ナイアガラフォールズ編の続きです。
霧の乙女号から地上へ帰還しました。次は、船上から見えた崖伝いに生えている足場を歩くアトラクション「風の洞窟(Cave of the Winds)」に行きましょう。
写真は道中見たトロリーバスです。ただし、架線から集電して電気で走る本物のトロリーバスではなく、路面電車風の車体を装荷した内燃機関で走るなんちゃってトロリーバスです。実際現地ではそういう呼び方をされています。
懐かしさを感じさせる車体を利用した観光地での周遊バスに使われることが多いです。日本でもそういう使われ方ありますよね。
このトロリーバスはケーブルカーコンセプツ(Cable Car Concepts; CCC)という会社が製造したものです。弊ブログでは初登場だと思います。このNo.15は後ろにトレーラーを連結した2両編成で走っているのが特徴的です。
風の洞窟へ行くにはカナダ滝とアメリカ滝の間にあるゴート島へ渡る必要があります。ゴート島はアメリカ領となっていて、アメリカ側には橋が架かっています。なので、カナダ滝の流れるナイアガラ川本流の間に米加国境が横たわっています。
写真の橋を渡ってゴート島へ上陸します。
ゴート島はここです。滝や国境の位置関係を確認しておいてくださいね。
風の洞窟は島の北西側にあります。
風の洞窟へ至る足場の入り口へ来ました。船上から見ていても分かる通りずぶ濡れ必至なので、ここでも合羽を着ることになります。風の洞窟の合羽は黄色なんですねー。あとは全員サンダル履きに履き替えです。上も下もびちょびちょになるってことですか・・・。こういうカラッとした天気の時は気持ちいいでしょうな?
Nice boat.
ゴート島の崖を下っていきます。地下通路を降りていって、地下を出たらそこは崖の下のような進み方です。奥にはアメリカ滝が見えます。風の洞窟はアメリカ滝を間近に感じるアトラクションなのです。
ナイアガラの滝は落差は大したことないと言っても下から見上げると迫力すごいですね。滝の迫力は落差よりも水量なのですよ。
内陸部なのに大量のカモメがいます。船上からも見ましたね。一大コロニーになっているんじゃないでしょうかね。
なんだてめー。目線ありがとうございますー。
轟音すごいですよ。なんならこのあたりからもう水煙で濡れ始めてますからね。
本流から逸れた水流です。ミニナイアガラの滝といったところでしょうか。こういう水の流れを眺めるのが好きです。
一方こちらがアメリカ滝の本流です。写り込んでいる人間と大きさを比べてみてくださいね。
滝っていうか風呂桶から溢れ出たお湯みたいな趣もあります。
もうね、びしょ濡れです。カメラが濡れて故障しないように合羽の中から出し入れするのが大変です、はい。
人間のなんと小さきことよ。
足場が浸水しているんだもん。
ここが足場の最深部です。つまりアメリカ滝に最も接近できる地点です。いうほど洞窟要素は無かったですね。これはもう、濡れたもんがちというか、濡れるのを楽しむアトラクションですな。カメラで滝の雄大さを撮ってやるぜと言うには少し疲れるやつでした。
ちなみにカナダ側にもカナダ滝の真横まで近づける同様のアトラクションがあるんですが、アメリカ滝で十分満足できたため行きませんでしたよ。
最深部まで到達したら、あとは来た道を戻るだけです。
有名所のアトラクションは楽しめましたので、これでアメリカとはバイバイしようと思います。空港の乗り継ぎなどを除けばなかなか短いアメリカ滞在時間だったんじゃないでしょうか。
ちなみにアメリカ側のナイアガラフォールズ市はニューヨーク州内に存在します。なので一応、今回のこれでニューヨーク(州)に足を踏み入れたことになります。よって「ニューヨークに行ったことあるもんね!(ニューヨーク市に行ったとは言っていない」と自慢できるわけです。しょーもない自慢ですけど。
ついでにも少し話を逸らすと、ここから南東に30kmくらい行ったところにバッファローウイングチキン発祥の街と言われるバッファロー市がありにけり。ここにはアメリカ海軍の軽巡洋艦USSリトルロック、潜水艦USSクローカー、駆逐艦USSザ・サリバンズなんかが一箇所に保存されている公園がありますので、足を伸ばしてみたかったなーと今でも少しだけ引きずっています。特に軽巡洋艦の記念艦は珍しいですからね。
というところで今日はここまで。
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