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シンガポールエアショーの続きです。
次はアメリカ空軍のボーイングKC-135Rストラトタンカーです。空中給油機で、実はボーイング707旅客機よりも先に開発・就役していたのは有名な話。
KB-50やKC-97といったプロペラ機の空中給油機は既にありましたが、給油する相手はジェット戦闘機やジェット爆撃機だったので速度差が大きかったです。KC-135でそれは解消されたはず。
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これも初飛行1956年、翌年就役なので大変長生きな機体です。これも長らく後継機に恵まれなかった模様。
最近になってようやく767を原型にしたKC-46が生産され始めましたが、KC-135は700機くらい造られて数もやたら多いので、まだ当分の間は飛んでいそうです。
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あんまり長い間就役しているので大規模な延命化工事を受けています。N40工事もびっくり。
分かりやすいのはエンジン換装で、J57ターボジェットエンジンをF108ターボファンエンジンに交換しています。F108はCFM56のアメリカ軍呼称で、CFM56は737やA320といった小型旅客機に採用されているエンジンです。とはいえターボジェットをターボファンに換えたのでエンジン直径は太くなっています。主翼根元側のエンジンはよく据え付けられたなと思います。
エンジン空気取入口を覆っている布には第916空中給油航空団と書かれとります。少し調べてみると、2020年時点では既にKC-46に機種転換していてKC-135Rは退役した模様。これは既に過去の姿に。なお真ん中に描かれているライトフライヤーの意図はよく分からんかったです。
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確かに737のエンジンだね、という感じ。
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胴体後部はいくつものリブで補強されていて、これも延命化工事の一環か、大変だな・・・と思っていたんですが、どうも新造時からの補強だそうですね。なぜ・・・?
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空中給油のオペ子(あるいはオペ男)が外を見る窓。その先に見えるは給油ブームと給油相手の航空機です。
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その給油ブーム。先端に付いている翼で向きを操作するんだそうな。
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全体です。
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マクドネル・ダグラスC-17グローブマスターIIIです。アメリカ空軍の地上展示では割と常連なんだなと最近は思うようになりました。地上展示に必要な人員や資材を運ぶついでに展示しているのかもしれません。
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エアショーでC-17を見るのは3回目くらいなので、特に書くこともないのですが・・・。
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主翼のパイロン。増槽でも付けるのかしら。
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いつもどおり、後部貨物扉を開いて格納庫の中を公開しています。
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ハワイのヒッカム基地からやってきたよ、との横断幕。この機体の所属する第15航空団の拠点ですね。
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オーストラリア空軍からボーイングP-8Aポセイドンです。さっき見たアメリカ海軍の機体と同型の対潜哨戒機です。なのですが、所管は海軍じゃなくて空軍なんですね。
P-8はいい加減老朽化してきたロッキードP-3の更新のために開発された機種です。対潜哨戒機を持っている国はだいたいどこもP-3なので、どの国でもほぼ同時期に後継機を考えることになっていました。そういう背景もあってP-8はオーストラリアのように海外輸出もやっています。他にもイギリスとインドも採用したんだそうな。
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オーストラリア向けのP-8はアメリカ海軍向けと同仕様のはず。
なお私、オーストラリア空軍とは初めてお会いしたです。
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クソ暑いので翼の下で休憩・・・。
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飛べない動物を国籍章にする空軍・・・。まあ分かりやすいんですけども。
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後ろ。
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ソノブイ投下口かな。
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エンジンとか脚とか。
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オーストラリア空軍のボーイングE-7Aウェッジテイル。737NGを原型にした早期警戒管制機です。E-3やE-767を持つほどではない国向けのそれらよりも小さい機体です。胴体上には板状のレーダーが付いています。回転はしませぬ。
オーストラリアが開発を持ちかけた珍しい機体で、アメリカには採用されておりませぬ。他にトルコと韓国も採用しているんだそうな。
というところで今日はここまで。
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