黒鉄重工

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ビクトリアの沿岸要塞跡地を見学する その3【2016/3/16】

2020-02-04 22:16:11 | 日常記
ロッドヒル要塞の砲台陣地の続き。
盛土の上に立ってみる。もちろん立ち入りできるところです。


あれが大砲です。ちょうど人間がいるので対比できます。建設当時(1897年)としては大きい大砲だったかもしれませんが、やっぱり頼りないかなぁ。


射撃管制区画。


探照灯小屋は海上からの視認性低下のために盛土に半分埋まっています。使わない時は窓の蓋を閉めているんだろうなと。


全体をば。手前と奥で地面に高低差があります。砲台の部分は深く掘り下げる必要があった?


盛土の向かいに建てられてる小屋(一番上の写真に小さく写っているやつ)。
特に説明が無かったので用途不明。詰め所?


中はもぬけの殻。





少し高いところから見る。
ロッドヒル要塞の見ているのは南側で、水平線の向こうは太平洋ではなくセイリッシュ海という水道で、アメリカ合衆国ワシントン州のオリンピック国立公園やポートエンジェルスという町があります。両者の距離は約30kmなので、目と鼻の先です。この要塞の対米戦は十分想定されていたことだと思います。

余談ですがセイリッシュ海  (Sailish Sea) と入力しようとしたら「セイリッシュ海における人間の足の発見」というのが予測変換の候補に出てきました。こんなん予測変換どういう需要があるんだと初めてGoogle 日本語入力に疑念を抱きました。
ここで書くのは完全に蛇足なので(足だけに)、気になった人は調べてみてください。


砲台陣地の塀。窓が並んでいます。もうね、日本の城の塀にしか見えないのよ。


この窓の用途はまさに日本の狭間、銃眼と同じもの。この窓から銃を撃って塀で防御しつつ攻撃するのです。
ここはそれを体験するところになっていて、お誂え向きに台と銃の模型が置かれています。


塀の内側から外側へ向かって窓が窄まっていく構造も同じ。内側からは銃の照準範囲が広くなり、外側からは弾丸が侵入しにくいというもの。
映画だと、敵兵に塀のそばまで肉薄された後、そこの窓から手榴弾を投げ込まれて守備兵が爆発四散するやつです。


影になっていて分かりにくいですが、これは水槽です。


地形と半ば一体化しています。
これでこの砲台陣地はおしまい。


次の区画に移動中見つけた大砲。今の砲台陣地の大砲よりもでかい。でもこれは模型でありますなぁ。


一方、台車は本物だと思います。この台車を魅せるための大砲の模型・・・?


大砲を前から。


弾丸も置いてあります。本物っぽいような?

今日はここまで。




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