湯野上温泉駅で下車した一行。
湯野上温泉駅は全国でも唯一の茅葺き屋根の駅舎で、近くにある大内宿をイメージして造られたものです。そして、これからその大内宿に向かいます。
大内宿へはタクシーなら10分ほど。次の列車が来る1時間までの間に観光してこようという我々でもなんとか行ってこれます。
タクシーの運転手さんに大内宿の解説をしてもらいながら、大内宿を見渡すことのできる高台のところまで案内してもらいました。
茅葺き屋根しかない。これはすごい景色です!
会津西街道の宿場町として賑わった大内宿ですが、明治以降になると主要道路が別にできてしまい周りから取り残されることになってしまいました。
そのおかげで、現在でも築300~400年ほどの建物が建っており、このような集落が残っています。
滞在時間が40分しかないので、急ぎ足で見ていきます。高遠そば食べていきたいのですが・・・。
さらに、本陣も大急ぎで見学。
土間(ですか?)の様子。生活用具が展示されています。
上段の間。お殿様が泊まったところ・・・であってるはず。
ねぎ畑。
短い間でしたが、タイムスリップしたかのような時間でした。次回はもっと余裕をもって来て、高遠そばを食べていきたいものです。
時間通り湯野上温泉に戻って来ました。普通列車で今度は芦ノ牧温泉駅へ。
駅の隅に留置されているキハ30系を改造したトロッコ車両AT-300形。そろそろ修復が必要かも。
普段は休憩所として使われているようですが、この日は東北の復興支援のための写真展示会をやっていました。展示するだけあって、どれも力作ばかり・・・。
芦ノ牧温泉駅の駅舎はこんな感じ。入口が白く塗られた木造駅舎です。
芦ノ牧温泉駅といったら猫駅長の「ばす」です。お休み中でしたので、あまりよく見れなかったのが残念でした。
次の列車までつかの間の休息をとった後、お座トロ展望車に乗って会津若松駅まで。
普段は展望車を加えた3両編成なのですが、展望車は検査中なのでこの日は2両。なので、普段はお座敷車と展望車にサンドイッチされているトロッコ車AT-350形が先頭に来るという珍しいところに出会えました。
山中をトンネルで突き抜けたり田んぼの中を駆け抜けたりと車窓に変化があって飽きさせてくれません。
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