The Axidentals with The Kai Winding Trombone/The Axidentals
(ABC paramount ABC-232)
(ABC paramount ABC-232)
たまにはコーラスもいいな!なんて思いながら混声ボーカルはというと、以外と手持ちが少ない事に気がつきます。混声ボーカルでは何といってもLH&Rが有名ですが(J&Rはduoでコーラスと言うのかどうか・・・)、イキのいいコーラスをと思い取り出したのがこのアクシデンタルズです。サンフランシスコ州立大学で出会った4人組(男性3人と女性1人)の混声でビビッドで楽しいコーラスを聴かせてくれます。バッキングはトロンボーンのカイ・ウィンディングのグループで、Wayne Andre(tb)の参加もあり、フォー・フレッシュメンを意識したアルバム造りのコンセプトが垣間見えます。ミルト・ヒントン、オシー・ジョンソンなどの手堅いプレーヤーの参加もあります。他のメンバーについては不明です。 選曲も素晴らしいです。A面冒頭の"Day In, Day out"でいきなりコーラスの楽しさに引き込まれます。"You Don't Know What Love Is"のようなバラードにも巧みな対応が聴けますし、"Gypy In My Soul"や"No Moon At All"のコーラスもいいですね。B面では, 何と言ってもマイルスの決定的名演で知られる"Walkin'"がすきですね。LH&Rのようなブルースフィーリングは乏しいですが、コーラスの楽しさにあふれた歌唱で楽しめますよ。"Out Of This World"のハーモニーも見事です。
ブログ仲間のbassclefさんが言うところの”ギザエッジ”をもったabc- paramountのモノラル盤です。コメディアンのようなジャケ写はどうかと思いますが美しいコーティングカバーです。たまにはコーラスも良いですね。