一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

ラーメン二郎桜台駅前店

2020年11月19日 20時00分00秒 | ラーメン二郎桜台駅前店(閉店)

夕刻が近づいてきても降り止まぬ気配の無い雨の中、この日の3店目へ。15時20分過ぎに到着すると外待ちは9人。20分程で入店出来、さらにその5分後にラーメンが配膳されました。

 

小ラーメン、大蒜脂+生卵。

 

この日は助手さん2人での営業。それまでは、新小金井街道店で何度かお見かけした助手さんが小さなお玉を使って脂を注いでいたのですが、この一杯は桜台駅前店専属の眼鏡助手さんが大きなお玉で豪快にドバっと脂を盛り付けて下さいました。

 

平たい形状が目に付く麺はスープを吸って茶色に。また、かなり熱々の状態でそのまま啜ると口の中を火傷しそうに。

 

弾むような噛み応えを感じつつ、中心部においては小麦粉の高い密集度を覚える、ムッチリとした麺。

 

卵黄は持参したレンゲで一旦避難させ、取り残された白身には麺に絡まって粗熱を取るという役目を果たしてもらいました。その後、卵黄を元の器に戻して。

 

豚出汁のそれに卵黄のコクも加わって。

 

豚は2つ。脂身多めで食欲をそそる見た目です。

 

硬度を保った脂身からジュッと甘い脂が飛び出すバラ肉。

 

旨味を出し切っていない瑞々しい赤身からもエキスが染み出してきます。

 

野菜はお辞儀した茹で加減。大量の脂をドレッシング代わりにするとあっという間に。

 

豚の旨味を存分に受け取れるこってりさ満開のスープは塩味もやや強めで、その意味で醤油と脂が拮抗してバランスが取れていました。

 

終盤には、固形脂が馴染んだのかさらに脂の存在感が強まっていました。

 

サラッとした舌触りの大蒜はたっぷりと。

 

固形物が目立ち甘さとしょっぱさを合わせ持った固形脂群は、麺にも野菜にも合います。

 

生卵は自分で割るスタイルです。

 

今日も上手に出来ました。褒めて下さい。

 

券売機の上にあった、大蒜酢。大蒜感はそれほどでもなかったですが、サッパリとした感覚が加わります。

 

少し苦しくなりながら10分程で完食。同一路線上に所在するということで、ひばりヶ丘駅前店、桜台駅前店と連食しましたがかなりお腹が膨らみました。非乳化と乳化では同じ量でも満腹感が段違いという、某二郎マスターの言葉を思い出しながら、入店を待つ5人を横目に退店しました。

 


ラーメン二郎ひばりヶ丘駅前店 昼の部

2020年11月17日 20時00分00秒 | ラーメン二郎ひばりヶ丘駅前店

弁天町から山手線と西武池袋線を乗り継いでひばりヶ丘駅へ。そこから、依然として小雨が降り続く中を数分歩いで祝日営業中の店前に到着したのは13時41分。この時、悪天候にも関わらず27人の行列が形成されていました。そして、じっと50分程待って14時31分に入店する際にも、未だ後続には16人がその時を待っていました。尚、この時点でも明確な宣告は行われていなかったはずです。

 

小ラーメン、野菜大蒜脂。

 

細めでストレート形状の麺。

 

適度にスープを纏って表面がツルっとした麺は、噛み切る瞬間にブツンッと音が聞こえてきそうな強めの弾力を持っていました。

 

全体的にしんなりとした茹で上がりも、キャベツからは、大きく切られていることでホクホクさとシャッキリ感の両方を感じ取れます。また、下味が付いていたように感じたのですがそれは、固形脂は見当たらなかったのですが、脂をお願いした影響なのかもしれません。もしかしたら忘れられてしまったのかと、次ロットで同様にお願いした方の盛り付けを観察していたのですが、恐らく脂であろう大蒜以外の何かを、銀色の入れ物からトングで野菜の上に乗せていたので、そうではなかったようです。

 

強いて言えば、これが脂をお願いした結果でしょうか。

 

厚く切られた豚は2つ。

 

脂身はトロっと、赤身には繊維質の特徴が強めに出ていた豚。

 

圧力をかけると、ハラッと崩れたしっとりとしていた豚。

 

水分を多めに含む細かく刻まれた大蒜にはピリッとした辛さ。

 

表層部は豚の存在が強烈に表れて黄金色に、中層部は醤油の塩味が強めに出て茶色く色付いたスープは、前回ほどの強烈さではなくとも、最初に脂と豚の旨味を、次にそして最後までそれを覆い隠すように、突き抜けることのない醤油の味を伝えていました。

 

丼底にはほぐし豚が多めに。神田神保町店でも似たようなことがありましたが、あえてなのでしょうか。

 

約9分で完食。前回に比べて乳化度合いや味の濃さは控えめで食べやすく感じました。短期間で大幅に仕上がり具合が変わることは考え難いので、この日の2杯目だったという体調面の違いが、そう感じさせた大きな要因だと思います。

 


自家製中華そば としおか

2020年11月15日 20時00分00秒 | 自家製中華そば としおか

7月の4連休初日のこと、未明から降り出した雨が時折強くなる中、11時を過ぎた頃に店頭に到着すると行列は13人。休日にしては予想よりも少ないなぁと思いながら最後尾へ。その後の列の伸びも鈍く、11時58分頃に入店する時には後続に8人が、退店する12時33分には12人が列を形成していました。

 

冷やし油そば(大蒜油)、中盛り。

 

ふんわりと大蒜の香りを漂わせる液体油が全体に回し掛けれています。尚、この日は前回と少し異なり、温かい油そばは3分、ラーメンは5分、冷やし油そばは7分の茹で時間でした。

 

艶やかな見た目で、大蒜の香りが麺にもしっかりと移っています。

 

赤身はしっとり軟らかく、脂身はきめ細やかな舌触りでしつこさのないチャーシュー。

 

コリコリというよりもしんなりとした歯応えのメンマ。

 

良く冷えたしんなりとしたもやし。

 

このネギは味よりも食感を楽しむものかと。

 

シャキっとした食感の残る千切り生姜。

 

千切り生姜の風味のお陰でくどさののない甘さを持つ味噌ダレ。時折顔を覗かせるお酢によってさらにサッパリと。

 

磯の風味を漂わせる海苔。

 

パリパリさを保たせておいて麺を巻いて。

 

良く混ぜ混ぜしました。

 

味噌ダレが絡まっても一度纏った大蒜油の存在感は保たれたまま。一度歯を入れただけでは噛み切れず、さらにもう一押しが必要な程の反発力です。

 

味の支配力が強過ぎるのは分かっているのですが、誘惑に負けて毎回手に取ってしまいます。

 

黒胡椒を振ってさらにスパイシーに。

 

夢中で食べ進め、この段階でスープ割りをお願いしました。

 

味噌ラーメンのような見た目。

 

シコシコさが鳴りを潜めた代わりにややモチさが生まれた麺。

 

チャーシューはさらにしっとり軟らかく、メンマも穏やかに。

 

意図的に味噌ダレを残すようにして箸を進めたこともあって、魚介の風味が際立つスープが注がれると、まさしく味噌ラーメンのように。

 

15分程で完食。味の調整をしながらが自分好みの味を作り上げる過程も楽しめるので、一杯で2度美味しいラーメンです。

 


ラーメン二九六

2020年11月13日 20時00分00秒 | ラーメン二九六

6カ月振りのラーメンを食べ終えると一旦退出し、券売機で再度食券を購入して暫しの間店外の待ち椅子に座って待機。その後、店主さんからの呼込みで再度カウンター席へ。汁なしをお願いしようとすると「つけ麺作ってあげようか?」とのお誘いを頂いたので、素直にご厚意に甘えることとし、100円硬貨2枚を食券に添えました。

 

大ラーメン、大蒜+つけ麺。

 

麺丼。

 

後で店主さんから400g程度あったと聞きました。「無理しないで残しても良いよ。」と言われた時には既にほぼ全てが胃の中に。

 

水でしっかりと締められたことで弾むような噛み応えを身に付け、ラーメンのものとは180度異なった食感に変化。

 

つけ汁をたっぷりと。冷たい麺が温かなつけ汁をたっぷりと絡め取ります。

 

つけ汁丼には、野菜と豚と大蒜と固形脂。

 

豚は既に原形を留めていないもの。

 

一旦サルベージしました。

 

つけ汁に浸かっても中までタレが染みていることが分かる、ほぼ赤身でワイルドな食感を伝える豚。

 

真っ先に筋繊維質の特徴が飛び込んでくるも、歯で圧を掛けると直ぐに崩れてしまう軟らかさでした。

 

しんなり野菜にはたっぷりとつけ汁を纏わせて。

 

ラーメンの時よりも液体油の層が厚いことに加え、固形脂が溶け込んでしまったこともあってか、油が強めに主張する温かいつけ汁。正直一口目ではつけ汁の特性が分からなかったのですが、何度か口に運んでいると、ようやくお酢による酸味を感じ取ることが出来ました。ただ、それは仄かに感じられる程度なので、良い意味で二九六らしさが保たれたままでした。ラーメンとつけ麺の両方を提供しているお店で、つけ麺にラーメンの面影があまり感じられないと、そのお店でつけ麺を食べる理由が見いだせなくなる気がしてしまいます。ですので、その店らしさが感じ取れる範囲内で味を変化させたつけ麺が提供されて欲しいと願う私には、丁度良い具合でした。

 

固形脂。

 

粒が大きめの大蒜は多め。

 

9分を要して完食。驚くような味の違いがある訳ではないのですが、ラーメンを美味しいと思った店舗でつけ麺を食べるのならラーメンの延長線上につけ麺がある、という形を望む自分にはピッタリの一杯。聞くと店主さんも、あえて大きな違いを生まないようにしてつけ麺を提供していると話されていました。続々とお客さんが店舗側に列を形成し、あっという間にその数が10人を超えた頃、忙しく厨房内を動き回る店主さんにお礼を言い退店しました。

 


ラーメン二九六

2020年11月11日 20時00分00秒 | ラーメン二九六

7月中旬の日曜日、この日の午後に自らの不甲斐なさを改めて痛感させられる経験をした後、当初の予定どおり訪問しました。開店10分前に到着すると先客は1名、店外に設置された券売機で食券を購入し、直ぐに開店を待つ列に加わりました。

 

そして、定刻より3分遅れた17時03分に開店する時には、さらに数人が入店を待つ一員となっていました。

 

ラーメン大、大蒜。6か月ぶりでしたのでスタンダードなものを。

 

麺は8分程鍋の中を泳いでから丼に移されました。やや軟らかめに感じる茹で加減も、深層部からはぎっちり詰まったような感覚も伝わることで、コシとも呼べる弾力が表現されていました。また、箸で持ち上げるとふわりと小麦の香りも漂わせていました。

 

良く火が入ってクッタクタ食感のもやしとキャベツ。僅かに味が付いていたように感じたのは、頂上に乗せられた固形脂のせい?

 

これ位しなやかですと、麺やスープとの絡みも抜群です。麺と和えて口に入れると食感の違いがそれぞれの魅力をさらに引き立たせていました。

 

豚は2つ。

 

タレが良く染みた赤身がメインも、歯を入れると繊維に沿って四分五裂の状態となる軟らかさを持っていました。

 

トロっと甘い脂身とサックリとした噛み応えの赤身で構成された豚。

 

漆黒の見た目どおり、醤油の味が先行して伝わってくるも決して単純な塩味ではなく、豚と調味料によると思われる折り重なった旨味を伴っています。そして、それが全体の味の質を押し上げているように感じました。だからか、繰返しレンゲを上下させてもしょっぱいと感じることはありませんでした。

 

ピリッとした辛味を伝える大蒜。スープに溶け込んでしまうとその味に影響を与えてしまいそうな気がしたので崩さないようにと慎重に。

 

甘辛く味付けされた豚カスの入った固形脂。野菜の最高の相棒です。

 

改めてスープのレベルの高さを再確認させてくれた一杯を約8分で完食。無論、好みの問題ですがここより質の高い非乳化傾向の二郎が何店舗あるのだろうか、と数少ない経験を基に。丼を上げると、店主さんからのどこかで聞き覚えのある「足りた?」というご挨拶に「この後もう一杯汁なしを食べますから。」と答え一旦退出しました。