1月下旬の木曜日、仕事終わりのことです。本当は、金曜日に訪問したかったのですが、早仕舞いの可能性を考え、あまり込まなそうな曜日を選んだのです。19時56分に到着すると、店外に行列はなく店内待ち席に4人のみ。せっかくだからと思い立ち、20時03分時点で店外待ち7人、20時13分でその数は5人もソファー席には1人のみ、という状況を見届けてから最後尾に接続。それから、後続に6人が続いた20時24分に入店し、20時46分にラストロットの一員としてラーメンが配膳されました。なお、20時33分に店主さんによって店頭の照明が消され(この時点で実質閉店?)、20時39分には助手さんによって入口側のシャッターが下ろされました。何度試みても、しょうが50円のところが上手く撮影できないんですよね。
大ラーメン、大蒜脂一味+生卵。
厨房内には男性助手さんも居ましたが、食券の確認から大蒜を入れるかの問い、そして盛付までを店主さんが。
麺。
9分弱を過ぎた頃に取り出され始め、1分強を要して賄い分1つを含んだ8つの丼に振り分けられました。
もちもちとした食感に加えて、軟らかさをも鮮明に感じ取れました。
しんなりとした歯触りで、自身の秘める甘みが最大限引き出されていた野菜。
豚。
適度にサシが入り込んでしなやかさと味わい深さが増した赤身と、ビシャッと弾けてコクを広げる脂身。
染みたタレの影響で茶色く色付いた端豚。
繊維質に沿って荒々しく裂けた赤身。そして、弾力あり、ねっとりとした舌触りの脂身。
スープ。
丸みを帯びたことで、よい意味でクリアさの薄れた仕上がり。その為か、後を引くことのない調味料主導の重層的の旨味が強く。そして、それは徐々に濃くなり、いつまでも口の中に残って。
途中、散り散りになって痕跡する捉えることのできなかった大蒜。
固形脂は、プルンップルンの背脂に包まれた肉片。
生卵。麺を冷ます役割をしっかりと果たしてくれました。
およそ15分を要して完食し、先週、店主さんが助手さんと行った神田神保町店のお話を聞かせて頂いてから、この日最後の客として退店しました。