10月の三連休初日の日のことです。午前中に、緊急の所用を済ませてから自宅を出立。途中、電車の遅れに遭遇しつつ、17時02分に到着して行列の5人目に。その後、後続に17時30分時点で7人、17時45分で13人、18時02分に開店する際には27人が続きました。そして、18時04分に入店する時点でさらに3人が加わったように、断続的に列が伸びていたようです。それから、18時18分に注文の品が配膳されました。
大豚入り(冷やしに変更)、野菜大蒜+生卵。「脂」と伝えた列先頭の方は、助手さんに「冷やしには脂は入れられません。」と返答されていました。
麺。
およそ8分の茹で時間で、ラーメン1杯分の盛付が終わった後に、冷やし6杯分の麺上げ始まりましたので、両者の時間の違いはほとんどありませんでした。
助手さん2名によって、水道水で2分弱を要して丁寧に締められたことで引き締まったのか、ゴワゴワとした食感が極限まで強まって。
うねりの強いボソ感のない硬めの仕上がりで、ほおの内側に当たるとそれなりの衝撃を受けました。
もやしが瑞々しく、プチンっと弾けるようだった、冷たい野菜は全体的にザクザクと。
豚。
ペナっと舌に纏わり付く脂が豊富だった豚。
脂身の含有率が高かった豚。
ほんのり塩気を感じる、箸で持ち上げるとバラバラになった豚。
端っこの部分でありながら、
トロッとした脂身を蓄えた赤身は、他の豚と同様、粗さはなく。
脂身比率が低いことで、ポロポロと崩れるも、舌の上で溶けるように消えた赤身。
スープは表層が白っぽく。
グルと醤油ダレに、ラーメンに注がれる液体油の代わりに、白濁してドロッとした液体が、醤油と同量のお玉一杯分が加えられて。口に含むと、醤油感は強くも、僅かに甘みとも言い換えられる旨味も感じ取れて、一本調子なところはなく。また、前回の反省を踏まえて攪拌してから食べ始めたことで、過剰なしょっぱさを受け取ることもなく、後味スッキリ。
ヒリッとする辛さを持った大蒜は、スープの味わいをその色に染めて一変させる位の支配力がありました。
生卵。
今回はオーソドックスに麺と絡めて。
およそ10分を要して完食し、次々ロットの調理中の店主さんと助手さんにご挨拶し、29人の待ち人を横目に退店しました。
不味いという訳ではありませんが、ラーメンと比して特別秀でているとは思えず。ここ2回で、通常のラーメンの完成度を改めて認識する結果に。