ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“ほどほどに” というのがわからない

2019-07-30 05:55:07 | 老化現象
 この間の参議院選挙投票日のことです。休日なので市役所通いは叶いませんが、体調維持のために日課としているゴミ拾いは欠かせません。いつものコースの途中までと決め、バス通りに面した公園に向かいました。

 公園に入ったら、見覚えのある老人がこちらに歩いて来るのが見えました。80歳過ぎでしょうか、足もとが少しふらついているものの杖なしで歩いていました。

「お久しぶりです。最近、あまり出歩いていないのでは?」
「選挙だからね、久々に直ぐそこの投票所に行ってきた。・・・
 相変わらずゴミ拾いか、元気だねぇ?!」
「空元気ですよ、空元気。こうでもしてないと体調が悪くなるんでねぇ。」

 大して広くもない公園を一巡りして戻ってみると、ジイさんベンチに腰掛けていました。
「歩けなくなったらお終いですよ! おじさんも、もっと歩かないとお宅のイヌみたいになっちゃいますよ!」ジイさん、片手を上げて応えていました。

 ジイさんのイヌは、亡くなってもう2年になります。それまでは毎朝散歩に連れ出していましたが、最期の頃は立っているだけで腰が震え直ぐにへたってベッタリ腹ばいになっていたものです。ゴミ拾いの途中でそんな光景を眺め、私はジイさんと一緒におもしろがっていました。

 イヌが亡くなってからというもの、ジイさんは滅多に外に出なくなったようです。たまに、自宅マンションの4階のヴェランダから私に手を振っているのを見かけるだけになりました。足腰に故障を抱えているのか、これでは飼い主の方も近々危ないなと思っていました。

 決して無理をせず、そこそこ頑張るのが “ほどほどに” です。こんな出不精の老人にとっても、選挙で投票所に行くことは “ほどほどに” できる “キョウイクとキョウヨウ” なのでしょう。それがよくわかりました。今日用があって行くところがあるという意味で、老人のボケ対策として推奨されている言葉です。

 ところで最近、脊柱管狭窄症という病名をしばしば目にします。座骨神経痛や間欠性跛行の多くはこれが原因とも知りました。強烈な腰痛が主症状とばかり思っていただけに、これは意外でした。

 私もこのところ、歩き始めに座骨神経痛が出るようになり、10分ほど歩くと足・脛が重くなってきます。愈々私も、脊柱管狭窄症かな(?)と覚悟を決めています。

 だからこそ歩ける内はとにかく歩こうと心に決めているのですが、“ほどほどに” しなくてはとも考えています。ところがこの “ほどほどに” というのがわからない。これが、最近の私にとって最大の悩み事となっています。



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“人の振り見て我が振り直せ”

2019-07-26 06:00:06 | 自助会
 毎年6月末から7月にかけてのこの時期は、不安定な梅雨空のせいか気分的に調子が乗らない時期のようです。落ち込むほどではないのですが、とかく気が散って集中力も薄れがちです。

 感受性のアンテナもひん曲がっているらしく、妙に神経に障ることが多いようです。自助会AAのミーティングでも、そんな雰囲気が感じられます。この時期、自ら挙手して発言する人が多くなっているのです。

 ミーティングでは、“言いっぱなし 聞きっぱなし” 以外にもルールがあります。その日のテーマが司会者から出された後、司会者の指名を待って発言するのもルールの一つです。

 自ら挙手して発言する人は、それだけ胸にわだかまりを抱えていて吐き出す機会が欲しいのです。ですから挙手して話すのも、テーマ以外の話題となるのも別に問題ではありません。

 たとえそんな場合でも、しかるべきマナーは守って当たり前と思います。私が司会を務めた先日のミーティングでも、そんな挙手発言が相次ぎました。その中の一人は断酒歴14年の大ベテランで私と同い年の人でしたが、マナーの悪さが目に付きました。

 いざ話し出すや、テーマなどそっちのけ、プライベートな鬱憤を吐き散らし、喋り終えたと思ったら即、席を立って部屋を出たり入ったり、その挙げ句の果てにさっさと帰ってしまいました。

 言動に身勝手さが消え、落ち着きの見えることが回復の一番の目安とされています。彼の身勝手さと落ち着きのなさは誰の目にも明らかでした。断酒歴の長さは、このようにあまり当てにはなりません。

 私にも人の話の最中に、コーヒーを入れに席を立つことはあります。出来るだけ静かに動いているつもりですが、きっと周りの人の黙想をそれなりに乱しているにちがいありません。

 “人の振り見て我が振り直せ” 人は鏡だと改めて教わりました。



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カラスの営巣を防ぐ剪定

2019-07-23 06:03:42 | 雑感
 今頃になってこんなことを言うのも何ですが、剪定って役立つものだと見直してしまいました。植栽の形を整える、あの剪定のことです。

 日頃道で目にするのは、車道との分離帯にある植栽の剪定や、街路樹の枝下ろし剪定などです。枝が伸びすぎて美観を損ねるとか、電線に掛かりそうだからとか、あるいは風害による倒木を防ぐためというのがその目的のようです。

 このような目的以外にも、剪定には意外な効用が期待できるとわかりました。当たり前と言えば当たり前ですが、幹と枝を “見える化” するのに役立つということです。

 昨年秋のこと、公園内の大きな樹木が枝下ろし剪定されているのを目にしました。ヒマラヤ杉などは、せっかく大きくなった枝までも情け容赦なく切り落とされて無残な姿になり果てていました。枝振りがよくなって左右対称に緑の茂った姿が優美だったのですが、なぜ太い枝まで切り落としてしまうのか理解できないでいました。

 営巣して繁殖期にあるカラスは人を襲います。コイツは危険と目星をつけた人物をよく覚えていて、その人物を見つけるや何度も執拗に襲ってきます。私も昨年春は、公園近くで何度もカラスに襲われました。

 今年の春は幸いなことに、カラスに襲われることが全くありませんでした。どうやら営巣していた公園の樹木が大方剪定されたため、周りから丸見えとなって巣作りができなかったようなのです。

 巣作りは “秘め事” です。さすが、知能の高いカラスならではの判断です。「なるほど、剪定したのはこういうわけだったのか」と腑に落ちました。

 ところで悩み事があるのなら、文字で “見える化” して整理してみることが一番です。これが “言語化” というものですが、周りから丸見えにする “見える化” はポイ捨てなどの些細な悪事の防止にも効くようです。

 愉快犯は別として、悪質なポイ捨てゴミの多くは植え込みの茂みなどにこっそり隠すのが普通です。剪定して根元に伸びた雑草をも刈り払ったら、しばらくの間はポイ捨てゴミも少なくなります。斯くのごとく “見える化” は、まだまだ応用範囲が広がるようです。

 とかく公共事業は目の敵にされがちですが、国土保全や環境保全のための公共事業なら大歓迎! 決してケチってはいけません。



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流し目とおしゃべり

2019-07-19 06:19:37 | 雑感
 ゴミ拾いの途中、鯉のいるせせらぎ脇のベンチで一服していたときのことです。学校帰りの女の子3人が連れだってやって来ました。背恰好からして小学4、5年生ぐらいでしょうか。

 例のごとく彼女たちはおしゃべりに夢中だったのですが、中の一人が通りすがりにチラッと流し目をこちらに送ってきました。
「(えっ、あんな歳でもう流し目?)」さすがの私もドッキリしました。

 当たり前ですが、媚びを売るような色っぽい仕草ではなかったですし、蔑んでいたとも思えません。あくまでも見てはいけないものを見てしまったという雰囲気が見て取れました。
「(そんなに可笑しな恰好をしているのかなぁ?)」顔に何か付いていないか、思わず掌で顔を拭ってみたものです。

 それから間もなくして、今度は小学校の校門近くでのことです。ここは週一回のゴミ拾いの巡回コースで、相変わらず私は緑色のベストを着ていました。

 たまたま前を行く女の子二人連れに付いて歩くことになったのですが、例のごとく二人はおしゃべりに夢中でした。相手に顔を向けながら、一人がチラッと流し目でこちらを見たのが見えました。横目でチラッと見たと言った方が正確かもしれません。

「何だと思った?」と声に出して尋ねたら、
「ド派手なのを着てるから・・・」と返してきました。
「ゴミ拾いだよ! ちょっと派手なのは交通事故に遭わないため!」と言ったら「なぁ~んだ」で終わりました。

 登校時の見守り隊のおっチャンのようなカッコウではあるものの、今は下校時間です。一体、このジイさんは何だろうと考えていたようなのです。
「(なるほど、得体の知れないジイさんに見られたか?!)」こちらも納得でした。

 同い年ぐらいの男の子なら、決して流し目で見ることなどしません。まともに顔を向けてこちらをジロジロ見るか、無視して通り過ぎるかです。

 流し目とおしゃべりを楽しむというのは、きっと女性生来の資質なのでしょう。

「女性患者はね、女性同士でおしゃべりを楽しみ始めたら回復の兆しなのよ」
以前、専門クリニックの相談員がこう教えてくれたことを思い出しました。アルコール依存症の女性患者を長年経過観察して下した結論だそうです。ご参考まで。



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電子カルテの落とし穴

2019-07-16 06:26:41 | 世相
 糖尿病治療のために3ヵ月に1回定期通院していますが、その県立病院での話のつづきです。ここの病院では電子カルテが採用されていて院内はすべてオンラインで繋がっています。

 受診1週間前の事前検査の日、会計の窓口でこんなやり取りがありました。
「いつもより500円高いような?! お手数ですが、調べて貰えますか?」と私。毎回の医療費はしっかり頭に入っていました。
「調べてみましたら、前回からCRPという検査項目が追加されていました。今度の診察のとき、先生にお聞きしてみられたら?」と、前々回と今回の診療明細書を手渡されました。診療明細書にはそれぞれで受けた検査項目が記録されていて、CRPの追加が一目瞭然でした。

 前回の検査以降に追加されていたということは、主治医が T 先生に交替した時期と一致します。引き継ぎがうまくいってなかったのか、あるいは検査指示書へのパソコン上での入力ミスか、そのどちらかと思われました。前回だけの検査項目のつもりだったのに検査指示書からCRPを削除しないまま、日付変更だけで発注してしまったという意味です。

  さて、翌週の受診日のこと。セカンドバックにはそれらの診療明細書をしっかり入れて臨みました。一番目に呼ばれたので診察室へ。挨拶するなり T 先生からこう切り出されました。

「検査項目にCRPが入っていたため、いつもより検査料が高くついたみたいですね?」
会計の方からちゃんと連絡が入っていたようでした。
「内視鏡検査で以前、虫垂カタルがあると言われていたので、一応経過観察のためかとも思ったんですが、念のため確認してみようと・・・。」
「経過観察というわけではないんです。CRPはルーティンの検査項目なので、ついそのまま・・・。医者は医療費に疎くてね、失礼しました。」

 かくて検査項目CRPの件は、前回の指示書の項目をそのままに日付だけ変更して発注したためとわかりました。パソコン上で言うならコピペと同じようなもので、どこにでもあり得るごく初歩的なミスです。

 日々進歩しているIT環境。電子カルテもそのひとつです。膨大な記録の保存やデータ活用には便利ではあるものの、データの変更を指示するのは人、それを入力ミスするのも確認するのも人なのです。すべて最終的には、人の記憶力が決め手になります。

 頼りない私の記憶力ではありますが、今回はそのお陰で僅かな金額で済みました。経過に変わりのない定期通院なら医療費は一定額のはずです。請求額が変わったら診療明細書を比べてみるといいでしょう。是非、心しておきたいものです。



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記憶が飛んで晩飯ナシに

2019-07-12 06:08:12 | 雑感
 ブラックアウトの話ではありません、悪しからず。糖尿病で3ヵ月に1回定期通院していますが、その事前検査の予約日が先週の金曜日でした。当初、金曜日には次のような予定を組んでいました。

 先ず、朝7時に家を出て歩いて西宮の県立病院に行き、8時半過ぎに採血してもらう。9時過ぎに会計を済ましたら、その足で神戸に移動して10時に人と会う。昼過ぎに家に戻ったら昼寝をし、起きたらしばらくネットサーフィンしてその後に晩飯の工面をする。
(この日は相方にも映画を見る予定があって、そのため帰りが遅くなるので自分で晩飯の工面をしなければならなかったのです。)

 ところが、木曜日の夜になって急に予定変更となりました。

 最初に神戸での待ち合わせが先方の急用のためキャンセルされました。まぁ仕方ないと思っていたところ、相方が次のよう言って来ました。
「明日の発表会、10時15分に受付け、10時半から開始だって!」
何のことかわからずにいたら、
「(幼稚園児の孫の)T 君の『七夕発表会』よ。前に言ったでしょう。」

 私には初耳でしたが、相方の方は通知済みと思っていたようです。なに、私が忘れていただけかもしれません。丁度待ち合わせがキャンセルされた私には渡りに船で、二つ返事で了解しました。

 金曜日当日の昼寝までは、新たな予定通り順調に事が進みました。

 発表会の受付け時間に合わすため、病院から幼稚園まで50分間歩いて行きました。これも思惑通りにピッタリ決まりました。元気一杯な孫の演技に満足して幼稚園を出たのが11時半過ぎ。途中、買物を済まして家に戻ったのが12時半過ぎ。急遽、洗濯を済まして昼寝、・・・。

 朝から都合2時間以上も歩き回っていたこともあって余程疲れていたのでしょう、昼寝から起きたのは4時過ぎでした。目覚めの良さに満足し、相方の映画の件も、晩飯の工面の件も記憶からフワッと飛んで行ったようなのです。

 ネットサーフィンして遊びながら相方の帰りを待っていたら、いつの間にか7時過ぎになっていました。
「そう言えば、映画を見に行くと言っていたような。ひょっとして、あれは今日のことだったっけ?」
このときになって肝腎なことをやっと思い出しました。

 普通、昼寝をしたら頭が冴えるはずなのに、予定をうまくこなせて余程安心していたのでしょう。晩飯の工面を忘れるとは何とも迂闊でした。

 糖尿病の私は、8時前には夕食を終えることにしています。今さら買物に出ても遅くなるだけと思い、買い置きしていた小っちゃなスポンジケーキ2個とバナナ2本だけで凌ぎました。

 言語化をしてきたお陰でしょうか、最近は記憶力に自信を持ち始めていました。それだけにこの迂闊さにはさすがにショックを受けました。老いた記憶力に過信は禁物、改めて肝に銘じた次第です。



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蝉の “鳴き初め”

2019-07-09 06:20:36 | 雑感
 一週間前の月曜日、道で蝉の抜け殻を見つけました。昼まっ最中だったせいか辺りに鳴き声はありませんでした。2日後のNHKのニュースで、私の近所にある図書館の敷地内でクマゼミが鳴いていたという報道がありました。やはりあれは今季最初の蝉の抜け殻だったのかと納得しました。

 去年は7月2日、今年は一日遅れの3日、蝉の “鳴き初め” は去年とほとんど同じです。この季節、最初に鳴く蝉はニイニイゼミが普通のはずですが、クマゼミが先に鳴き始めるということもあるのでしょうか。

 晴れ間の見えた昨日の朝は、早くからクマゼミの賑やかなこと。せっかくの涼しさが半減しそうなぐらいでした。愈々、蝉時雨が鬱陶しく感じられる夏がやって来ました。

 ところで、私のところで聞こえる蝉の鳴き声は、ニイニイゼミ、クマゼミ、ツクツクホウシ、ミンミンゼミ、ヒグラシの5種類。アブラゼミはいません。それぞれの蝉の鳴き声は、私には次のように聞こえます。

ニイニイゼミはジィーイィーイィー、
クマゼミはジュンガジュンガジュンガ・ジンジンジンジン、
ツクツクホーシはツクツクホーシツクツクホーシ・ツクツクピーヨーシ、
ミンミンゼミはミィーンミンミンミンミィー、
ヒグラシはクァン・カンカンカンカン。

 人それぞれで蝉の鳴き声の聞こえ方が違うと思います。皆さんはどんなふうに聞こえているのでしょうか?

 それはそうとミンミンゼミは、年々数が少なくなっているようです。目には見えない環境の悪化が進んでいるのでしょう、それが気がかりでなりません。

 しっとりと色鮮やかに咲いていたアジサイは盛りが過ぎて色が褪せ、今や萎れかかっています。サルスベリはまだ花をつけていないようですが、直にピンク色の花穂(?)が目を楽しませてくれるでしょう。

 今年は梅雨入りが遅かった当地ですが、植物ばかりか動物も季節の移り変わりには敏感に反応しているようです。

 去年と同じと言えば、今年も線状降水帯による集中豪雨が九州南部であったばかりです。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

 気象庁の長期予報によれば7月中旬までは、西日本から東日本にかけて梅雨前線が停滞し続けるそうです。“自分だけは大丈夫” などと妙な先入観に囚われることなく、いつもと違うと思ったらさっさと避難するよう心して置きましょう。



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妄想の落とし子?

2019-07-05 05:50:38 | 世相
 不法投棄になるからヤバイという自覚があったら、
“人目に付かないところに隠すように捨てる”。
これが4年間道のゴミ拾いをして散々思い知らされた “ヤバイゴミ捨ての法則” です。この法則をキッチリ守って(?)捨てられたゴミの何と多いことか!

 先日、私が公園で目にしたシロモノは、この法則の真逆を行ったゴミでした。真っ昼間といい、公園の東屋といい、一見して買ったばかりの品物をレジ袋ごと置き忘れた(?)と勘違いしたぐらいでした。

 東西に二つある小さな東屋の一方には、ベンチに腰掛けた年輩のおばさんがいました。因みに、ここのベンチは中央の柱を四角に囲んで板を張り渡したもので、東西南北の四方向に面して座ることができます。彼女が腰掛けていたのは東向きのベンチ、その脇の北向きのベンチの足下には品物で膨らんだレジ袋が二つ置かれていました。

 「あたしのじゃないよ!」そのおばさん、私が近づくなり機先を制するようにこう言って来ました。ならばと、私はそのレジ袋二つを手に持ってもう一方の東屋のベンチに腰掛け、レジ袋の中味を確かめてみました。

 そしたらどうでしょう、レジ袋二つにはそれぞれ真新しい包装箱が入っていて、その箱の中味はどちらも男性向け自慰用オモチャ・セットだったのです。新品の避妊用ゴム製品2ダース、ラブ・ローションの空ボトルも一緒でした。

 「妄想に駆られた男のオトナのオモチャですよ。一体、どういうつもりなんでしょうね?」興味津々で見ていたおばさんには、事実をこう伝えて納得させました。

 男は概して、精神的に追い詰められたら性的妄想に囚われがちです。どうにもならない衝動に駆られることも大アリで、そんな挙げ句にこんな自慰用オモチャを買い求めたのでしょう。いざわくわくして手にしたものの、期待外れなシロモノに落胆することも大アリなのです。それで即、始末しようと思ったのだと思います。ここまでなら私にも十分理解できます。

 ただし、ごく普通の男なら、始末しようにもなかなか踏ん切りがつかず、困った挙げ句に秘密の場所にそっと隠しておくというのがコスイところ。それなのに、こんな人目に付きやすいところに、これ見よがしに堂々と放置しておくなんて、これはどう見ても普通じゃありません。

 こんなものを見つけでもしたら、先ず間違いなく処分にまごつくのが普通です。見つけた人が男なら秘かに持ち帰って楽しむバカもいるかもしれませんし、興味津々ながらそのまま見て見ぬ振りを決め込む人もいるでしょう。

 以前、『どっきりカメラ』というTV番組がありましたが、隠しカメラを据え付けておいたら、今回もおもしろい場面が撮れたこと間違いなしです。恐らく、そんな場面がふと頭を過ぎって即、実行に移したのだと思います。

 人通りが少ない歩道を見計らって脱糞を繰り返しては通行人を困らせて楽しむ輩。高いフェンスに阻まれているにもかかわらず、車道と歩道を隔てる遮音緑地に空き缶を執拗に投げ入れて楽しむ輩。口の開いたレジ袋にシュレッダーにかけた紙屑を入れ、風に吹かれて道に散らかる様を楽しむ輩。

 これらは明らかに愉快犯であり、妄想の落とし子とでも言うべき輩の仕業でしょう。そんなふうにしたら人が困まるだろうと確信した上で亊をしでかす愉快犯は、このように今まで何度も見てきました。そして今回は自慰用オモチャ・セットの捨て置きです。結構、値が張る品物らしいので常習にはならないでしょうが・・・。

 世の中、こんなことをして楽しむ、根性のひん曲がった輩もいるのです。私はもちろん、ゴミとして始末してあげました。皆さんも、決して見て見ぬ振りをしないよう、くれぐれもご用心ください。



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ゴミ拾い談義

2019-07-02 05:41:27 | 世相
 決まったコースで4年もゴミ拾いをやっていればさすが見覚えられて、気さくに声をかけてくれる人も多くなりました。今回も、そんなときに道で交した会話です。相手は同年配の女性でした。
 
「いつもいつもキレイにしてくれてありがとうございます。」
「いやまぁ、趣味みたいなもんですから。」
「趣味? 私も以前、ゴミ拾いをしていたんですよ。それがあるときこう言った人がいたんです。『あんたみたいにゴミを拾う人がいるから、ポイ捨てがなくならないんだ』と。」
「まぁ、中にはそんな憎まれ口を叩く人もいますよ。」
「余りにもヒドイ言い方で返す言葉がなくて、・・・悔しいったらなかったですよ。」
「そんなときは、『未就学児童未満の大人もいるから』そう言ってやればよかったんです。」
「ミシュウガクジドウ?」
「いやなに、小学校にも行っていない大人子どもと言う意味です。精一杯の皮肉ですよ。
私なんか、『捨てる人あれば拾う人あり』と言われたことあるんですよ。」
「え、それも随分冷たい言葉ねぇ?」
「まぁ、後からよく考えたら、それぐらい割り切らないとできないという意味だとわかったんですがね。・・・ゴミ拾いを止めたのはそれが原因で?」
「膝を痛めてね、私はそれで止めたんです。結構距離を歩くから、くれぐれも膝を痛めないよう気を付けてくださいね!」

 “未就学児童未満” は、市役所の食堂で親しくなった K 氏の言葉です。わがまま勝手を自由と履き違えている大人子どもを皮肉るのに丁度いい言葉です。私もチャッカリ、この言葉がお気に入りで使っています。

 自己責任の裏付けがあっての個人主義と自由です。言い換えれば人に迷惑をかけない限りの自由なのに、この国には便利に慣れすぎて人の迷惑を弁えない大人子どもが多すぎます。嘆かわしい限りです。



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