一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

自家製麺 麺や六等星

2021年05月13日 20時00分00秒 | 自家製麺 麺や六等星

藤沢駅周辺をブラブラとし、JR稲田堤駅へ着いたのは18時20分過ぎ。そして数分後にお店に到着すると行列はなく、シャッターが半開きの状態。中に居た店員さんに確認すると、「こってりはないが、店内営業は行う。」との返答。少し安心して、15分後に再び訪れると店頭には4人が行列を成していました。そしてその直後に開店となりました。

 

この日の券売機。

 

メニューは1種類のみ。本当はレギュラーメニューの油そばが食べたかったのですが仕方ありませんね。

 

大蒜と胡椒と唐辛子とお酢がカウンター上に用意されていました。

 

野菜みそ+ラー油。

 

具材はチャーシューと玉葱とネギとメンマとなると。 

 

約8分程茹でられた麺。店内には6席が用意されており、一度に全員分が調理されていました。実質的にはロット入替制になるのかな?

 

店主さんにより、まな板の上で力強く揉み込まれた後に鍋の中へ投入されました。

 

ツルンっとした舌触りで、シコシコモチモチとした食感が強く現れていました。また、小麦の香りを豊かに漂わせてもいました。

 

チャーシューは2枚。

 

冷えていましたが口に入れると徐々に舌の上で溶け出した、ネットリとしつつも後味サッパリの脂身。

 

しっとりとした肉質で、ホロっとほぐれた赤身部分。

 

丼に手を付ける前に「野菜しか使っていないんだけど、俺が作るとこってりになっちゃう。」という、店主さんと常連さんとの会話が聞こえてきました。

 

最初にみそによる甘辛さがガツンときた後に、仄かな甘みとしつこさのないコクが徐々にそれを上書きしていった、滑らかな口当たりながら奥深さを覚えるドロッドロッのスープ。液体油が浮いていたとは言え、この味の奥行き、本当に野菜だけで生み出すことができるのでしょうか?

 

ラー油を少しずつ加えて。一度にあまり入れ過ぎると、辛味が味を支配してしまいます。

 

入れ過ぎちゃいけないのは分かっているのですが、2度目の投入。

 

嫌な辛みの無い生の玉葱。

 

小口切りされたネギ。玉葱と共にスープに沈めると、ドロッとしたスープの中にシャキシャキとした玉葱とネギが現れてきて食感の対比が楽しめました。

 

甘めに味付けされてコリコリとしたメンマ。

 

なると。一般には主役にはなり得ませんが、私の中では違います。

  

希望者に無料提供されたラー油は、かなり辛くもそれだけでなく旨味が詰まって、僅かに甘味すら感じるもの。有料トッピングにしても充分に通用する品質です。

 

卓上の大蒜が乾燥気味だったのは残念。

 

全体的に丸みを帯びた味わいの一杯を11分程で完食。気持ちの良い接客の、以前八王子野猿街道店2で働いていたという店主さんに感想を求められ「美味しかったです。でも、せっかくのラー油は使い切れないからこの半分の量でも十分です。」と伝え帰路に就きました。

 


自家製麺 麺や六等星

2020年12月25日 20時00分00秒 | 自家製麺 麺や六等星

一食目を食べ終えてそのまま席で暫く待機。集合時間12時10分と指定されたお客さんのラーメンが配膳された後、私のつけ麺の調理が始まりました。どうも、ラーメンだけをそれからつけ麺だけを、という調理手順のようです。

 

注文した2品目が配膳されたのはラーメンを食べ終えてから15分を経過した頃のことでした。店内連食という特殊な注文方法が、店員さんのリズムを崩してしまったこともその要因であったようです。

 

つけ麺(本日の限定麺Ⅲ)+大盛り券。

 

ラーメンよりも2分強長く鍋の中を浮遊し、美しく盛り付けられた麺。店内のホワイトボードの記載から、つけ麺を注文するには大盛り券必須だと解釈したのですが、今振り返ると違いましたね。ですので、370gあるはず。

 

水で締められたことで、表面の反発力がさらに増しています。

 

ただ、もちもちさは健在な上、火自体は中心部まで入っているので顎力を必要とされる強い噛み応えに喜びを感じながら。

 

麺はかなり長めです。

 

麺丼には、豚と味玉となるととメンマと小松菜。

 

密度高めながらも筋っぽさやパサつきが見受けられない赤身がメインの豚。

 

メンマとシャキッとした小松菜はラーメンの際と同様のもの。

 

メンマは軟らかくしっとりさ先行。 

 

味玉。

 

こちらもやや硬めの茹で加減。

 

黄身と白身の間にはやや軟らかさを感じました。

 

なるとは欠かせません。

 

欧風カレーを思わせるビジュアルのつけ汁。

 

具材はネギのみ。

 

麺の侵食を押しとどめるのは密度の高さに起因するのでしょうか?

 

粘度の高いつけ汁には、ラーメンと同様コンロの上の小さな鍋に移された後の仕上げの調理過程で、お酢や魚粉が入れられたのが確認出来たのですが、そんなことを忘れさせる変わらずの豚の圧倒的存在感。ただ、食べ進めていく中でつけ汁の温度が下がっていくと、魚介が顔を覗かせてきたようにも感じました。そして一杯目の時も思ったのですが、何度口に運んでもしょっぱさはありませんでした。

 

たっぷりと麺に絡めて。

 

スープ割りをお願いしました。

 

スープが加わると粘度が弱まって、より魚介の風味が強まったように思いました。

 

残しておいた麺を。最初のつけ汁の支配力が強いので、正直薄いなと感じ拍子抜けしてしまいました。 

 

12分程で完食。締められた麺を食べる事でお店の特長をより強く受け止めることが出来たと思える一杯でした。

 

結局スープ残量はこれだけに。お忙しいのに我儘を聞いて下さった店主さんと助手さんには感謝です。

 

尚、12時40分過ぎに退店する頃来店したお客さんには、集合時間13時50分が案内されていました。それを聞いて引き返す方もいらっしゃいましたが、それ位の待ち時間なら苦にならないと思ってしまうのは、感覚が麻痺してしまっているのでしょうか?


自家製麺 麺や六等星

2020年12月23日 20時00分00秒 | 自家製麺 麺や六等星

75回目の終戦記念日のこと。前回、閉店時間の1時間前に到着するも宣告済だったということもあり、今回は開店前に到着しあわよくば連食をと考え、10時20分頃に店頭に到着すると待ち人は1人のみ。その後20分程待っていると店員さんが出て来て、急遽熱中症対策で整理券制を採用するとのこと。少しして入店し、店内連食が可能か助手さんに尋ねると、店主さんの了解が出て2食分の食券を購入。そして食券の裏に集合時間11時40分と記載して頂きました。どうやら6人=30分換算のよう。尚、私の前に先頭で並んでいたのは、ラーメン二郎立川店で遭遇したあの方。「類は友を呼ぶ。」ということですね。

 

券売機はシンプルな構成。

 

卓上調味料はお酢と黒胡椒。

 

お店のこだわりが垣間見えます。

 

六等星こってりDX。

 

8分程茹でられ濃厚なスープにより色付いた麺は綺麗に盛付けられ、硬さにも繋がる強い弾力ともちもちさを併せ持っています。

 

スープが絡んでもそれに浸食されることなく、その特性を保っています。

 

店頭に掲示された雑誌の紹介文にもありましたが、最初に目が行くスープはこの強烈な麺があってこそ本当の魅力が引き出される、脇役の存在であると思いました。

 

黒胡椒を振って。麺もスープも強力なのでその影響力は限定的です。

 

豚は3枚。

 

どれも大きく厚さがあるので食べ応えがあります。

 

脂身はもちろん、赤身も軟らかな豚。

 

こちらの中心部はややカッチリ。

 

不用意に持ち上げようとすると、脂身の多い外周部と赤身中心の内周部が分離してしまう豚。

 

提供分を小さな鍋に移して最後の仕上げが施されてドロッドロとしたスープは、思わず豚骨の形状が思い浮かぶ程の濃縮された豚感を持ち、舌の上にザラっとした感触を残します。骨髄の中に詰まっていたものが出切ったのかもとちらりと。ただ、何度口に運んでもしつこさや臭味といったものは皆無なので、どぎつくはありません、こってりとは謳うものの、レンゲを上下させることを妨げる要素は全くありませんでした。また、他の方の分の調理をボケっと眺めていると、香味油が最後に丼の縁に注がれていたのですが、私はその存在に気が付きませんた。

 

煮卵は褐色の表面。

 

黄身は比較的硬めです。味の染み具合は正直分かりませんでした。

 

プリっとした白身も美味しいです。

 

ネギは多めに。スープをたっぷりと纏わせて。

 

なるとが嬉しいです。

 

味が染みて歯応えが弱まったメンマとシャキさを残した小松菜。

 

9分程で完食。食後のもたれ等はなく、見ためとは違って食べやすさも備えたラーメンでした。