WASEDA

2009-07-04 12:15:14 | 法科大学院関連
早稲田が定員を10%だけ削減を決めたようですね。既修150名程度,未修120名程度との事。
これで東大より早稲田の方が定員が多いということになります。中央は減らす気がないようですが,最後まで文部科学省に逆らうのが吉と出るとは思えませんが,どの辺りで着地するのでしょうか。慶應は削減を予定している,ということですが,早稲田が10%減なので,240か250辺りにしてくると思われますがどうなんでしょう。

しかし,大学のブランドや対抗意識などは無視して,過去3年間の実績で決めるべきだと思います。自由競争原理を無視した削減は自殺行為だと思う。早稲田が10%減なら慶應も10%減というのはどう見てもおかしいし,中央が現状維持というのもおかしな話。減らし方にも合理性がなければまた変なところで歪が生じてくると思う。

学生側も,新司法試験に「受からせてくれない」ローに入学しても不幸になる率が高いわけで(そういう意味でローはどこでも受かれば良い訳ではない),定員を多めにする理由はない。あえてそのリスクを背負い込んででも,とにかく受験資格が欲しいという人のために存在することになると思います。

実績準拠の合理的な削減をすべきでしょう。

というか,定員減らすこと自体,制度理念から逆行しているわけですが,当局は気が付いているんでしょうか。また文部科学省自体が「ローの教育水準は低い」と公にネガティブ・キャンペーンをやっているわけで,我々受験指導校的には見ていて変な感じがしますねぇ。ロースクールは身内に刺されているようなもんだわなぁ。

*写真は4輪バギー・アクティビティの途中で撮影。メットがとてもデカイのがセクシー。
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