67camper's Blog

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ウエストサイドストーリーはやっぱりOPトリオだね!

2009-03-26 02:19:58 | jazz & vocal
West Side Story/Oscar Peterson
(Verve V6-8454)


 もともとはロミオとジュリエットにインスパイアされ、アメリカ系とプエルトリカンの少年ギャング団の抗争、恋を描いたミュージカルですが、61年に映画化されジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッドの主演でアカデミー賞を受賞した作品ですよね。個人的には、この映画の方しか知らないですが、チャキリスのダンス、ナタリーの美しさが強く印象に残っています。この挿入曲が素晴らしく、ジャズメンも好んで取り上げていますよね。パッと思いつくだけでも、アンドレ・プレビン、スタン・ケントン、マリアン・マクパートランド、そして本日アップのオスカー・ピーターソンなどがありますよね。中でもOPの円熟したトリオの演奏は素晴らしく個人的にはダントツと思っています。

 62年の録音で、OPトリオはOP, Brown, Thigpenの固定メンバーでVerveに次から次へと録音を重ねていた時代であり、OPのテクニカルでスウィンギーなピアノ、重厚なブラウン、スピード感溢れるブラシとシンバルが印象的なシグペンのドラムとどれをとっても全く穴がないですよね。A面冒頭の"Something's Coming"の三位一体のトリオの一糸乱れぬ快演に思わず頷いてしまいます。個人的には、B-1"Tonight"に於ける唸りを伴ってのスピード感溢れるOPのピアノが好きですね。登場人物の名を冠した"Jet Song"や"Maria"定番でトリオの息もピッタリの快演だろうと思います。

 所有盤はT字のMGMステレオ盤です。OPのミュージカルものではこれとMy Fair Ladyと揃えて所有したいものですね。