三岐鉄道北勢線に乗って楚原駅で降りました。西桑名行の列車とすれ違いするところを見届けたら駅を出ます。
自動改札付きの有人駅で、特殊狭軌路線にはギャップ萌えといったところでしょう。
沿線撮影するために駅を出て歩きます。住宅街を進みますが、昔からある地区のようですね。
とある人家で見つけた防火用水(防火水槽)です。昭和アイテムの一つですが、さすがに見つけられる機会はあんまりないです。これはコンクリート製ですが面を石で装飾してあるのがおしゃれで、文字は彫刻されているのもいいですね。現存する防火用水は植木鉢化していることもあるようですが、これは一応まだ水溜の使命を保っているようです。
タバコ屋の看板。昼夜営業というのは、この自販機のことかな?
クリーニング店の看板。他にも何軒かの旧商店がありました。鉄道利用が今よりも盛んだった頃のこの通りを行き交い店を利用していた人々が思い浮かびます。
旧員弁町のマンホール蓋。この建造物はいなべ公園にある五重塔です。有名観光地なのかもしれない。
楚原駅から西桑名寄りに歩いていって、田んぼの横の築堤を走る線路沿いに陣取って列車を待ちます。
しばらくして来たのは、旧三重交通塗装の270系でした!これは狙っていた列車でした。行きの電車に乗っている時これとすれ違ったので、ぜひとも抑えておきたいところでした。
三重交通塗装の特徴といえば、旧三重交通時代に製造されたク202号を連結していることでしょう。準湘南顔といえるその古風な顔は被写体として魅力的なのです。この時は後追い撮影となりましたが、実はこの列車は楚原駅止まりなので、すぐに折り返してやってきます。これも狙いましょう。
と、いっても、ク202の前面は逆光になってしまっているので、結局側面に重きをおいた写真に仕上がりましたとさ。これはこれで編成内の凸凹ぶりが際立つのでいいと思いますが。
中間車のサ201号。・・・これはあれですね、中間車化改造されたやつですね。
車体の左端は運転台の跡というのがありありと伝わってきます。妻面も少し後退角を持った前頭部形状がそのまま残っているのが分かります。こういうのは好きですねぇ。
というかこの旧三重交通車の3台、連接台車なのか。知らなかった。
モ277号。旧型車との体格差が分かります。
三重交通列車を撮影したら楚原駅に戻ります。ここからは終点阿下喜駅を目指します。
ホームで待っていたら、西桑名行の270系が先に来ました。
引いた位置でも撮影。うねうね~。
上り坂を駆け上がってくる阿下喜行の270系。写真に写り込んでいる勾配標識はなんと33.3パーミル!相当急坂です。
第8走者:三岐鉄道北勢線阿下喜行(270系)楚原14:42→阿下喜14:56
終点阿下喜駅に着きました。
昔来たときと変わらない駅舎。
駅前は広いロータリーが広がっていて使いやすそう。
北勢線で使われていた旧型車両モニ226号も保存されています。こちらも変わらず美しい姿ですね。
その足で駅から少し歩いた畑沿いの線路で270系を撮影してきました。
撮影したら、これの折り返し列車に乗るべく早足で阿下喜駅へ戻りました。
というところで今日はここまで。
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