67camper's Blog

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FENで頻繁に流されたトニ・アーデン

2006-09-05 00:10:18 | jazz & vocal
Miss Toni Arden/Toni Arden
(Decca DL8651)


 Deccaはジャズボーカルもさることながら、本日紹介のトニのようなポップボーカルものも多く白人、黒人、非歌手(俳優、ボードビリアン)、コーラス等と極めて多彩なラインナップでコレクター泣かせであると言われています。Jazz系のモノではサッチモ、ビリー・ホリデー、エラ、カーメンなどがその代表ですよね。

 本日紹介のToni Ardenはやや甲高いきれいな張りのある高音が特徴で40年、50年代にFENでは花形スターであったと言います。ラルフ・バーンズのオケがバックを勤め、スインギーな曲からバラードまで力強い歌唱を聴かせてくれます。A面冒頭の"Sand I n My Shoes"での彼女の美しい声に思わずニンマリしてしまいますね。選曲も素晴らしくA面では"You Stepped Out Of A Dream", "Let's Face The Music And Dance", "Autumn In New York", B面の"That's All"や“Be my Love"等の佳曲が取り上げられています。またA面ではイタリアンタッチ、B面ではフレンチタッチと呼ばれるメドレーが配され、A面では”帰れソレントへ”、B面ではおなじみのテーマが泣かせる"Sur Le Pont D'Avignon"の歌唱が目玉になっていますね。知名度は低いですが、彼女の声質一度体験しても良いのでは?

 アルバムはDeccaのレインボウレーベルで”by Decca Records Inc. New York, U.S.A.”から言いますと60年代の再発盤と思います。