67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ロンドンじゃないけど・・・

2006-09-18 22:49:04 | jazz & vocal
Basie In London/Count Basie
(Verve MGV-8199)


 今晩は久しぶりにベイシーを聴いてやろうなんて考えて、取り出したのがこのアルバムです。50年代を代表する彼らの代表作ですのでお持ちの方も多いと思います。 タイトルだけ見れば、当然ですがロンドンの録音かと考えてしまいがちですが、実を言うとスウェーデン、エーテボリでのコンサートのライブ録音なのだそうです。ベイシーのこのライブ盤発売に対する熱意も相当なもので、このジャケ写をとるためにロンドンへの旅行を敢行したと言う逸話も残っており、これがこのすばらしいカバーフォトとなって我々の手許にこうして届けられているのです。

 メンバーはバンドの黄金期を支えたプレーヤーが目白押しです。サド・ジョーンズ、ジョー・ニューマン他のトランペット、ベニー・パウエル、ヘンリー・コーカー他のトロンボーン、マーシャル・ロイヤルのクラリネット、サックスにフランク・フォスター、フランク・ウェス他を加えたフロントライン、リズムはベイシー、グリーン、エディ・ジョーンズ、ソニー・ペインのいつものメンバーです。演奏曲も"Jumpin' At The Woodside", "Shiny Stockings", "How High The Moon", "Corner Pocket", "One O'clock Jump"等いわゆるベイシーナンバーがセレクトされており、ベイシー入門にはうってつけのアルバムと思います。自分が最も好きなのはA-4"Nails"です。ベイシーの間を大事にするピアノもさることながら、ベースのエディ・ジョーンズのロングソロがフィーチャーされ、”フランキーアンドジョニー”を引用しながらのソロがききものです。 B1-3のジョー・ウィリアムスのボーカルも欠かせませんね。

 以前から所有していた国内盤廉価盤ではこのいわく付きジャケ写真が残念ながらぼやけていますが、最近入手したVerveクレフシリーズのトランペットロゴ盤ではカバーの美しさが際立っています。

ブラジリアンクルセイダーズ!?

2006-09-17 23:44:50 | jazz & vocal
Voce ainda nao ouviu nada! /Sergio Mendes & Bossa Rio
(Philips P 632.701 L)

 久々にボッサでも聴いてみようと言う事で、今日はセルジオ・メンデスです。セルメンでは何と言ってもブラジル66のポップ路線が有名ですが、こう言ったハードなジャズ・サンバをその昔は得意としていました。アトランティックからでている“ビートオブブラジル”のブラジルオリジナル盤です。アレンジはやや路線が異なるとも思える巨匠ジョビンなのです。彼の曲が大きく取り上げられている所にもそれは現れています。

 ボサリオセクステットと言えば、ジャズファンにはリオの景色が中央に配されているキャノンボールとの競演盤(62年録音)が有名ですよね。このアルバムではキャノンボールがフィーチャーされボサリオセクステットの影がやや薄い印象ですが、 この64年のアルバムでは”これぞブラジリアンジャズ!”とも言うべきハードな演奏が聴けますよ。何と言っても、2本のボントロ、ラウル・ジ・ソウザとエジ・マシエルの演奏がききものですね。資料が少なくソロはどちらが吹いている全くわかりませんが、丁度クルセイダーズのウェイン・ヘンダーソン風のボントロでなかなかアーシーで聴き応えがありますよ。アルゼンチン出身のテナー奏者、エクトル・コスティータの乾いたサウンドもGOODです。前述のように、デサフィナード、イパネマ、コルコバードと哀愁のテーマで知られるジョビンの名曲がやられていますが 演奏はビックリするほどハードでブラジリアンクルセイダーズの趣きです。

 プィリップスのモノラル、オリジナルで中域が厚く良い録音です。ジャケはブラジリアン特有の薄い紙切れカバーですけどね・・・

バディ・チルダーズのワンホーンアルバム

2006-09-16 23:35:31 | jazz & vocal
Buddy Childers Quartet
(Liberty LJH6013)


 リバティレコードはウエストコーストを代表するレーベルですが、LPRではじまるポピュラーアルバムシリーズが最も知られていますよね。ジュリー・ロンドン等はその代表ですよね。あまり知られてないかも知れませんが、LJH6001からはじまるジャズ路線のラインアップがあります。このシリーズにもなかなか渋いウエストコーストジャズのアルバムが目白押しです。本日は、ケントンやハーマンのビッグバンドで活躍したトランぺッター、バディ・チルダーズのリバティ2作目のワンホーンアルバムをアップしましょう。

チルダースのトランペットはやや線が細い感じは否めませんが、美しい音色とリリカルなプレイで聞かせますよ!特にA-1の”You Call It Madness”やB-2の“You Go To My Head"の美しいバラードプレイには脱帽です。また、ここでのArnold Rossの絶妙のピアノも捨て難いですね。B-1の"It's Gotta be Happy"はこのRossのオリジナルで自身のスウィンギーなソロがいいですね。ベースのハリー・ババシンを交えたチェースも聞き物です。最後のバーニーズチューンはチャーリーバーネット楽団でバハマ楽旅中にリクエストされたものでラテンフレーバーを入れて演奏したところ好評をはくし、それをスタジオ録音に持ち込んだものでアレンジの良さが光ります。

 リバティのブルーレーベル、シルバーロゴでおそらくオリジと思います。

アート・ファーマーとビル・エバンス

2006-09-15 22:56:58 | jazz & vocal
Modern Art/Art Farmer
(United Artists UAL-4007)


 ジャズ・フリークの皆様、1週間のご無沙汰でした。昨週、金曜日にバタバタ状態で富山のVolkswagen Meeting 2006というイベントに言って来た関係で、長く続いた毎日更新も完全に途切れてしまいました。いつから復活しようか迷っていたのですが、なかなかアンプの電源を入れるに至らず、イベント、ロングドライブの疲れもありボーッとした毎日を送っておりました。

 復活、第1弾に何を出そうかと考えていましたが、スピーカーの上に積み上げた一枚から今日のアルバムをチョイスしました。アート・ファーマーでは、自分ではソニー・クラークのクールストラッティンのややかすれた感じですが天を突き刺すようなトランペットプレイが一番好きですが、このアルバムもなかなかの出来で、愛すべき一枚です。決して、フリューゲルのファーマーじゃなくって、やはりトランペットのファーマーがすきですね。 さてこのアルバム、音楽的にはゴルソンのコンセプトを強く感じ、ジャズテット風のユニゾンと”こんなプレイするんだ?”とちょっとビックリのエヴァンスのピアノで有名なファーマーの快作です。A-1nのMox Nixの出だしのエバンスのピアノにサプライズしたと思うと、かすれたファーマーのトランペットサウンドによしよしなんて一人で納得してしまいます。2曲目の"Fair Weather"はよりジャズテット風で裏のライナーを見てみるとゴルソンの曲でアレンジも彼!サブトーンを交えた彼のテナープレイもさることながら、ゴルソンらしい佳曲である事がわかります。B-1のジュニア・マンスのJubilationも同趣向の曲でジャズテット風の演奏が聞けます。A-3のDarn That DreamやB-2のLike Someone In Loveバラードプレイも捨て難いですね。

 盤はユナイテッド・アーチストのモノラル盤、即ち赤ラベルオリジナルで、国内盤ではとても見られない輪郭クッキリの美しいコーティングカバーが素晴らしいですね。

富山(帰路)

2006-09-12 06:28:36 | Volkswagen

 イベント後半は、雨の中の開催でみんな疲れ気味。各賞の授賞式を終え、PM2:00すぎ帰路につきました。天気が心配で、結局中国四国チーム3台でのロングツーリングとなりました。64年式ノッチバックの岡山在住のA氏夫妻と姫路のカルマン乗りMAXXさん親子(ベストかルマン賞おめでとう)、そして自分のキャンパーと言うでこぼこトリオです。俊敏な動きの2台に比べ、巡航速度にあがるのに時間がかかる我がキャンパー、必死について走ったおかげで長い距離を楽に帰宅する事ができ助かりました。帰りは雨も大した事なく、京都~神戸の渋滞もなく楽しいロングツーリングでした。敦賀あたりでは、後ろにタイプ1までつながり、タイプ1.2.3そしてカルマンと全車種が揃う凄いシーンもあったりで最高でした。画像は尼御前SAでのスリーショットです。

 結局、休みながらの帰宅で着いたら月曜AM2:00でした。でも楽しかった。これだからVWやめられませんね。一時はスリップサインで欠場しようと思ったイベントでしたが、H社長の強い勧めで参加させていただき楽しい週末になりました。H社長、全国のVW乗りのみなさんありがとうございました。

聖地、雨の富山

2006-09-12 06:09:21 | Volkswagen

 当日は朝から雨模様。朝8時前にチェックアウトしイベント会場へ。 天気は悪く、今にも雨が来そうで、とてもディスプレイは出来そうもない状況でした。いつも同じですが自分のキャンパーです。予定していなかった出撃なのに往復1500KMを軽々走ってしまうタフな奴です。 実際これで来てよかったなぁって思いました。仮眠も調ラクでした。BUGでの参加はやはりきつかったと思います。



 バグワークスさんのイベントはオリジナル主体で本当に楽しめますね。まさに聖地です!eribaとアイロンテールの組み合わせが最近のトレンドみたいですね。タイプ2はレイトキャンパーが旬のようですね。上はH社長と福井46トレーラさんのエリバ/アイロン、下は秋田ちゅうさんのきれいな64seablueを放出してまで購入した69westy、大阪たぬき氏のベージュの55オーバルも4穴で走り抜いて来ています。東京のZENさん、声かけていただいた長野のSさん、今回は68アイロンでこられてた長野のHさん、いつも岡山で会う64ノッチのAさん、バケロクで参加のNさんなど一杯お話が出来て楽しかったですね。天気はペケでしたがみんなスゴイVWに対する愛情を感じます! ここで再会できるのが嬉しいですよね。





 各賞の発表に、”あれ~、今年はロングディスタンス”はないのかなんて思ってたのが自分と秋田のちゅうさんでした。抽選もあたらず無冠。やっぱ雨の影響でスワップミートも少なかったのが残念ですね。やっぱり天気は大事です。

富山(往路)

2006-09-12 05:21:59 | Volkswagen

 前ログで書いたように、今回も2年前と同じようにキャンパーでの参加となりました。前回と違い、今回は一人旅。空冷サウンドと風切り音、途中四国山地と山陽道備前付近でのキャンパーのルーフを叩く雨音しか聴こえません。休憩を入れながら5時間弱走り三木SAで仮眠。一人でのキャンパー旅行は居住性が高く思ったより快適です。これなら住所不定になれる筈です。

 9日朝6時すぎに三木SAを出発。京都南で大渋滞。高速で車が停まる。なんか損した気分。(都会ではしょっちゅうでしょうが、四国ではまずないですものね。)結局事故が原因でした。滋賀県をすぎて北陸道にはいると車はやや少なくなってきます。南条SAで飲み物を物色してると、後ろから肩を叩かれる感じが・・・。嘘やろう、こんなところでなんて振り返ると、福井の重鎮K氏でした。昨年、吉井のキャンプ以来の再会です。感激!高知を出て以来、初めて他人と話をしました(大げさか?)。スタッフなのでイベントの準備に早く出発とのことでした。



 尼御前SAまで、K氏の後をついて、ゆっくりとエリバを鑑賞。走る姿は初めて見ました。かわいいですね。でも風が強いと恐ろしそう!あれ引っ張って瀬戸大橋を渡る勇気は自分にはありません。9日は天気も最高!35℃ぐらいまで気温も上がり夏のよう。尼御前SAで関西の”あほうばる”チームと遭遇。たぬき氏はホィールを落っことしたとの事でした。大事故に至らずよかったですよね。



 午後には、一昨年は台風襲来で訪問できなかった白川郷まで足を伸ばしました。福光から白川郷は約30kmですが、長いトンネルと強風の渓谷が組合わさった凄い道です。まさに世界遺産、秘境を予感させる険しいアクセスで風に弱いバスにはきつかったです。白川郷の人の多さにもやや興ざめですかねぇ。



 そして今夜のお宿はここ。会場内にあるイオックスクルム。温泉は24時間いつでもOKで、夕食は超豪華版でした。(食べきれんかった。悔しい・・・)白川郷まで行ったおかげで800KM超を走った後でしたのでホテルぐらいは豪華?にと奮発しました。

弁解、ごめんなさい。

2006-09-11 17:01:02 | Volkswagen

 すべて自分が悪いんです。日頃、自分のバグを良く見てないと言うか・・・? 9/8仕事を終えて、その晩イベント出発のため、燃料補給、空気圧チェックのためGSへ。空は今にも嵐になりそうな、黒い雨雲!雨がポツポツ。 この空と同じような暗雲が頭の中に急激にひろがって来たのです。 GSの元ワーゲン乗りの店員さんが”左後輪、スリップサインが出てますよ!”と。 (バイアスは元々フラフラなのでスリップサインが出てても良くわかりませんでした。反省!) 見てみると画像のとおり。この後、確認のため近くのタイヤ専門店に持ち込むと、”これで富山往復、1400KM、雨天は自殺行為ですよ!!”と言われてしまったのです。
  
 bugでの参加だけを考えていたので、参加を取り消そうとバグワークスのH社長に電話すると"ぜひキャンパーで来てください”とのこと。 整備もしてないのは同じ事ですが、ラジアルな分だけましかとのことでキャンパーでの参加に急遽切り換えたのです。



 この状況のため、DANさんが会場で探してくれたらしいですが見つからないのは当然ですよね。DANさん、探していただいたのに本当にすみません。会場にはいたのですが・・・。それからたいした車ではないですが自分の66を見てみたいとコメントを戴いていた皆様申し訳ありません。どうかお許しを!

ストリングスバックのジョニ・ジェイムス

2006-09-07 00:03:03 | jazz & vocal
100 Strings And Joni/Joni James
(MGM E3755)

 ストリングスとの競演は一部のジャズ・ジャイアントとのそれを除けば、ジャズファンには敬遠され続けていると思います。ボーカルファンの中には自分も含めて、ジャズインストからジャズ/ボーカルファンになった者には、出来ればスモールコンボで、でなきゃビッグバンドで、ストリングスはどうもなんて言う方が多いのではないかと想像します。ジョニの諸作はMGMに多く、既に一枚をアップしておりfavorite singerの一人なのですが、ジャケットのすばらしさでつい手を出してしまったアルバムがこのストリングス入りのアルバムです。

 ロンドンでの録音で100人のストリングスを従えて、ジョニ自身のfavorite songを唄うという企画もので、初回プレスはレコードファンである英国マーガレット王女に贈られたと自身によるライナーノートに記載されています。合成写真でしょうが、gate fold cover全体に描かれた100ピースのストリングスの豪華さと可憐な白いドレスのジョニの姿が妙にマッチしていてつい購入となってしまったわけです。彼女が得意とする"Imagination", "Too Young", "It Never Entered My Mind", "Body And Soul", "But Beautiful", "It Could Happen to You"等の選曲が嬉しいですよね。モノラルカートリッジで聴くとストリングスの音の厚さや豊かさが感じられこう言う演奏にもモノシステムの威力を感じますね。

 

 センターレーベルは黄色地の黒字のMGMモノラル盤です。Gate Foldを開いた中の画像もカラーで秀逸。ビビッドな赤いドレスのジョニに出会えますよ。B&Wのジョニも美しいですね。

イベント用サインボード

2006-09-06 06:07:11 | Volkswagen

 いよいよ近づいてきました富山のイオックスアローザで開催される"VOLKSWAGEN MEETING 2006"!

 ハリケーンから日付変更線を越えてやって来ていた台風12号も何とか日本列島を避けて通ってくれたようなので、今回の富山行脚は一昨年のようなひどい事にはならないかななんて少し胸を撫で下ろしています。台風一過の日本列島、今度は急に秋めいた感じで、涼しくなって来ましたね。昨日、blog仲間で、74bugのオーナーのkubottch@岐阜さんから直接電話を戴きました。彼によると、夜は冷え込むのでブランケットや軽めのシュラフがあった方が良いといいます。南国高知では信じられないですが、サービスエリアの仮眠には必要なようです。アノラックなどもあった方が良いとの事でした。700KMも走っていくと気候も変わるんでしょうね。まあ、乗車人員が少ないので積載スペースは今回は余裕があるのですが・・・

 さて、今回のイベント用のサインボードも出来上がりました。当日、我が66bugの脇に掲げるモノです。今回は67camper一人での富山巡礼でさびしくしているとおもいますので、このサインボード見たら気軽に声をかけてくださいね。皆さんに富山でお会いできるのを楽しみにしています。