Crazy Baby/Jimmy Smith
(Blue Note 4030)
(Blue Note 4030)
このイントロがアラビア音楽風に聴こえるのは自分だけでしょうか。マーチ風のドナルド・ベイリーのドラムに導かれて始まるスミスが奏でるテーマがとってもいいですね。あっ、曲名の紹介を忘れていました。"When Johnny Comes Marching Home", 邦題は“ジョニーが凱旋する時”という何とも勇ましいタイトルです。もう、このテーマを聴いて一発で好きになりましたね。スミスのLPにはこのようにシンプルなオルガントリオのモノと、ホーンを配したジャム・セッション風のアルバムとがありますが、トリオにしてこのダイナミズム。これがスミスの真骨頂ですよね。勿論、華やかなモーガンやドナルドソン等のホーンプレイヤーの演奏が聴けるのもいいのですが、むしろこのトリオものがスミスのプレイが全面にフィーチャーされスミスファンには応えられないですよね。ここではQuentin Warrenのギターを加えたトリオでの演奏が聴かれます。
ジョニーに始まるA面は"Makin' Whoopee", "A Night In Tuniaia", B面は"Sonnymoon For Two", "Mack The Knife", "What's New"と言った名曲揃いと言うのも嬉しいですね。でも何と言ってもA-1の「ジョニー」が素晴らしいですよね。ジャガーとチェックのワンピースを着た女性をあしらったカバーも有名ですよね。
モノラル盤で自分が所有する数少ない "47 WEST 63rd NYC" アドレスのアルバムです。deep grooveもちゃんとありまっせぇ!