67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

アート・ファーマーとビル・エバンス

2006-09-15 22:56:58 | jazz & vocal
Modern Art/Art Farmer
(United Artists UAL-4007)


 ジャズ・フリークの皆様、1週間のご無沙汰でした。昨週、金曜日にバタバタ状態で富山のVolkswagen Meeting 2006というイベントに言って来た関係で、長く続いた毎日更新も完全に途切れてしまいました。いつから復活しようか迷っていたのですが、なかなかアンプの電源を入れるに至らず、イベント、ロングドライブの疲れもありボーッとした毎日を送っておりました。

 復活、第1弾に何を出そうかと考えていましたが、スピーカーの上に積み上げた一枚から今日のアルバムをチョイスしました。アート・ファーマーでは、自分ではソニー・クラークのクールストラッティンのややかすれた感じですが天を突き刺すようなトランペットプレイが一番好きですが、このアルバムもなかなかの出来で、愛すべき一枚です。決して、フリューゲルのファーマーじゃなくって、やはりトランペットのファーマーがすきですね。 さてこのアルバム、音楽的にはゴルソンのコンセプトを強く感じ、ジャズテット風のユニゾンと”こんなプレイするんだ?”とちょっとビックリのエヴァンスのピアノで有名なファーマーの快作です。A-1nのMox Nixの出だしのエバンスのピアノにサプライズしたと思うと、かすれたファーマーのトランペットサウンドによしよしなんて一人で納得してしまいます。2曲目の"Fair Weather"はよりジャズテット風で裏のライナーを見てみるとゴルソンの曲でアレンジも彼!サブトーンを交えた彼のテナープレイもさることながら、ゴルソンらしい佳曲である事がわかります。B-1のジュニア・マンスのJubilationも同趣向の曲でジャズテット風の演奏が聞けます。A-3のDarn That DreamやB-2のLike Someone In Loveバラードプレイも捨て難いですね。

 盤はユナイテッド・アーチストのモノラル盤、即ち赤ラベルオリジナルで、国内盤ではとても見られない輪郭クッキリの美しいコーティングカバーが素晴らしいですね。