できない大きな問題です。”

【参考:NHK取材後記】
 30人を超える酪農家に話を聞いてきたが、その誰もが口をそろえて “過去に経験のない事態” だと語った。去年、北海道だけで、経営を諦め離農したケースは200戸近くにのぼるとみられ、意欲ある若い酪農家までも退場を迫られる事態に陥っている。
 しわ寄せの多くが生産者にのしかかる状況が続けば、次に続く者はいなくなると感じた。

 

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