師走の日曜日、午前中は仕事をし自家用車で越谷方面に。いつもどおり越谷駅東口駐車場に車を停め、14時50分
過ぎにお店に到着すると17名程の行列。ただ予想外に回転は良く40分弱でラーメンの配膳となりました。
食券を購入する際、100円玉を落としてしまい狼狽。「この世の終わりのような顔をしていた。」との店主さんの
言に「そりゃ、100円玉失くしたら誰でもそうなりますよ。」と胸を張って言い切ると、呆れたような表情に。
尚、銀色の硬貨は、一生縁が無いであろう緑色の食券と共に券売機の下から見つけることが出来、緑色の食券は落と
し物としてお店に届けました。
大ラーメン、大蒜脂。
麺丼には、豚と脂と大蒜。
テッペン付近のものは、柔らかくフニャフニャとして一部は溶けかけたかのような触感。丼の中でスープを纏ったもの
は、表面がパリッとしながらも中心部分にはもっちりさを感じることが出来ました。
サブ丼の野菜には、醤油ダレがかけられていました。
豚は大きなものが2つ鎮座。うん、見ただけで美味いのが分かりますね。
全体に脂が散りばめられたしっとり柔らかな赤身が絶品です。
形状からして腕肉と思われる、ジューシーな脂身からジュワッと染み出してくる甘い脂が堪らない豚。
太めのもやしとざっくりキャベツの熱々野菜は比較的フレッシュな茹で加減です。
スープは脂をお願いしたからか、液体油の量が多めの見た目も甘さがかなり先行する仕上がり。一瞬、そばつゆの存
在が思い浮かびました。後で店主さんと助手さんに聞くと、「脂をお願いするとラードに因り甘味が強くなるので、
皆さんそれ目当てで頼むのでは?」とのこと。もちろん、これはこれで美味しいのですが、せっかくの豚の円やかさ
や醤油のスッキリした後味が打消され気味になってしまうので「もったいないな。」とも。もうこれは本当に好みの
問題としか言えませんね。まぁ、私は固形物を食べ終えた後、三口四口とレンゲを上下させましたが。
大蒜は一旦レンゲに移しスープで温めながら少しづつ麺と野菜にまぶして。そうすることで急激な味の変化を避けなが
ら、その風味を存分に楽しめる気がします。
店主さんが賄いを食べるときに乗せているのを見て注文した脂は、巨大な脂身と甘く味付けされた肉片。プルンプルン
の脂身と味の浸みた肉片、とっても美味しかったです。
店主さんや助手さんと楽しくおしゃべりしながらだったので完食までは25分。絶品ラーメンと共に贅沢な時間を楽し
むことの出来た最高の一日でした。