67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

Celloを弾くRed Mitchell

2006-06-06 02:14:19 | jazz & vocal
Rejoice!/Red Mitchell
(World Pacific Jazz PJ-22)


 レッド・ミッチェルは西海岸を代表するベーシストで、その太いトーンでグイグイと引っ張っていくスタイルに特徴があると思います。ハンプトン・ホーズト リオでの仕事やマリガンカルテットでの仕事が有名なので、てっきり西海岸出身かと思いきやNYCの出身なのですね。彼はピアノ奏者としての吹き込みもあり ますが、ここでは彼のcelloをfeatureした格好で、本職のベースはJIMMY BONDに任せています。西海岸のcelloといえば何と言っても、ジャズピッカーズのハリー・ババシンが有名ですがここでは勝るとも劣らない彼の celloのダウンスラーをいかしたピチカートプレイが聴かれます。乗ってくるとスラムスチュアートばりのハミングも聞こえます。ハリウッドのルネッサン スクラブでのライブで観客の合いの手や周囲の喧騒も録音されていて雰囲気満点ですよ!  
 メンバーはMitchell(cello), Jim Hall(g), Frank Strazzeri(p), Jimmy Bond(b), Frank Butler(ds)の5重奏団です。ジムホールのプレイはコードワーク、シングルトーンで手堅いプレイに終始します。StrazzeriのピアノもA- 3のRejoiceでやB-1のBlack Eyed Peas(曲はBlues in the Closetと同じ)で好調なソロを聴かせます。B-2ではYou'd be so niceのミッチェルのハミングを入れたソロが素晴らしいです。 ラストのチュニジアの夜では、バトラーの独壇場、ロングソロでフィンガードラミングを交えたプレイで彼の卓越したドラムプレイが聴かれます。あまり紹介さ れる盤ではないですが、リラックスしたライブ録音で結構聞きどころの多いアルバムになっているのではと思います。  

 黒のワールドパシフィックジャズでおそらくオリジンと思います。渋いアルバムです!!!

ジョイ・ブライアンはどうですか?

2006-06-05 00:10:14 | jazz & vocal
Joy Bryan Sings/Joy Bryan
(Mode MOD-LP#108)


 50年代のウエストコーストジャズを語る上で、Modeレコードを忘れる訳には行かないでしょう。パシフィックやコンテンポラリーが重要である事は言う までもありませんが、このModeも30枚のリリースがあり、前2者に続く存在かも知れません。この時代にはハリウッドではいくつかのマイナーレーベルが 存在する訳ですが、このModeはマーティ・ペイチを音楽監督にすえ、新進気鋭のアーチストの初リーダー盤を次々とリリースしていきます。このジョイ・ブ ライアンもジミー・ロールズのすすめでペイチが発掘したシンガーで、後のレスター・ケーニッヒのワイフになった女性でもあります。Modeのボーカルと言 うと、ルーシー・アン・ポークのアルバムが何と言っても有名ですが、この盤は風邪ひきアルバムがほとんどで、コンディションが良いものがないという話でも 知られ、垂涎の幻盤ですよね。このアルバムほどではないですが、ここでUPしたJOY BRYAN SINGSもそこそこ幻化しているアルバムではないでしょうか。  

 デビュー盤とは思えない粋で癖のないナチュラルな歌唱が聴かれますが、伴奏陣もペイチのセプテットがつとめ、これがまた素晴らしく、デビューにかける ディレクターの意気込みを感じます。Marty Paich(p), Bob Envoldsen(vtb, cl, bcl), Herb Geller(as, cl), Ronnie Lang(cl, bcl, as), Jack Sheldon(tp), Red Mitchell(b), Mel Lewis(ds)の7人で、このメンバーだけみてもジャズファンの脳みそをググッと刺激するのではないでしょうか。いずれもウエストコーストの名プレー ヤーで各自のソロスペースも充分に確保されておりインストファンも絶対楽しめます。演奏曲も片面6曲ずつで"Round Midnight"や"My Shining Hour", "My Heart Stood Still"などのスタンダードも聴かれます。なかでも"When The World Was Young"の語りかけるような歌唱は素晴らしいですね。もう一枚コンテンポラリーにもリーダー作がありますが、こちらもWynton Kellyの伴奏が聴け好盤です。  

 モードのオリジナル・モノ盤です。モードのカバーはご存知のようにEva Dianaの躍動感のある肖像画が使われていますよね。また、バックカバーは紺色で統一されておりこれまたコレクター魂をくすぐる点ですね!

梅雨入りまじか・・・の紫陽花

2006-06-04 11:13:19 | 輸入住宅

 梅雨に入りそうで入らない昼下がりですね。久々ののんびり日曜日ですが、自分の部屋だけは熱気ムンムンです。というのも自分の部屋は窓が少なく真空管アンプと白熱灯の放熱が災いしています。(まあジャズを聴いたりギターを弾いたりするにはもってこいですが・・・。冬場は他より数段暖かい!)さらに全館空調のため他の居住空間を考えると冷房を入れる事も出来ず自分の部屋だけが超暑い状態です。この季節はじめじめしていやですね。こんな中でjazzを聴いてま~す。
 自宅の周りも、雑草が増えて来て醜くなって来ています。玄関脇のちょっとした花壇に植えている、紫陽花が咲き始めました。これが出てくると梅雨ですね。築6年で少しすすけて苔むす状態のラップサイディングとブルーのパインシャッター、ライラックカラーの紫陽花と木々の緑が妙にマッチしていましたのでUPしてみました。
 いよいよ本格的な梅雨ですね。

クリス・コナーとメイナード・ファーガソン

2006-06-04 07:00:14 | jazz & vocal
このログは2006年3月17日にアップしたものですが、この記事に集中的に無関係なトラックバックを送られるため、オリジナルのログを削除し、再度のアップです。


Double Exposure/Chris Connor and Maynard Ferguson

(Atlantic 8049)  

 今日は久しぶりにボーカルでも聴いてみよう。ということで白人女性ボーカルでは超有名、魅惑のハスキーボイスのクリス・コナーです。このアルバムでは Maynard Ferguson Bandとの共演のAtlantic盤です。Fergusonはいつものハイノート連発でインスパイアされたコナーのボーカルとの相性はバッチリです。ア レンジは後のCTIレーベルで活躍するDon Sebeskyです。  

 A-1のサマータイムから、コナーのノビのあるハスキーボイスがゆったりとしたリズムに乗ってあらわれ気持ちがいいですね。間奏の Fergusonのトランペットも好調です。"I Only Have Eyes For You", "It Never Entered My Mind"と個人的に好きな曲が並びます。B-3の"Black Coffee"もいいトラックです。クリスの歌唱のバックのアンサンブルのオブリガートがカッコいいですね。ここではFergusonはミュートをつけて ますがハイノートをヒットしまくりです。

 クリス・コナーのAtlantic時代には、たくさんの名盤がありますが、ファーガソンとの共演のこの盤もなかなか捨てがたいですよ。 盤はアトランティックのオレンジ/紫、白ファンで多分オリジナルです。ジャケもやたらと紙質がぶ厚くいい感じです。

いただいていたコメントは以下の通りです。

おはようございます。 (swan) 2006-03-17 06:35:59
またまた見たことのないレコードです(笑)私の手持ちのコナーのアトランティック盤は・・と探すと“chris connor/Atlantic 1228”というレコードがありました。(勿論国内盤です 笑)しばらく聴いてないものでしたが、裏を見るとJ.Lewis O.Pettiford C.KayらのカルテットやZ.Simsが入ったコンボが伴奏をつけているではないですか。(今頃発見している)早速今晩再聴してみます。それにしても 67camperさんオリジ盤とは羨ましいです。

Chris Connor/Atlantic 1228 (67camper) 2006-03-17 06:50:09
swanさん、おはようございます。自分もこのLPは国内盤、それも1500円で買った廉価盤です。モノクロのカバーの奴ですよね。これも いいですね。クリスクラフトと並ぶatlanticのConnorの代表盤と言われているあるばむですよね。クリスクラフトは以前にwebの方でUPして います。
http://mb.scatv.ne.jp/~masa10/chrisconnor.html
どのアルバムとってもコナーのハスキーボイスがすばらしいです。
大好きなシンガーです。


攻撃されたWallington

2006-06-04 06:35:21 | jazz & vocal
このログは2005年10月20日にアップしたものですが、この記事に集中的に無関係なトラックバックを送られるため、オリジナルのログを削除しました。戴いたコメント、TBは本文中で可能な限り再現しました。こう言うネット上の攻撃はけしからんです。どういうつもりなんでかねぇ!!!


The New York Scene / George Wallington
(New Jazz 8207 jp reissue)


 Wallingtonは40年代後半から50年代に活躍した白人ピアニストです。日本に幻の名盤ブームが席巻したおり、"The Carrriage Trade"や"Live at the Cafe Bohemia"などは恐ろしく高価でしたね。今では国内盤、CDで容易に手に入りその演奏がベールを脱いだと言えます。  このアルバムは前述の2枚のアルバムほど知名度はないですがフロントにドナルド・バード、フィル・ウッズを加え、funkyでemotionalな演奏 が聴かれます。個人的にA-1の"In Salah"が哀愁のあるテーマで大好きです。作曲は、モーズ・アリソンです。


Back Country Suite/Mose Allison
(Prestige 7091 ojc reissue)


 Allison の"In Salah"はこのデビューアルバムで聴くことができます。blues feelinngあふれる好演です。古いサイディングの壁とドアのカバーが素敵です。アリソンはこのアルバムを始めプレステッジの他のアルバムでも渋い ボーカルを聴かせてくれます。Salahは北アフリカ/モロッコの古都でローマ帝国時代に栄えた街の名前とのことです。何となくエキゾティックなメロディ ととてもマッチしています。マイナーなアーティストかもしれませんがチャンスがあれば聴いてみてください。

いただいていたコメントは以下の通りです。
 
TBありがとうございました (バブ) 2005-10-23 20:27:48
TBありがとうございました。 ウォーリントン、いいですよね。 「THE PRESTIDIGITATOR」なんかもけっこう聴きますよ。 これから、飲みに出かけまーーーす!!

the prestidigitator (67camper) 2005-10-23 21:02:09
そうですね。 これはJRモンテローズのテナー・ワンホーンのIn Salahが聴けますよね。 このテナーのかさかさの音色がいいですよね。 モンテローズの隠れた名演かもね。

いただいたTBです。
George Wallington『Jazz For The Carriage Trade』 (kumac's Jazz)  
ビーバップの、あたかも神から授けられたかのような奇跡的なフレーズが洪水のごとく、ジャズの新しい即興による創造行為として、パーカーやパウエルらに よって、生まれ続けていたときに、その音楽性に共感し、ジャズ界に身を置き、バッブのピアニストとして演奏方法を身に・・・・・・

Jimmy & Wes

2006-06-04 02:07:35 | jazz & vocal
The Dynamic Duo/Jimmy Smith & Wes Montgomery
(Verve V6-8678)


 ビッグネームの共演はともすれば、コンセプションの違いで思っていた程の効果が上がっていないと感じる事も多いかと思います。ジミー・スミスとウェス・ モンゴメリーはそれぞれの楽器を代表する第1人者であると万人が認めるところであります。ギターとオルガンというのは楽器の組み合わせとしては最もポピュ ラーな組み合わせですが、この2人の強烈な個性の共演を実現させたクリード・テイラーの手腕に脱帽です。ジミー・スミスはブルーノートの重要なアーチスト として抜群の人気を誇り、すでにその名声を確立していましたし、ウェスもリバーサイドのアルバム群で独自のピックを使わない演奏スタイルとそのオクターブ 奏法で第一人者の名声を欲しいままにしていました。ともに後にはややコマーシャルな音楽スタイルに変わっていく訳ですが、ここではまだ黒人ならではのファ ンク、グルーブが横溢する演奏で、その強烈な個性の2人の共演をさらに煽るオリバー・ネルソンのビッグバンドの演奏、そしてアレンジャーとしての彼の役割 も特筆ものです。彼らの本来の強烈なグルーブ感が火花を散らせたすばらしいビッグバンドアルバムがこれです!!!  

 サイドAが何と言っても素晴らしいですね。A-1の"Down By The Riverside"からもうノリノリです。両者のソロが素晴らしいのはもう当たり前、バックに回った時のコンピング、コードワークも聞き物、さらにネル ソン楽団のセカンドリフも演奏を盛り上げていきます。A-2のジミー・フォーレストのナイトトレインもR&Bの名曲ですが、8ビートに乗ったノリノリプレ イで、ここまで聴けばこの共演がいかに素晴らしいかわかる筈です。サイドBでは、ネルソン楽団抜きのカルテット(ジミー、ウェス、レイ・バレットのパー カッションとグラディ・テイトのドラム)の演奏も2曲あって彼らのコンボ演奏も楽しめますが、サイドAのダイナミズムにはかないませんね。  

 腕をクロスさせてサンドウィッチをほおばる2人のカバーが印象的です。1966年の録音で、この時代のVerveはオリジナルがT字MGMですかねぇ?情報ありましたら教えてね!!!

GillespieにみるVERVEの混沌

2006-06-03 00:24:59 | jazz & vocal

Dizzy And Strings/Dizzy Gillepie
(Norgran MGN-1023
)

 Verveはその前進レーベルとしてノーグランとクレフが存在する事は皆さん衆知のことと思います。また、カバーにDSMという類い稀な才能をもった輩 を使用し、数々の粋なジャケットデザインを提供したレーベルでもあり、コレクターの心をくすぐる対象です。しかしながら、この混沌とした発売方式、再発、 ジャケの変更はコレクターにとって途方もなく厄介なレーベルで、同じ内容のジャケ違いを何度となく購入してしまう事実が起こってしまいます。それでも、カ バーの魅力に誘われて、購入しては“同じだったか!”と後悔するハメに陥った方は数々居るのではないでしょうか。今回も久しぶりにこれを遣ってしまいまし た。


Dizzy Big Band/Dizzy Gillespie
(Verve MGV8178)

 
 これを以前から所有していたのですが、Norgran盤を購入して裏の曲目とライナーを読んでいて”あれー!"て感じで、discographyを紐解 くと”やはり”でした。Verve盤が再発でオリジナルがノーグラン盤のようです。これをやられるので参ります。結局、getしたノーグラン盤のDSMの アートを楽しむのみ?となりました。

 さて、演奏は基本的にビッグバンドなのですが、サイドAがノーグランのタイトル通りのJohnny Richardsの9ピースのストリングスが入ったものでピアノのWynton Kellyの参加がうれしいですね。 サイドBはガレスピーのビッグバンドオンリーでよりジャズ的です。サイドAでは、ストリングスに乗ったガレスピーのきれいな音色のハイノートが楽しめま す。得意のヴォーカルも1曲聴かせてくれますね。サイドBではガレスピーばかりでなくバンドのメンバーであるJ.J.Johnsonのボントロや Lucky Thompsonのテナーソロも所々にフィーチャーされています。短いピアノソロですが、Wade Leggeのピアノソロも光ります。(pianoについてはB面ケリーじゃないかと思うところもあるのですが・・・)

 センターレーベルはノーグラン盤が黄色レーベル黒ロゴの溝あり、VERVE盤はトランぺッターです。皆さんも、同じものには注意しましょうね!もっともコレクター心理としてはカバー違いは別物という認識かも知れませんが・・・(笑い)

やっぱり大好き!Wynton Kellly

2006-06-02 01:25:12 | jazz & vocal
Full View/Wynton Kelly
(Milestone MSP9004)


 Wynton Kelly, 彼のピアノには今まで何度となく自然に体を揺らされる体験を味わわせてもらいました。もうジャズを聞き始めてから30年間ずっとこの現象は、自然に起こっ て来るのです。もちろん、彼のbestは"Kelly Blue"かVee Jayの3枚のアルバムのどれかを挙げる方が多いでしょうが、リーダーアルバムだけでは彼の魅力のごくほんの一部しか楽しめてませんよね。こんな思いの ジャズファンは自分をはじめ本当にたくさん居るのではないでしょうか?彼のキャリアで最も有名なのは、何と言ってもマイルス・デイビスのグループでの仕事 である事には皆さん異論のないところでしょう。他にもビッグネームとの共演はガレスピー、キャノンボール、ダイナ・ワシントン、ロリンズ、ウェスなど、数 えたらキリがないほどです。それぞれのアルバムで、彼のシングルトーンのスウィンギーなピアノ、いわゆるケリー節をきいて知らないうちにリズムを取った り、頭を振ったり、大きく身体を揺さぶったりして来た訳で、こうやってみると自分のジャズ観への影響ははかり知れないものがあるなあ、なんて改めて思って しまいます。

 さて、今日のアルバム。お持ちの方も多いですよね。フルビューと題されたケリー晩年の作品です。自分と同じ思いを持っていたオリン・キープニュースがケ リーのすべてを出してやろうと制作した入魂のアルバムです。ドラムにマイルスバンドからの盟友ジミー・コブ、べースは若手のロン・マックルアです。演奏曲 もバラエティに富んでおり、すべてが5分以内の曲ばかりででとても聴きやすい作品です。おなじみ枯葉や自作のブルース"Scuffflin'"ではスウィ ンギーなケリー節を、バラードプレイをfeatureした2曲(ダイナのバックでさんざん弾いた"What A Difference A Day Made"と"Born to Be Blue")ではリリカルなタッチを聴かせてくれます。ジャズの聴き始めた頃に、新潟ジャズ・フラッシュのマスターがよく聴かせてくれたアルバムで、懐か しいですね。全編リラックスした演奏で、疲れた時などについ聴きたくなるアルバムですね。カバーの相変わらずとぼけた表情のケリーが印象的ですね(笑)

ベティ・ベネットとアンドレ・プレヴィン

2006-06-01 04:49:53 | jazz & vocal

 Nobody Else But Me/Betty Bennett
(Atlantic 1228)  

 トウモロコシで有名なネブラスカ出身の白人歌手Betty Bennettを語る上で、アンドレ・プレヴィンははずせません。先日UPのダイアン・キャロルでもそのトリオの素晴らしいバッキングが聴かれましたが、 本日アップのこのアルバムでもピアニスト、演奏陣のアレンジャーとして彼が活躍しています。こうやってみると、ヴォーカルアルバムへの彼の貢献度が凄い事 がわかります。さらにプレヴィンは当時Bettyの夫であった訳ですから、このような良い仕事で来たのもうなづけますね。彼女のアルバムは、もう一枚UA 盤を所有していますがここでもプレヴィントリオがバックを勤めており、Bettyとのgood collaborationが聴かれます。Betty自体はジャジーなセンスあふれるポピュラー歌手ですがなかなかの美人です。  

 さて、このアルバムは、3つのセッションからなり、西海岸の名だたるプレーヤーがバックを勤めます。Shorty Rogers(tp, flh), Frank Rosolino(tb), Bob Cooper(ts), Jmmy Giuffre(tb), Barney Kessel(g), Shelly Manne(ds)の名前がみえ、彼らのソロも随所に聴かれ、アルバムの価値をさらに高めているように思います。これらの著名なプレーヤーを統括したのが 2人のアレンジャー、夫君のプレヴィンとアトランティクレコードの音楽監督であったショーティ・ロジャースです。

 

  画像はバックカバーに載せられたフォトです。1955年録音でロジャース・プレヴィンともに若いですね。演奏曲もタイトル曲"Nobody Else But Me", "You're Driving Me Crazy", "Mountain Greenery", "You Took Advantage of Me", "Have Yourself A Little Merry Christmas"など渋い選曲がうれしいですね。
  アトランティックのブラックレーベル、シルバーロゴで当然モノラル、オリジナルです。結構、幻化していたアルバムで入手困難盤ですよね。