今回はハセガワの「ミコヤン-31Bフォックスハウンド」を作ります。機体の名前がミコヤン31っていうなんかぼかされた感じなのが引っかかりますけど、MiG-31です。検索避け?
ハセガワのパッケージで売られていますが、中身の成形品はウクライナのICMという会社のものです。ハセガワはICMの販売代理店なので、その繋がりで製品化されたと思います。
メイド・イン・ウクライナの紙切れを添えて。
ICMのMiG-31は2006年初版です。この頃のICMのプラモデルはまだ未熟で、このMiG-31も作ってみると難物でした。
ICMのミグってリニューアルしないっけかとうろ覚えの記憶でしたが、それはMiG-25っていう似ているようで違う別の飛行機でした。あれも作ってみたいですよね。
透明部品とデカール。
デカールはハセガワ側で用意したものが入っています。
組立図の装丁はハセガワ式ですが使われている絵はどうやらICM由来かな。ただ当然ですが日本語で書かれているので理解しやすいですぞ。
機体内部色から塗ってみます。ロシア機の機体内部はターコイズグリーンです。目に優しい緑ですが普段日本やアメリカの飛行機を作っていると見慣れない色なので、これで正しいのか少し不安になります。
操縦席もそれっぽく作ります。シートベルトが彫刻済みですばらしい。このキット、凝った彫刻や部品分割をしていますが、金型技術がやりたいことに追いついていない印象でした。2020年代の今のICMならもっと良いものが生み出せるはずなので、MiG-31もリニューアル希望ですね。
機体はすごい尻餅しそうな形をしているので、機首にたくさん重りを詰め込みました。MiG-31の機首はとても太いので、重りもたくさん入ります。
機首は上下貼り合わせです。これだと機首側面の彫刻はあってないくらい浅いので、スジ彫りして彫り直しました。
上下の部品の貼り合わせもよくないので、ラッカーパテで隙間を埋めて帳尻合わせです。めずらしくうまく埋められたかな。
空気取入口にはよく分からない蓋のような部品をつけるみたいです。
空気取入口の中を見ると上に穴が空いているように見えてかっこわるいので蓋をしたほうが良さそうです。
胴体と主翼の接合は、隙間が大きかったのでここもラッカーパテで隙間を埋めました。ここで間違えて主翼に上反角を付けてしまいました(泣)
機体塗装をしました。大型機なので塗るのはそれなりに大変。機体はC308グレーFS36375で塗りました。
機体の退色汚れを出すためにウェザリング塗料のマルチホワイトを全体に塗りました。
一度塗布した後にムラが残るように拭き取ってそれっぽさを目指しました。
うまくできたような、そうでもないような。微妙。
デカールを貼ってつや消しトップコートを吹きました。
脚やミサイルなどを付けて完成です。脚の接着は繊細な部分もあるので本体の重さに負けないか心配です。
他の1/72飛行機(F-16とMiG-21)ち並べてみましたけど、でかいなMiG-31。
工作マットを易易と占拠する大きさです。
ここまで大変でした。東欧キットは一筋縄ではいかないです。
お腹と主翼には大きいミサイルを6発も抱えています。頼もしいですね。
車輪は変わった配置をしていて、ちゃんと6輪とも設置できているか心配です。
エンジンノズルは、シルバーの上にスモークを筆塗りで塗って変化をつけました。こういう表現もありだなと思った次第です。
完成品はギャラリーにて。
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