2月上旬の日曜日のことです。先週から臨時営業することが告知されており訪問を予定していたのですが、当日朝になって「塩つけ麺」提供のお知らせが。ただでさえ寝坊して、想定していた出立時刻に間に合わなかったことに加えて、大混雑が予想される限定メニューの登場で、この後の予定に影響が出ることは必須の中、12時丁度に到着すると行列は38人。この程度なら仕方ないか、腹を括ってと列に続くと、後続に34人が続いた13時09分に入店でき、13時32分に注文の品が配膳されました。
大ラーメン(塩つけ麺に変更)、野菜大蒜脂。麺丼提供のタイミングは助手さん独自の判断で。
この直後、店主さんがカウンター越しに麺を少し追加。
麺丼。
珍しく約1分間隔で2回に分けて鍋に投入され、最初からだと9分弱経った頃にラーメン2杯分の量が取り出されて。そして、さらに2分弱が過ぎてから、つけ麺4杯分が麺上げされました。それから、水道水によって1分強締められていました。
しっかりと冷えてグニッとした食感を持ち、噛み千切ろうとする上下の歯を滑らす程に弾力があって。つけ汁に浸すと、ふわっとすら感じる位に一瞬にして変化しました。
「水がかなり冷たい為しっかり冷やされています。 いきなりつけ汁に麺をつけてしまうと一気にスープが冷めてしまいます!まずは豚やスープでしょっぱくなった野菜をおかずに麺を食べましょう!」との公式アカウントに従って。つけ汁も適度に野菜に染みていたのでそのままでも十分に。
豚とも。特に漬けダレが染みた脂身との相性が良く。
つけ汁丼。麺丼に先行すること約1分で。盛付は、帽子を被ったヤンチャそうな若い男性助手さん。
油でコーティングされて光り輝き、ピンと張ったもやしと麺と絡めた際に甘みを強く意識させられたキャベツ。
四角い形状で、容易に繊維方向に沿って裂けた軟らかな赤身。思わず、胸肉のフライドチキンに似ているな、と。
一面を覆う脂身はちゅるちゅると。
しなやかな肉質の赤身と、しばらくの間汁に熱せられていてもサクッとした歯応えを保っていた脂身。
つけ汁。
真っ先に、豚と脂による円やかさを帯びた塩の風味が伝わってきた後に、醤油の存在感を仄かに感じました。塩と言っても尖りなくマイルドな仕上がりなので、いくらでも飲めそう。スープ割も頼みたかったのですが、店主さんの手の空くタイミングを見計らっている間に、その時機を逸してしまいました。
とろっとろの背脂に混じった肉片に塩だれ?が足されて。
ピリッと刺激を与えてくれた大蒜。
およそ12分で完食し、次々ロットの調理に取り掛かろうかという店主さんにご挨拶し、33人の行列を横目に退店しました。