JR東神奈川駅から京浜東北線でJR東十条駅へ。そして、徒歩で入店を待つお客さんが誰も居ないお店に15時15分頃到着しました。祝日ということもあって早めの到着を心掛けたのですが、後続に並びが出来たのは16時を過ぎた頃。さすがに17時を過ぎると続々とお客さんが集まりだし、17時46分に開店した際には、その数は29人に膨らんでいました。
国産ブタメン、大蒜多め+野菜+ブタかす入りアブラ+大盛り。
頂上はもう少しでカウンターまで届きそう。
この日は鋭角的な盛り付けです。
天辺には野菜が絶妙なバランスで。脂が絡まった、しんなりとしたもやしとホクホクとしたキャベツはさらに甘さが増しており、どんどんと口の中へ。途中、これはイカンと残りはお椀へ退避。
野菜を除けるとこんな様子になります。
私を含めて先頭の3人までが大盛りだったので、通常ロット5杯のところが3杯での提供になったそう。初めて気が付いたんですが、大盛りは通常のものに比べて横の膨らみのある丼を使用しているんですね。
表面がゴワゴワとして細めに見えた麺は、鍋に投入される前にしっかりと揉まれた結果、強い縮れが生じています。
たっぷりとスープを纏っても、ややゴワ触感が残っています。
噛むと抵抗なく中心部まで歯が到達する茹で加減も、咀嚼を終え飲み込む際には喉元に確かな小麦粉感を残して消えていきます。
最後はお椀に移し、残った野菜とブタかす入りアブラと良くかき混ぜて。
赤身部分に見受けられる空洞が示すように赤身全体にサシが入って軟らかな豚。
表面がカリッとして、繊維質の為かパサつきのない抵抗があり、顎全体で噛み千切るようにして食べた豚。
みっちりとした赤身にサシが入って、食べ応えと軟らかさを両立させた豚。
裏側にはタレが良く染みていました。
一見して脂身はほとんど見当たらず、サッと繊維方向に裂けていく肉質の豚。
丼の縁付近の麺が油まみれになる程、表面の液体油多めのスープ。
丸みを帯びた塩味と飲む度に少しずつ強まっていく穏やかな甘味を、液体油がまとめ上げたような味わいです。
ガリガリと音がする、野菜として存在するかのような大蒜。
いつもに比べて塩加減が控えめなブタかす入りアブラ。
17分程で完食。店主さんからの「毎度~」のご挨拶を背にお店を出ると、行列は24人。いつもに比べて短めの行列を横目に帰路に就きました。