黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

北米project 4 ~Is the order a warbird? その101【2016/03/04~10】

2019-09-25 23:00:51 | 海外旅行記
USSミッドウェイ博物館の続き。
これは空母のスケルトン模型。骨格がよく分かりますね。


これは格納庫甲板の下層にある資材置き場へ通じるハッチ。


エンジンのような大きい部品でも通せるようですね。これはF-14のエンジンかな?しらんけど。


これは格納庫と飛行甲板を結ぶエレベーター。飛行甲板の外側に付いています。
WWIIの頃の空母は飛行甲板の中心線上にエレベーターが付いていましたが、飛行甲板の出し入れが面倒なのと、中心線上にあると格納庫の面積を食って搭載機数が減ってしまうのを嫌がりました。なので飛行甲板と格納庫の左右にエレベーターを付けることにしました。


エレベーターの隅に置かれているダグラスA-4Fスカイホーク(2日ぶり7機目・485機目)。
アメリカ海軍の傑作攻撃機ですね。F型はE型のエンジン出力向上型で、電子装備も増やしたので背中にラクダのこぶみたいなのが追加されてます。


前縁スラットとか爆弾とかロケットランチャーとか。
あの緑色の爆弾(Mk.80シリーズ)はA-4がきっかけで開発されたものです。小型のA-4は爆弾を機内搭載できず機外に吊るさざるを得ないのですが、だったらせめて爆弾の形状を低抵抗にしてみない?とエド・ハイネマンが提案したもの。


そういえば機銃が付いていましたね。


エレベーターから艦首方向を見る。飛行甲板がめっちゃ張り出しているのが分かります。


こんなに張り出てても倒れないもんなのだなぁ。右舷とのバランスが取れてるのだろうね。


エレベーターはワイヤーで上げ下げするそうな。





右舷の通路を進みます。


飛行甲板への階段。ううん、こんな広くて登りやすい階段あるのかなぁ。博物館になった時の後付っぽいけど。


これはMk.6救命イカダ。これひとつで25人分助かります。USSミッドウェイには167個付いていたので、しめて4,175人分。ウィキペディアによると船の乗員は全部で約4,700人らしいので、ちょっと足りないですね・・・。足りない分は織り込み済み、ということ?
普段は飛行甲板の縁に房状にくっついています。いざという時にはもちろん手動でも外せますが、水を被るか海面20ft以下になると自動で外れるようです。


このようにイカダと水、食料なんかが入ってます。
イカダは長さ約5.4m、幅約2.7m。もちろん25人乗り出し雨風も凌げるぞ。


こんなふうに付いています。プラモデルでピンセットで摘んでる時に弾き飛んで紛失しがちな部品。どんなに気をつけていても無くすときは無くしてしまうんで、予備を少し付けてくれたってバチは当たらないでしょ。

今日はここまで。次回から飛行甲板です。