春のうららの隅田川(すみだがわ)、
のぼりくだりの船人が
櫂(かひ)のしづくも花と散る、
ながめを何にたとふべき。
見ずやあけぼの露浴びて、
われにもの言ふ桜木(さくらぎ)を、
見ずや夕ぐれ手をのべて、
われさしまねく青柳(あおやぎ)を。
錦(にしき)おりなす長堤(ちょうてい)に
くるればのぼるおぼろ月。
げに一刻も千金の
ながめを何にたとふべき。
のぼりくだりの船人が
櫂(かひ)のしづくも花と散る、
ながめを何にたとふべき。
見ずやあけぼの露浴びて、
われにもの言ふ桜木(さくらぎ)を、
見ずや夕ぐれ手をのべて、
われさしまねく青柳(あおやぎ)を。
錦(にしき)おりなす長堤(ちょうてい)に
くるればのぼるおぼろ月。
げに一刻も千金の
ながめを何にたとふべき。
この歌詞は誰でも知ってる、あるいはみんなが学校の音楽の授業でも習った明治の大作曲家滝廉太郎作曲の名曲です。この有名な歌詞は武島羽衣によるもので当時我が国に紹介された漕艇(早慶レガッタ)の様子を詠んだものだと言います。実に、春らしいいい詩ですね。
J-POPでは『花』と言うと何と言っても喜納昌吉さんのものが有名で、この滝の『花』があまりポピュラーとして取り上げられる事はないですが、フォークルの加藤和彦さんとアルフィー坂崎幸之助の両氏が結成したユニット「和幸」が『ひっぴいえんど』で取り上げました。アルペジオを主体にしたアコギのサウンドと彼らのハモリ、間奏の鍵盤ハーモニカ(アコーディオンかな?)が絶妙の雰囲気を示す好バージョンです。このスコアが、日頃67camperが愛読する「Acoustic Guitar Magazine 39」に掲載されました。ちょっと春に向けて練習したい一曲ですね。
J-POPでは『花』と言うと何と言っても喜納昌吉さんのものが有名で、この滝の『花』があまりポピュラーとして取り上げられる事はないですが、フォークルの加藤和彦さんとアルフィー坂崎幸之助の両氏が結成したユニット「和幸」が『ひっぴいえんど』で取り上げました。アルペジオを主体にしたアコギのサウンドと彼らのハモリ、間奏の鍵盤ハーモニカ(アコーディオンかな?)が絶妙の雰囲気を示す好バージョンです。このスコアが、日頃67camperが愛読する「Acoustic Guitar Magazine 39」に掲載されました。ちょっと春に向けて練習したい一曲ですね。