ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

やることに事欠いて歩測に夢中

2020-06-30 05:19:23 | 雑感
 遠出をしなくなったこの頃、こんな当たり前のことに改めて気づかされています。

 ■ 行動範囲が狭まれば行動そのものもワンパターンのマンネリに
 ■ 行動範囲が狭くなったら当然、何か工夫しなければならない

 遠出と言っても、新型コロナ前にやっていたことは精々、神戸三宮と阪急夙川にそれぞれ週1回出かけるだけ。普通の人なら遠出と呼ぶのもおこがましいことでしょう。

 そんな近場に出かけるだけでも、それぞれに何らかの新しい発見がありました。その発見が時には刺激となり、ブログ記事のモチーフにもなっていました。

 最近は雨の日が多く、辛うじて続けていた週1回の夙川行きも当日に限って雨、行けない日が多くなっています。雨だけでも気が滅入るのに、正直これは痛手です。

 また、毎日やっていたゴミ拾いの休止も痛手となっています。無心になれる貴重な時間が減り、歩く距離もめっきり短くなってしまいました。そのため、メンタルも含めた体調維持には苦労しています。

 かくも痛手を被っている私ですが、最近始めたのは歩測。ゴルフでよくやられている、歩数で距離を計測するアレです。

 散歩中、交差点などを目印に区間を区切って歩数を数えるのですが、まったく同じ区間でも歩数が異なるのはしょっちゅうです。これが結構おもしろいのです。

 一歩々々数えるのは100歩まで、その後は100歩単位で指折りします。途中でフッと気が抜けてせっかく数えた歩数も一緒に飛んでしまったり、折った指がこれから開くべき指なのかそれとも次に指を折るべきかわからなくなったりもします。

 こんなわけで、歩数が確定するまで同じ区間を何回も歩かなければなりませんし、作業が単純なお陰で容易に無心にもなれます。これがおもしろさの理由、新しい依存先でもあります。

 この歩測のお陰でいつもの散歩コースが歩数にして6千歩、歩幅を1歩60 cmと仮定すれば3 . 6 km ぐらいの距離だとわかりました。多分、新型コロナ前の半分です。

 そんなことなら万歩計を携帯すればいいのにとお思いでしょうが、便利さには何かと警戒しがちなアナログ爺の私です。これぐらいが丁度良いのです。



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健常者と依存症者

2020-06-26 05:57:44 | 病状
 無意識の内に複数の依存先を持っているのが健常者、たった一つ(か二つ)の依存先に囚われてどうにもならなくなっているのが依存症者。

 どちらにとっても行動の自由は当たり前のこと、大してありがたいとは思っていないのも両者共通しています。

 今回の新型コロナ禍をこの観点から見れば、当たり前と思っていた行動の自由は両者共に制限されているのですが、依存症者の方が殊の外辛い状態になっていると思います。

 この間散歩していたら久々に、小学6年生の娘を持つ母親にバッタリ出会いました。3月初め以来のことですから3ヵ月ぶりの再会でした。

「あら、随分お久しぶり! どうされていました?」と、開口一番に彼女。

「新型コロナのせいでゴミ拾いはしばらくお休み。
 散歩以外どこにも出歩かなくなったんで、家で延々とTVばっかり。
 朝、小一時間の散歩から帰ると11時から韓国現代ドラマ、
 お昼の1時からは “午後のサスペンス”、
 3時ちょっと前からまた別のドラマ、
 といった具合にドラマのハシゴですよ。
 なに、古いドラマの再放送だけどね。」と、私の方は事細かに説明。

「あら、それうちの娘と同じ。学校に行けなかったんだから
 しょうがないし、それに古いドラマでも結構おもしろいからねぇ。」

 いやはやピチピチした小学6年生の健常者と古稀を迎えるジジイの依存症者とが同じ生活パターンだとは、その子が何ともかわいそうに思えました。

アル症の回復には複数の “依存先” を
......依存先を複数持つことが回復への近道ということになるのでしょうか? それもギャンブル依存、セックス依存、買物・万引き依存など、後々高いツケを払うことになる依存先は避け、できれば社会参加に繋がる健全な依存先を複数選べばいいだけの話......



 思えば、先ず自助グループAAのミーティングの休止から事が始まって、その次にゴミ拾いや市役所通いの休止と続き、今の私は “キョウイクとキョウヨウ” 先が、一つまた一つ奪われた状態にいます。言い換えれば依存先がその分減ったということです。

 そんな私にとって、新たな依存先がTVとラジオ、昭和真っ只中の頃の娯楽です。これをも先祖返りというのかわかりませんが、今どっぷり嵌まっています。

 こんなふうにダラダラしているから、どうしても気が弛(たる)んでしまうわけです。ヤレヤレ



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マスクはやはり覆面

2020-06-23 05:55:12 | 世相
 緊急事態宣言解除となってほぼ1ヵ月が過ぎ、外で出会う知り合いが多くなりました。皆が皆マスクを付けているので、会釈されても誰が誰だかわからないことがよくあります。

 2ヵ月前まで毎日道でゴミ拾いをしていたものですから、私を知っている人は多いようです。が、私の方は何方(どなた)かわかりません。失礼のないように会釈だけは返すようにしています。

 先日も、ATMでお金を下ろして外に出てみたら、キャップ帽にマスク姿の女性から声が。
「あら、生きていたんだ。てっきりコロナで死んだかと思っていた。(笑い」

 この言い方でやっと声の主が誰かわかりました。私の方も相好を崩してお返しに、
「ご挨拶だなぁ、そう簡単に殺さないでよ。(笑い」

 この女性、飲酒時代に世話になっていたクリーニング屋の元店主。今は店を閉め、スーパーでパート勤めをしている おばちゃん でした。

 彼女、ざっくばらんな性格なので、道で出合ったら必ず立ち話をする仲です。実父や義父の介護についてもよくぼやき、それが結構為になるので聞き役でいるのも苦にならない人です。

 そんな仲でもマスクをした覆面姿ではこんなもの、失礼にならなくてよかったと胸を撫で下ろした私でした。

 マスクをしていたら覆面姿と同じ、無言の会釈だけでは誰かわかりません。一言二言声をかけた方がお互いの為になるようです。



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AAのミーティング再開に備えて

2020-06-19 05:58:04 | 自助会
 いつの間にか6月半ば過ぎになりました。兵庫県では5月16日以来、新型コロナの感染者が出ていません。

 この調子でいけば、6月一杯休止となっているAAのミーティングが再開される可能性が大です。そろそろ再開に向けて、新型コロナ対策を具体的に立てなくてはなりません。

 そこで、3密(密集・密接・密閉)を念頭に、次の6つを感染防止対策として考えてみました。

 ● 参加者にマスクの着用を義務付ける
 ● 手指や椅子・テーブルをアルコール消毒する
 ● 椅子の間隔を最短でも1 m以上は空ける
 ● 換気のためサッシを開けておく
 ● 飲み物は持参とし、コーヒー・茶菓子サービスを中止する
 ● 参加者を15名までに制限する

 さて、アルコール入手にやや不安がある2つ目はさておいて、上の5つはほぼ実行可能です。正直なところ、問題は最後の6つ目、参加者制限です。

 夙川の会場は、教会の事務棟にある食堂を貸してもらっています。すぐ隣のロビーとは扉ナシの続き間になっています。定員は42名、参加者は20名前後が普通。会場の広さとしては申し分ありません。

 ですから、6つ目の参加者制限(15名以内)は一見容易そうに見えますが、その選抜をどうするかが頭の痛い問題なのです。

 感染拡大が現実問題になり始めた頃、ある教会では参加者を10名までに制限するよう求めてきたそうです。その要求に応えることができないため、泣く泣く会場変更を余儀なくされたグループがあったとか。

 先着順か、あみだクジか、クジ引きか、今から思いあぐねているところです。

 実は、もっと悩ましい問題も。教会側から、参加者全員の連絡先を提出するよう要求される可能性です。

 連絡先さえ記録に残して置けば、たとえ感染者が出たとしても追跡調査が可能です。だからといって、これに素直に従うわけにはいかないのです。その事情とは?

 Alcoholics Anonymousという正式名称通り、AAは発足以来、匿名を基盤としています。参加者の連絡先を記録に残すなんて掟破り(?)の御法度、もはやAAなどと名乗れなくなる根幹の問題なのです。

 以上はまだ少し先のことですが、教会側は連絡先を求めて来るといううわさも聞こえてきます。緊急避難的にしばらくは、この要求に応じる人のみ参加となるかもしれません。・・・いやはや難儀なことです。



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新時代のコミュニケーション力はスピーチ教育から

2020-06-16 06:37:19 | 世相
 “スピーチは苦手” と思っている人が多いのではないでしょうか。かく言う私もその一人、何度もシミュレーションを繰り返して臨んでも、スピーチがうまく出来たためしがありません。

 そんな私が日頃考えているのは、人前でやるスピーチはコミュニケーションの基本ではないかということです。もちろん言葉で交すコミュニケーションに限定して、です。

 3蜜を避け、人と一定の物理的距離を保つことが日常的になった昨今、人とのコミュニケーションが一層薄っぺらなものにならないか、そういう懸念も強くあります。

 ところで、市議会議員をやっている知人から、かつてこんな話を聞いたことがありました。

「米国からやって来た高校生、話しぶりが大人びていて日本の高校生とはエラく違うんですよ。スピーチに緊張感など微塵もなく、何の気後れも気負いもないのには感心しました。」

 姉妹都市提携を結んでいるM 市の高校生が、ホームステイ研修で市役所を表敬訪問しに来たときの話でした。

「恐らく、それは教育システムの差では? 向こうのカリキュラムでは、スピーチの仕方についてもしっかり訓練しているからじゃないですか?」と、私。

 このように言ったのは、元いた会社に海外留学制度があり、帰国した社員のスピーチが格段にうまくなっていた例を多く見てきたからです。見知らぬ人相手に場数を踏んだばかりか、話の組み立て方自体についても現地で学んだことが大だったのだろうと睨んでいました。

 日本の教育は元々、実践的コミュニケーション力を育むカリキュラムに乏しかった、私はそう考えています。日本の教育最大の欠陥とさえ考えています。

 自分を棚に上げて言うのも気が引けるのですが、実践的なコミュニケーション力は、考えが伝わりやすい論理の組み立て方とわかりやすい表現力があってのことと私は考えています。

 手始めに、こんな論理の組み立て方から始めるのはどうでしょう。最初に結論を述べ、次いでその根拠について論を続けるという組み立て方です。

 その際、できるだけ自分の言葉で述べ、しかも自分の体験を交えるようなら上出来で、これがわかりやすい表現力にも繋がります。

 具体的な訓練のやり方ですが、こんなふうにしてスピーチ力を鍛えるのはどうでしょう。先ずテーマを与えて作文させ、次いでその原稿を話し言葉に変えて人前で発表させる、というやり方です。

 今までの日本にはなかった訓練です。この新しい訓練を積み重ねることによってスピーチ力に磨きがかかれば、心理的距離感も適切に保った新時代の人間関係が築けるのではないでしょうか。

 新型コロナのせいで、始めることを余儀なくされたテレワークやオンライン会議。

 これら新しい社会システムの使い勝手についても、間もなくその善し悪しがハッキリするでしょう。同時に、新しいコミュニケーション力の必要性にも気づかされると思います。

 そんなことを想うにつれ、私は新型コロナ後の世界に悲観的ではありません。



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形から入れる行動ならば変えやすい

2020-06-12 06:02:05 | 世相
 新型コロナの大流行を目の当たりにし、私たちは今、生活様式(行動様式?)を一変させています。

 ほんの半年前の頃なら、どこでも当たり前のことと聞こえていた言葉、
「他のお客さんが座れるよう座席を詰めてください」、
「花粉シーズンでもないのにマスク(で顔を隠す)なんて怪しい」、
「食事の前ぐらいは手を洗いなさい」。

 その真逆の言葉が今、新型コロナの感染から身を守るために提唱されています。新しい生活様式として日常的に守るべき基本ルール、ご存じ次の3つの言葉です。

 ● 人と一定の社会的距離を保つ(ソーシャルデスタンス)
 ● マスクを着用する
 ● 物に触ったらマメに手指を洗う

 以前ならこれらの言葉には、それぞれ “よそよそしい”、“あやしい”、“めんどうくさい”、こんなネガティブな反応があったはずです。それが今では至極当たり前のこととなり、むしろ守らない方が白い目で見られるようになっています。

 私は、とかく流行には疎い方で、新しいものに即飛びつくことはありません。そんな私ですから、上の3つを行動に移すのにも随分時間がかかりました。3つ一遍に始めたわけではなく、大きな出来事が起こるたび、一つひとつやらされたようなものです。

 最初は、2月末に北海道であった国内初のクラスター発生でした。以来、AAのミーティング出席を取りやめ、しばらく様子を見ることにしました。

 次いで、3月上旬に市内初の感染者が出たことです。以来、市役所にアルコール消毒剤が常備され、手指の消毒をマメにするようになりました。それでもマスクはまだでした。

 3月29日の志村けん氏の死亡報道、感染者急増を受けた4月7日の緊急事態宣言、さらに4月15日には毎日通っていた市役所ロビーからの新聞撤去・座席削減へと続き、やっとマスクを着用するようになった次第。

 最後はゴミ拾い休止です。ゴミを介して感染の恐れがあると家族に非難され、遂に4月23日、泣く泣く休止としました。

 かくも、私が3つのルールを実践するまでほぼ1ヵ月半かかっています。馴染んでしまった今では、私もマスクをしてない人を見ると違和感を覚えるようになりました。

 結果こんなふうになれたのは、脅威が身近に迫っているという危機感が一番だったとは思うのですが、取るべき行動が具体的で見えやすかったことも大いに背中を押してくれたと思っています。

 形から入れる行動は、普通、具体的で見えやすい行動です。一旦身に付いた行動が習慣化してくれたら〆たもの、ものの見方・考え方まで自然に変えてくれます。そのいい例がこの私でしょう。

 ところで、この “形から入れる・・・” は、再飲酒に悩むアルコール依存症者にも当てはまると思っています。

 形ばかりでもいい、辛抱しながらでも自助グループAAのミーティング(自助会の例会)に通うことです。少なくとも3、4年間通い続ければ、必ずや飲まない生活に変われます。

 そんな人を何人も見てきました。これも経験者の私が証人です。
物事は、やってみなければわかりません。屁理屈ばかり捏ねていても何も始まりません。念のため。



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カラスは子育て真っ盛り

2020-06-09 06:47:21 | 世相
 4月~6月は、カラスの子育て真っ盛りの時期です。カラスに襲われる通行人を見かけるのもこの時期です。

 カラスが急に騒がしくなったら巣が近くにある証拠、引き返すなり遠回りするなりした方が賢明です。

 土曜日の朝6時過ぎのこと。ヴェランダに出てみると、50~60 m離れたケヤキ並木の歩道を1人の男性が歩いているのが見えました。

 すると近くの電線に停まっていたカラスが、急に彼を襲い始めました。続いてもう1羽も同じように背後から彼に襲いかかりました。背後から頭をかすめるように飛んで来るものですから襲われた方はビックリです。

 その後しばらくして、同じ場所を自転車に乗って通りかかった女性にも、2羽のカラスが代り番こに襲いかかっていました。

 確か、男性の方は去年も同じ場所でカラスに襲われていたような。まさか去年の記憶があって男性を襲ったのでは(?)とも考えたのですが、女性も襲われていたことからそれはないかと思い直しました。

 私も一昨年のこの時期、散々カラスの標的にされたことがあります。

 他の人には「グルグルッ、グヮ-ッグヮ-ッ」と、鳴き声だけで威嚇するのに、私の場合だけ決まって襲って来たものです。カラスの記憶力のすごさに感心させられました。

 この日、カラスが襲っていたのは20~30 mの範囲ですから、どうやらこの範囲内にあるケヤキのどこかに営巣しているらしいのです。

 この時期、道を歩いていて「グルグルッ、グヮ-ッグヮ-ッ」というカラスの鳴き声が近くでしたら、カラスが威嚇している証です。

 目の届かない背後から、しかも不意に襲ってきます。早めにその場から立ち去ってください。このこと呉々もご用心!


こちらの記事も合わせてご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/19510204/e/a9441dc9091118ace457ffb071035389

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便秘には “おくらめかぶ”

2020-06-05 05:55:50 | 雑感
 兵庫県内の新型コロナ陽性者数が0となってから昨日で19日になりました。少しぐらい気の緩むのは仕方ないものの、頭の方も弛んでしまってボーッとしています。

 その分アンテナの感度も下がったようで、おもしろいネタがなかなか引っかかってくれません。平気でいたつもりが意外に気が張っていたようで、その反動が現われたのでしょう。

 そんなわけで今回は、尾籠な話でお茶を濁させていただきます。

 世間一般外出自粛となって以来、私の運動量も格段に減りました。以前ならゴミ拾いがてら最低でも一日2時間強は歩いていたものですが、今では小1時間ほどに短縮。これが便秘がちなお通じに覿面で、うまいこといってません。

 ひょんなことから最近、 “おくらめかぶ” を毎日食するようになりました。このお陰でお通じが随分スムーズになりました。

 “おくらめかぶ” という名前そのもの、ワカメの根元部分のメカブと野菜のオクラを細かに刻んだ和え物です。どちらも刻めば長芋のとろろのようにネバネバ、トロトロになる食材です。

 そのネバネバ、トロトロの正体は水溶性植物繊維、それが腸内細菌には恰好の栄養となるそうです。特に、メカブに含まれるアルギン酸には排便を促す作用があるらしく、その効果がうまいこと出たのかもしれません。

 ちなみに、同じネバネバ食品の納豆ですが、こちらの方はガスはよく出るものの、肝腎の便秘には効かないように私には思えます。大豆モヤシも同様なので、水溶性植物繊維といっても作用は一様でないのかもしれません。

 “おくらめかぶ” よりも割高ですが、いずれ改めてメカブ単独、オクラ単独での効果も試してみようかと思っています。乞うご期待!

 さて、これからは湿気でムシムシした暑苦しい日々がやって来ます。

 この時期の体調維持にはビタミンB1が効きますし、暑さ対策にはスポーツ用長袖アンダーシャツ(ポリウレタン10~15%混紡生地)がお勧めです。是非々々、お試しください。


暑さを乗り切るためにはコレがお勧め
......私のお勧めは長袖の野球用アンダーシャツです。長袖と聞いた途端、見た目からして暑苦しいと思わず引いてしまうかもしれません。 が、意外にこれが優れモノです。......



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情報の取捨選択は?

2020-06-02 06:00:29 | 世相
 東京高検前検事長 黒川氏の賭け麻雀事件。ご存じ週刊文春のスクープ記事で報じられ、黒川氏の引責辞任と訓告処分で一先ず手打ちとなった事件です。

 そもそもの発端は、今年1月下旬に明るみ出た東京高検検事長の定年延長問題でした。黒川氏が政治に忖度する人物と見られていたため、検察の政治からの独立を脅かす人事として野党が問題視したものです。

 官邸が検察庁の人事に介入するのは “司法” の独立を脅かす一大事とまで煽り立てる始末。検察庁は行政の一組織に過ぎないのに、こんなデマ紛いの間違った情報も飛び交いました。

 その一方で、検察官僚からの情報漏洩という説が当初からあったので、彼らの既得権に絡む問題という見方もありました。

 私もこの見方に与していましたが、貧弱な情報収集能力のせいでジリジリ、モヤモヤしてばかりでした。

 そんな中で最近、ユニークな推論に出会えました。元官僚が言及した言葉と検察庁の定年制度に触れた新聞記事に着目し、推理の王道
 “一連の騒動で誰が最も得したか?” という観点から進めた推論のようです。

 以下は、やっほ氏のブログ記事のあらましです。(私が少し脚色してみました。)

 一連の騒動は、やはり法務省と検察庁の密接な関係や歴代検事総長OBたちの思惑が絡んだ人事問題に起因しているようです。

 検事総長を務めた大物OBたちの総意とされる、
「検察の人事は基本的に検察の内部で決めるのが慣例となっている」という言葉が象徴的です。

 検察庁法で定める定年は、検事総長が65歳、検事長以下は63歳。検事正クラス以上の幹部なら60歳前後から肩たたきが始まり、次の天下り先に転職が決まるのだとか。

 彼ら検察内部の慣例からすると、定年延長など迷惑至極な横やりなのです。

 定年延長や賭け麻雀など一連の情報のリーク元がOBを含む検察上層部だとすれば、黒川氏の受けた処分が検察上層部合意の上の “訓告” という軽い処分だったのも頷けます。

 一貫して辻褄が合っていますから、この推論の信憑性は高いと思います。

 それにしてもさすがに検察官というのはしたたかです。マッチポンプを仕掛けていながら、ちゃんと落としどころを弁えていたんですね。

久しい散歩道
......検察の人事は基本的に「検察の内部で決めるのが慣例となっている」と言うのが検察総長を務められた大物ОB達の総意である。 ОBが人事で幅を利かせているんですね。......


 真偽飛び交う情報の中で何を取捨選択すべきか? こんな場合、“一連の騒動で誰が最も得をしたか?” は有用な観点です。

 検察が必ずしも “正義” だとは限りませんし、人事権は権力の象徴です。この手の独善的で固陋な慣例ならば、大ナタを振るうのもアリだと私は考えます。

 やっほ氏の記事には教わるところが大でした。ありがとうございました。



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