前回訪問から数分後、というかミニラーメンを完食すると直ぐに席を立って新たな食券を購入し、年配の助手さんに食券を手渡しました。
蓮えび小つけ麺、麺少なめ大蒜脂。1,030円也。店内連食ですので念の為に少なめで。
麺丼には野菜と大蒜と固形脂とうずらの卵1個。
相変わらずの極太麺。
つけ汁に浸けるとそのクネクネとした形状から、干しえびを絡め取ります。
先程の一杯に比べてゴワゴワ感とバキバキ感が強く残り、噛み切ろうとする最後の最後でボキッとした感触が伝わってくる麺。
こちらは中心部に芯がしっかりと残っています。
野菜はややシャキッとしたもやしとザックリ切られた茎の部分がホクホクのキャベツ。
味付きうずらがちょこんと1つ。新町一丁目店のものは味付きではありませんでしたね。
固形脂はトロンっとしてプレーンなもの。
非常に細かく刻まれた大蒜は、確かな辛味を感じ取れるものです。
つけ汁には豚が2つのみ。
脂身と赤身のバランスが取れた豚は、既に崩れてしまっている程の軟らかさで角煮のよう。
もう1つは既に崩れて丼の底に沈んでしまっていました。
運ばれてきた時から食欲をそそる豊かな香り立つつけ汁は、一口目で甘く味付けされた干しえびがジャリジャリとする位にたっぷりと入っているのが確認でき、二口目以降では強烈なえびの旨味と調味料による甘味と醤油の塩味が複雑に絡み合って呈する味を伝えます。そしてさらに食べ進めていると、豚出汁の存在感は見え隠れするものの液体油等によるオイリーさは、えびのそれに掻き消されてしまったのか控えめに感じました。
スープ割りを頼みました。すると、別皿で。
余計な味付けがされておらず豚出汁感満点のプレーンなスープを味わえるだけで、つけ麺を注文する価値があると断言します。
えびつけ汁と混ぜると塩味が薄まって一層円やかさが増します。
約15分で完食。えびの旨味を存分に楽しめるつけ麺はお高めですが、値段相応の価値があると思います。