AA(アル症の自助グループ)のミーティングに通っている人たちは皆、
肝硬変やら糖尿病やら、・・・身体に何か持病を抱えています。
長年に渡る大酒飲みで身体を痛めつけてきたわけですから当然と言えば
当然です。
そんなわけですから、持病を悪化させ体調を崩したとかでミーティングを
しばらく休む人も出てきます。
後で聞いてみると、手術を受けて入院していたなどと話してくれたりします。
さて、私より5歳年上のY さん、AA歴28年の大ヴェテランです。
少なくとも月に1度はミーティングに顔を出す人なのに、昨年の11月末以来
ぱったりと姿を見せなくなりました。
多くのAA仲間同様、Y さんは独り暮らしです。
3年前に大腸がんが見つかって内視鏡手術を受けており、それだけに何か異変
が起きたのではと心配になりました。
本名を名乗らないのが原則のAA。が、AA歴の長い仲間同士は結構、連絡先
を交換しているようです。
だからこそ、こんなときに頼りになるのがAA歴の長い仲間たちです。
試しに傍にいたヴェテランのK さんに聞いてみると、やはりY さんの携帯電
話番号を知っていました。
早速、Y さんに電話をかけてもらいましたが、そのときは残念ながら応答ナシでした。
その日の夜、PCでメールをチェックしてみたら、Y さんからこんな連絡が入っ
ていました。
「K さんからお聞きしました。
安否確認? 大丈夫 まだ生きています。
十二月に入院して ちょっと大きな手術をしました。・・・」
私がしていた心配は大当たり! やはりY さん、一大事になっていたのです。
高齢の仲間がミーティングに姿を見せなくなったら、必ずや何か異変があったということ。即、安否確認をすべく、心しておこうと思いました。
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