2月下旬の日曜日夕刻のことです。日暮れ前に自宅を出立し、17時43分に到着すると開店直後で一気にお客さんが店内に吸い込まれた後であろうにも関わらず、高校生の集団を含む12人の行列。
少し待って17時50分に再び店頭に向かうと、人数は変わらず12人でしたが今度は食券を購入して最後尾へ。
18時09分になると店外にて女性助手さんにから麺量確認があり、それから後続に6人が続いた18時14分に入店し、18時24分に注文の品が配膳されました。
厨房内では、店主さんと柏の葉時代からのベテラン女性助手さんの2人が作業を行っていました。また、次ロット3人分が提供されてから席を立つまでに、来店するお客さんはありませんでした。
ラーメン大(麺増し500g)、野菜大蒜脂+豚増し+限定③+限定②(冷)。
麺。
10分弱を過ぎた頃から麺上げされ始め、1分強を要して6つの丼に振り分けられました。
表面はツルツルとして瑞々しさに富み、もちっとした食感で軟らかめに思いました。
クッタクタになるまで茹でられた野菜は、自身の持つ甘みで最初はそのまま。それからは、ヒリッとしたスープをたっぷりと吸わせて。
豚。入店直前に券売機を確認したところ売切れ表示が。お店の方が操作した形跡はありませんでしたので、予め数量制限を設定していたのでしょう。
サックリと繊維方向に沿って裂けた赤身。
箸で持ち上げるとポロポロと崩れてしまった、締まりありながらもパサつきのない肉質の赤身。
ところどころに混じった脂身によって、より軟らかくよりしっとりとした口当たりだった赤身。
ややカチッとした歯触りの赤身は、一旦スープに沈めてから。
トロトロの脂身を伴った豚。このタイプは、序盤にプレーンな状態のものを食べたいな、と。
スープ。松屋のオリジナルに比べて8割位の辛さを目安にして、刺激を抑制することを心掛け、ヒリヒリし過ぎないように仕上げたそう。
一口目では、ラー油と花椒による辛さが、ベースとなる厚みある円やかな味わいのスープと合わさって緩めの刺激という印象。その後、丼底から唐辛子の輪切りが現れた頃になると、むせを誘発する痺れを伴った強烈な辛さを感じるように。そして、しばらくすると、その攻撃力に馴れ旨味と変換できるようになったのか、固形物を食べ終えても唐辛子が浮くスープを名残惜しく思いレンゲで何度も。その様子を見ていた店主さんから「その唐辛子は食べるものじゃないよ。」と。食後になっても、口の中はポカポカとしたままでした。自分では辛さ耐性が強い方だと思っていたのですが、かなり厳しく感じる時間帯もありました。
限定②は絹ごし豆腐で、麺量確認時に冷を指定。
スープに浸すと予想どおり麻婆豆腐ように。熱さ対策を含めて、冷を選択するのがおすすめ。
カリっとした大蒜は、さすがにその風味も霞んで。
甘じょっぱく味付けされた背脂にほぐし豚が混じった固形脂。
入れ忘れたかも?と追加された調味料。コンソメ粒かな?その有無を判断する舌を持ち合わせているはずもなく。
麦茶。ありがとうございます。
およそ15分で完食し、手持ち無沙汰気味の店主さんと少しだけお話してから、退店しました。