黒鉄重工

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バンクーバーの近郊列車に乗る その4【2015/08/11】

2017-02-17 23:35:40 | 鉄道撮影記

グランビルアイランドへ向かうバスが到着したのでバス撮影は終わり。バンクーバーの目抜き通り、グランビル通りから50系統のバスに乗ります。
グランビルアイランドは生鮮食品の市場やレストラン、土産物屋などがある買い物が楽しい観光地ですね。バンクーバーでは超有名な観光地なので観光客だらけです。
元々は造船地区だったんですが、すっかり造船が衰退したのを再開発して観光地化したやつです。ギャスタウンと同じパターンだな。
まあグランビルアイランドに関してはググればいくらでも出てくるんでそっちを調べてみてください(丸投げ


最寄りのバス停から歩いてすぐの所に入り口があります。99号線の橋の下に入口があるので暗ぼったいです。中は全然そんなことないのですが。



昔の漁港みたいにひしめき合うボート。みんな金持ちだなぁ。



地面には線路が敷かれていました。敷地内には市場や工場があるのでかつて貨物を鉄道輸送していてもなんら不思議ではないので、その時の名残なのでしょう。
車は空いている所に駐めていいみたいな感じでしたが(駐禁の場所もあるが)、早めに行かないとあっという間に埋まってしまいますね。



やはり鉄道車両を利用した店がありました。カブースを改装してできたペット用品店ですね。店内に見るべきところはないだろうと外観を見るだけにしました。



建物の中に延びる線路。中を調べても特に何も見つかりませんでした。
線路はこんな感じであまり収穫はなく。



生コン工場っぽい建物。コンクリートタワーがアートになっていました。



グランビルアイランド一番の名所、パブリックマーケットに来ました。



売っている品物も陳列の仕方も値札の書き方も日本とは異なるので見ていて楽しいですね。海外の市場はやはり面白いです。



鮮魚売り場。売り場の半分は鮭でした。さすがですね。でもこんな時期から鮭が揚がるんですね。



さていい感じに列車の次官になってきたし帰りは船で戻ろうと思ったんですが、思ったよりもこれは時間がかかりそうだ・・・。



列に並んでここまで来たんですが、行きたい方向と逆の船だったのと次の船がいつ来るか分からなかったので、踵を返してここへ来る時に使ったバス停へ走って戻る。ところでこの船、どっちかっていうと筏だなぁ。
どうにか乗降中のバスを捕まえることに成功して、時間までにダウンタウンへ戻ることが出来ました。考え無しで動くとたいてい上手く運ばないんですよね、私の場合。



バスを降りたらすぐ乗り換え!
今まで何度もウォーターフロント駅を歩いたことはありますが、運行時間外だったため唯一開かずの扉で入ることのできなかった空間、西海岸急行ことウェストコーストエクスプレス West Coast Express; WCEのホームへと降り立ちます。
ホームは1面2線。長さは十分ありますが、先頭ははみ出ていますのでこの駅で列車の編成を撮影するのは不可能です(ホーム端から入線する列車を撮影することは出来るかもしれないが確証なし)。それ以前に、改札員と自動改札機が入口を固めているので乗客以外がホームに入るのは難しいかと思います。
なお運賃は路線バスやスカイトレインとは別体系で、WCE独自の運賃を支払います。乗り継ぎ運賃制度も確か無かったはずです。WCEの運賃も並行するバスよりも割高です。(おそらくほぼ確実に)着席できて、乗車時間もバスより短いのでその快適料でしょうか。あとはまあ単純に運行経費が高いでしょうしね。



駅名標と客車。客車はボンバルディア製の2階建てバイレベル客車。
WCE客車の塗装は上越新幹線のE4系みたいで親しみが湧きやすいです。



台車は約半分がカバーに覆われています。この客車は横から見ると八角形に見えるので美観の意味でのカバーですかね。
台車は東急のパイオニアIII台車のような即梁の外側に車輪が、車輪の外側にディスクブレーキが付いているタイプ。弱々しく見えて不安ですが、割りと高速走行するんで大丈夫なんでしょうね。



すぐ発車時刻だったのであまり観察できないまま列車に乗車。別に次の便に乗ってもいいんですけど、帰りの時間も考えるとあまり猶予時間もないのです。
まずは1階に陣取りましたがすぐに2階へ移動しました。さすがデカい客車だけあって天井高さがたっぷりありまして、東海道線のグリーン車みたいに頭を下げながら歩くという必要は全くありませんでした。
客室の構造としては、プラットホームと同じ高さにある1階、その上にある2階、1階と2回を結ぶ階段の間にある中2階の3つに分けられます。東海道線のそれのように中2階にも座席があって隣の客車への貫通路もそこにあります。
座席は写真の通り2+2列のボックスシート。215系に近い座席形状・座席配置ですよね、これ。座り心地はまあそれなり。一部の座席には電源プラグもあるのでスマホいじり放題。トイレのある車両もあります。
車掌室はどうやら無いらしく、車掌は編成の真ん中あたりのドア近くに立って各種放送やドア扱いを行います。

列車は15:50にウォーターフロント駅を発車するとあまり速度を出さずに東へと走ります。線路が海沿いなので景色がよく、途中では機関区や工場の専用線の横も通るので車窓は飽きないと思います。
ちなみに車内の写真はこれ1枚だけです。さすがに人のいる車内であまりカメラを向けるのもはばかられたのです。何言われるかわかんないですし・・・。
乗車時間30分ちょっとでポート・コキットラム駅 Port Coquitlam stn.に着くのでそこで下車します。バンクーバーダウンタウンへの帰りのバスを考えた場合ここより先に行くと帰還が困難になる恐れがあったのと、駅の目の前が貨物ヤードなので何か起こるだろうと考えたのが理由ですね。

今日はここまで。


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