2月後半の三連休初日のことです。小雨が降り続き、時折小雪も混じる寒さの中、11時31分に到着すると、限定メニューがある訳でもないのに、21人で形成された行列に面喰いつつ、その最後尾に。それから、後続に31人が続いた12時10分に入店すると、12時25分に注文の品が配膳されました。なお、12時38分に退店する際にも、39人が店外で待つ状況でしたので、結果的に運が良かったと言えるかも。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
6分を過ぎた頃に茹で鍋から取り出され始め、1分強で6つの丼に割り振られました。
一気に細く、そしてやや丸みを帯びたように変化したように感じた麺は、その奥に見つけたプリっとした感触が印象に残り、全体的に歯応え強めの食感に思いました。また、喉越しが良かったです。
大好きな胡椒を。一味唐辛子のように、卓上のボトルが撤去されなくてよかったです。
奥まで火が入ってぐったりとした舌触りの野菜は、自身の持つ優しい甘さが十分に引き出されていたように。
丼の半分を占める位の面積の豚。
弾力を持って臭みのない赤身と、舌の上で流れ出すようにとろとろとしていた脂身。
伸びやかで、むちむちとして弾むような肉質の赤身と、さっくりとした歯触りの脂身で構成されていた豚。
スープ。
初めの頃は、新鮮な醤油の風味が口いっぱいに広がり、後味はスッキリ。その後は、固形脂や染み出した豚のエキスと馴染んだりしたからか、徐々にとろみと、甘みと言い換えられるような深みが増していきました。
非常に細かく刻まれた大蒜は、染み出した自らの水分で1つの塊のように。
固形脂は、カラメが回し掛けられたぷるるっとした背脂。
およそ11分で完食するも、ロット最下位。次々ロット分の麺を茹で始めた店主さんにお礼を言い、退店しました。