黒鉄重工

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吉原の保存車両を見聞する その3【2017/03/19】

2018-08-19 19:32:22 | 鉄道撮影記
岳南富士岡駅を出て、次に降りたのはジヤトコ前駅です。やっぱり日中に8000形動いているのは珍しいなと思います。
そこから1kmくらい西に歩いていくと・・・。


新通町公園に着きました。ここには0系新幹線が保存されているのです。近所故に今まで見に行ったことがなかったのです。
保存されているのは先頭車の21-57。説明板にはK-11号と書かれていますけど、これは編成番号がK-11だったということなんじゃ。
長い間造られた0系の中でも初期型なので大窓だったり非常口が付いていたり。というか現存する0系の殆どは初期型なんですけどもね。
屋根付きで保存されているのに加えて整備も行われているので状態は良いです。屋根の柱を車体に合わせて塗り分けているので、美観が良いのが好印象です。


現役時に「こだま」でよく乗っていた新幹線なので、やっぱり懐かしい気分になります。
塗料を調達するのも大変だと思いますが、アイボリーの色がちょっと濃い気もします。


土休日の10時~15時は車内に入ることができるのだ。
座席は3~4列だけ残して、残りは取り払って遊び場とか鉄道模型のレイアウトとかに改造されています。原型維持も大事ですが、市民に永く親しまれるよう活用することもまた大事です。広く市民に親しまれることは往々にして車両の存続に関わることがあるので馬鹿にできません。ここのさじ加減は悩ましいところでしょう。


座席はおなじみ、銀色の転換クロスシート。3列席は回転式シートに出来ないから2列席も含めて全部転換式しちゃえという後退的発想。これもチーム事情というものがありましょう。


客室の一部をデンと占拠しているレイアウト。車内公開中毎日運転しているわけではないそうで。
レイアウトの出来はと言うと・・・うーん。


1982(昭和57)年冬ダイヤの時刻表。まだ「のぞみ」がない時代。複製なのかわかりませんが、退色がほとんど無くてびっくりだなと。
赤い「ひかり」が速達系で青い「ひかり」が停車系ですか。ていうかこの時はまだ静岡に停まる「ひかり」は1本も無かったのか。
荷物を背負った0系は、新幹線を使った荷物輸送サービスのやつでしたかね?昔はそういうのもあったかと。


運転室にも入れるのだ。


運転台。ムダに広いな。全部物理スイッチなのも良い。ワイパーだって手動だ。
座ってみたかったけど小さい子供もいたので長居せずにとっとと撤収。


次に外に出てみると唐突に台車が置いてありました。説明書きが見当たらないんでアレですが、DT13だそうです。旧型国電なんかに使われてた古い台車なんですが、なんでまた・・・。


他にも転轍機のてことか、


密着連結器が地べたに置かれていました。
本当に単に置いてあるだけなんで、もうちょいなんか無いのかと。手入れはされているんですけどね。


公園から撤収して歩いて吉原本町駅へ。吉原行きに乗ります。

今日はここまで。