Christmas With McGriff/Jimmy McGriff
(Sue LP1018)
(Sue LP1018)
クリスマスは欧米諸国ではアジアと違い正月よりも重要視されていて"Holidays"なんて呼ばれますよね。ジャズもこのシーズンに因んだモノが一杯制作されています。特にシナトラ、トニー・ベネット、ナット・キング・コール、エラ、ドリス・デイ、ローズマリー・クルーニーなんて言うのは有名ですよね。インストものでもいくつかありますが全編を通じてなんてのは、あんまりないのかも・・・。以前取り上げたのもオルガンものが多かったですね。御大ジミー・スミスを始め兄弟盤のボビー・ティモンズとドン・パターソンとか・・・。他にはデューク・ピアソンとかケニー・バレルなんてのもありましたね。
恒例と言ってはなんですが、クリスマスアルバムを一枚だけ、アップします。やっぱりブログでもクリスマスの雰囲気って大事ですものね。何といっても、視覚的に訴えろ”!ということでこのマグリフの盤なんてどうでしょう。演奏は“んー”って感じかもしれません。細めのザラッとしたオルガンサウンドで始まるA-1の"White Christmas"これが鬼門です。ちょっと聴いていやになる事もおおいのですが、聴いてるうちになれてくると言うか、続くA面のマグリフのオリジナル2曲では彼本来のソウルフルなサウンドでよしよしとなるわけです(笑)。クリスマススタンダードは結局、ホワイトクリスマス、サンタがママにキスをした(逆か?)、サンタが街にやってくる、赤鼻のトナカイ、ジングルベルと有名どころは全部収録してますって感じです。この中では低いキーをふんだんに使った”サンタが街にやってくる”の出来が最高ですね。オルガンサウンドに慣れてない方は眉をひそめてしまうアルバムかも知れませんが・・・
Sue Recordらしいソウルフルな仕上がりでのモノラル、オリジです。カバーを楽しんでいただければ100%です。“メリークリスマス!!!”